法政二高進学【保護者】2025受験体験記(匿名希望さん)

SAPIX下位の合格体験記

法政二高 進学

匿名希望さん
●お子さまの名前 Kさん
 渋谷校

“受験”と言うものは、緊張と不安と期待と絶望が入り混じり、一言では表せないものです。我が家は次男の受験でした。長男は中学受験をしており、その時もSAPIXにお世話になりました。

高校受験ですが、塾は迷わずSAPIXを選びました(先生のレベルが高いからです)。兄の時から、合格体験記は読んでいました、そこには輝かしい合格学校名が並んでいました。開成、筑駒、麻布、早稲田、桜蔭、etc。

凄い…ですが皆が優秀すぎて、体験が参考にならなかったです。SAPIXとはいえ、中から下もおります。なので、下の体験記を残したいと思います。

まず息子は、やる時・やらない時の差が激しく、成績にも波がありました。部活動に専念し始めるとその波も無くなり、ただの下降線でした。宿題もほぼやりませんでした。

ヤキモキしましたが、思春期コントロール不可です。その頃の偏差値36〜38。もうなるようになれと諦めました。

中3年の夏『本気出す』宣言。自習するためにSAPIXや図書館へ通い始めました。SAPIXの数学の先生を崇拝していたので、素直に勉強が進んだようです。

しかし夏休み明けのテストは、若干英語は上がりましたが、惨敗。でも頑張りの成果が出ないときの、子のケアは大事です。ちょっと伸びた英語を褒め、成長してる大丈夫だと言いました。

12月ラスト模試で偏差値46〜49あたり。まだ本命1には届かず。併願優遇校も取ることに。子の内申点34。資格加点を入れて36。その中だと行きたい学校は無かったのですが悩みながら選出。葛藤でした。

いまある実力で行ってもいいかなと思える滑り止め校を受験した方が、もっと良い学校に行ける…(はず)。1月校も受験して、合格したらキープ、そしたら併願優遇は受験せずに、10日は自力の滑り止めを受けて、翌日11、12日を本命1、本命2を受けようと画策し始めました。

が、1月校、実力より余裕校なのに不合格。。。人生初の受験は想像以上に緊張したそうです。乗り気のしない併願優遇校へ行く確率が高まり、ナーバスでした。

しかし、これが結果的に良かった。やる気のスイッチが自ら発動したこと、本命1、本命2の過去問に集中できたこと。本命3を入れていたら精神的にも大変だったと思います。

実際、10、11、12日の初戦はほぼ合格を確信していた学校からスタートだったので、緊張せず手応えも良く自信復活。11、12日は心に余裕をもって挑めたそうです。

併願優遇校も奨学生で合格を果たしたので、もしここへ通うことになっても、これが運命だと受け止めようと思いながら、本命の合格発表を待ちました。結果、本命2に合格し本人、とても喜びました。

ここの瞬間にSAPIX卒業となりました。私の8年間のSAPIX生活も終わりを告げました。マイページへはもう入れません。私の育児の半分を共にすごしていただきました。本当に本当に、ありがとうございました。