
より高い目標を視野に入れ、さまざまな問題へのアプローチを学び、将来につながる真の学力を身に付ける。 SAPIXには、そのためのメソッドがあります。
合格メソッド①
思考の過程を重視する「少人数制 双方向授業」

SAPIXの授業は、解答や解き方を教えるだけの一方通行の授業ではありません。生徒と講師のやりとりで組み立てられる 「少人数制 双方向授業」です。 講師はただ公式や解法を教えるのではなく、科目を問わず、考え方や着眼点といった「意見」を生徒に求めます。一方で、生徒は問いへの答えをその場で考え(思考)、講師やクラスメートに対して自分の言葉で説明(表現)します。
双方向授業の特長
- 1.知識や解法を深く理解できる
- 講師は「なぜそのように考えるのか」「どこに着眼すべきか」といった思考の過程を重視して、生徒に問い掛けます。生徒はその問いへの答えを考えたり、クラスメートの意見を聞いたりすることを繰り返しながら、知識や解法への理解を深めていきます。こうして、表層的な理解では解答が難しい難関高校の入試問題への対応力が身に付くのです。
- 2.思考力と表現力を養成できる
- 解説を聞くだけなく、講師との対話を通して「自分で」「その場で」考えることにより、思考力を養うことができます。また、その答えを講師やクラスメートに対して自分の言葉で説明するなかで、表現力も身に付きます。こうして育まれた「思考力」「表現力」は、高校入試はもちろん、その先の学びの強固な下支えとなります。
- 3.クラスメートからも学べる
- 講師からだけでなく、クラスメートの発言からも、さまざまな考え方を知ることができます。自身では思いもよらなかった新たな「気付き」を得ることもあるでしょう。こうして多様な着眼点や思考過程に触れることで、より適した 解法を選択する力が身に付き、複数のアプローチが考えられる入試問題にも柔軟に対応できるようになります。
- 4.きめ細やかな指導を受けられる
- 生徒の発言から「気付き」を得るのは、クラスメートだけではありません。講師も生徒の発言から一人一人の考えや理解度を把握し、授業の進行に役立てます。また、得手不得手や個性に応じたフォローアップも容易になります。
- 5.意欲や関心が引き出される
- やりとりのなかで考え、表現するということは、単元や問題に能動的に向き合うことに他なりません。そうすることで意欲や関心が引き出され、学習効果が高まります。さらに、授業の予習は不要。生徒は先入観や固定 観念にとらわれることなく、授業内容に集中することができます。また、毎回初めて見る問題に取り組むことで、「見たことのないタイプの入試問題」に対応できる力も身に付きます。
合格メソッド②
反復と段階的発展が要の「カリキュラム」

「反復」と「段階的な発展」。それが、全ての科目においてカリキュラムの根幹となる考え方です。同じ単元にさまざまな角度 から繰り返しアプローチして、徐々に発展させていくことで、確かな基礎学力と柔軟な応用力が身に付きます。
カリキュラムの基本方針
- 反復学習と復習で定着させる
どの科目も、同じ単元を時間を置いて繰り返し学ぶようカリキュラムが組まれています。授業では新たな単元を学習する「導入」と、学んだ内容を定着させる「復習」を繰り返します。 - 段階を踏んで発展させていく
一度学んだ単元を、視点を変えたり掘り下げたりしながら学び、段階的に理解を深めていきます。学年が上がるにつれて学習時間が増えるとともに、学習内容が発展していくようになっています。
- 学年別の学習目標
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- 小5・6
やみくもな先取りではなく、学力の基盤を作ることが目標です。「なぜ?」を大切にした授業で、小学校の学習内容の中から、高校入試でもカギとなる単元を重点的に学びます。
» 2021年度のカリキュラムはこちら
» 高校受験に向けて、小学生からはじめるSAPIX - 中1
反復学習で知識を定着させ、学力の基礎を固めます。特に重要な単元は、中1で核を作り、中2以降でさらに深く掘り下げて学習します。
» 2021年度のカリキュラムはこちら - 中2
既習の重要単元を反復しながら発展的な内容へと踏み込みます。後期の数学と英語では、公立中学校の3年生で扱う内容を先行して学習します。
» 2021年度のカリキュラムはこちら - 中3
これまでの学習内容をブラッシュアップし、実戦的なトレーニングを積み重ねて、総仕上げを行います。豊富な演習で、学力を志望校合格に向けて集約させていきます。
» 2021年度のカリキュラムはこちら
- 小5・6
- SAPIXが、講師自らの手でテキストを作り続ける理由
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- 独自のカリキュラムの効果を最大限引き出すために
SAPIXの創立以来の教育理念、それは「思考力」と「表現力」の育成です。難関高校の入試問題でも、知識とそれに基づく思考力と表現力が重視されてきました。SAPIXの教育理念の結晶である独自のカリキュラムを実践するに当たり、既存の教材では対応できなかったことから、授業を行う講師自らがテキストを作り、毎年改善と最適化を行うという伝統が生まれました。 - テキストに専門的知識と熱意を注ぎこむ
講師が議論を重ね、練りに練って作ったSAPIXのオリジナルテキスト。SAPIXは専門科目制ですので、講師は持てる知識をテキストに余すことなく注ぎ込めます。毎年改訂を行い、最新の入試傾向を素早く反映させることができるのも強みです。熱意を込めて作り上げたテキストで、教えることの責任と誇りをもって授業を行う。SAPIXの講師にとってオリジナルテキストは、授業と同じくらい重要なものなのです。
- 独自のカリキュラムの効果を最大限引き出すために
科目別の取り組み
- 英語アウトプット力を段階的に強化するICT教材
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英語を「書く」「話す」といったアウトプットの力を強化するため、ICT教材を家庭学習に取り入れています。小5~中2は 「MyET」で徐々に土台を固めて、中3では「英語オンライン・レッスン」で英語4技能をバランス良く使いながら本格的なアウト プット訓練を行います。
- 理科・社会 理解と定着を促す独自の仕組み
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難関校入試だけでなく、教養としても不可欠な理科・社会の知識。理解と定着を促す仕組みがあります。
仕組み①
公立中学校における3年間の学習内容をSAPIXでは1年間で一巡します。これを二巡、三巡と繰り返し、年次が上がるごとに、より発展的な内容へと深めていきます。
- 例 理科
小6「さまざまな化学反応」→中1「化学反応式」→中2「イオン」→中3「化学分野総合演習」
小6・中1で化学変化の初歩を、中2で物質の成り立ちや変化を学び、中3で実戦的な内容に取り組みます。
仕組み②
さまざまな分野・単元の知識を用いて一つのテーマに取り組みます。知識を断片的に詰め込むのではなく、知っている知識を組み合わせて考えることで、確かな理解へとつながります。
- 例 社会
「身近な食物と世界の気候」
身近な食物を題材に「地理」「歴史」を学び、「現代社会が抱える問題」にまで考察を広げていきます。
- 例 理科
授業システム

- 学力別クラス編成
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平常授業のクラスは学力別編成。実力の拮抗した仲間と共に、自分の可能性を広げることができます。
- 定期的にクラス替えがあるので
→いまの学力に最適なクラスで受講できます。
→モチベーションの維持・向上につなげられます。 - 特定の学校の入試対策に偏らずに学ぶので
→さまざまな問題にアプローチすることで、本質的な学力が身に付きます。
→学力アップにより目標や志望校が変化した場合にも柔軟に対応できます。
- 定期的にクラス替えがあるので
- 学習効果測定
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授業内の小テスト、マンスリーテストやクラス分けテスト、模試。定期的なテストの実施で、理解度と定着度を確認できます。テストの結果は生徒一人一人へのアドバイスや授業での解説などに反映します。
公開模試
SAPIXの公開模試は、最新の入試動向を反映し、徹底した問題分析のもとに作られたオリジナル模試。知識量とともに「考える力」を試す出題が多く、思考力の問われる実践的なテストです。詳細な成績表をもとに担任がフィードバックを行います。本科生は「サピックスオープン」の受験が必修です。中1・2は年に3回、中3は年に5回実施します。※特集記事「公開模試受験後の手引き」を掲載中。ぜひ、参考にしてください。
- 志望校対策
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志望校別の特別講座、模試、テキストなどで、合格に向けてより実戦的なスキルを磨きます。
GS特訓 中3対象。ゴールデンウィーク中に行う志望校別の集中講座。 筑駒 理社特訓 中3対象。筑駒高の入試突破に不可欠な理科・社会の対策。 SS特訓 日曜開講の集中特訓。中3は志望校別に実戦力を強化。中2は科目別に応用力を育成。 元日K特訓 元日に実施する中3本科生対象の「開成・慶應女子高攻略」講座。 他にも実戦力を強化する志望校対策を多く実施しています。
国私立校対策 入試対策テスト演習(開成/学芸内部)、学校別再現答案講座(開成/筑駒/慶應女子)、学校別入試プレ(開成/筑駒/慶應女子/慶應義塾/早大学院)、志望校別テキスト など 都県立校対策 学校別入試プレ(都立日比谷・西)、志望校別テキスト など
サポート/イベント/情報

- サポート
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クラス担任が生徒一人一人の学力、個性、学習状況を把握。進学後の高校生活も見据えた進路指導を行い、さまざまな側面から資料やデータを提供します。また、常に生徒の様子に気を配り、学習の悩みや不安がうかがえるときは、随時、個別面談を行って解決に努めます。学習面はもちろん生活面においても相談に乗り、小学校高学年から中学生という多感な年頃のお子さまとご家庭をサポートします。
- 保護者会
小6~中3生を対象に、前期・後期の年2回、保護者会を実施します。現在の学習状況や今後の課題、最新の入試情報などについて、講師から詳しくご説明します。 - 保護者面談
5~7月、10~1月にかけて実施します。SAPIXに蓄積されたデータや情報、豊富な指導経験を生かし、日々の学習や受験校選定などに関して面談します。なお、上記期間外での面談も随時承ります。
- 保護者会
- イベント
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SAPIXならではの観点・方法で分析されたデータに基づいて各種イベントを実施、皆さんの受験をサポートします。
- 高校入試分析会
その年の入試総括、高校別の入試状況、出題傾向などについてお話しします。 - SAPIX主催 学校説明会
志望校の校長先生や入試担当の先生から直接学校のお話を聞ける貴重な機会です。 - SAPIXフォーラム
SAPIX中学部卒業生による高校紹介や受験アドバイスなど、志望校選びに役立つ情報を提供します。
- 高校入試分析会
- 資料
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受験情報からモチベーションアップツールまで、皆さんの受験をバックアップするさまざまな資料を発行しています。
※画像は2020年度版のものです。