早大本庄学院進学【保護者】2025受験体験記(S•Kさん)

ハードな部活で時間のない子が早慶高に合格するとは?

早大本庄学院 進学
併願合格校:日大習志野高、立教新座高

S・Kさん
●お子さまの名前 Sさん
 オンライン校

捻挫をしても練習を休めないような強豪校の部活の練習は過酷で顧問はとても厳しく、息子の心身はボロボロでした。

18時15分に部活が終わり、18時30分からのオンライン校の授業。塾と部活以外は全て削ぎ落としても、それでも時間は足りず「両立」などと言えたものではなく、イメージはテトリスです。天井まで積み上がったブロックの中、新たに増えるブロックを処理していきながらゲームオーバーを必死に回避し続けた3年間。

選択と集中が全てで中3になってからは学校の定期テストの学習時間までも削ぎ落とし、塾の勉強時間に充てたことは、一般的にはお勧めできるものではありませんが、内申点の関係ない受験の息子にとっては大切な事でした。(塾を休んだのは修学旅行の1日のみ)何が何でも塾の授業にしがみついてでも付いていく事だけは大事にしました。(偏差値はたまに上がるも常時50前後)

中2の秋に転機が訪れます。慶應義塾高校の学校説明会に行ったところ、「この高校に行きたい!」と急に当事者意識を持つようになったのです。

とは言え、時間が取れず復習ができないままどんどん授業は進むので、理解が全くできない授業もあり、大きな声では言えませんがこの時ばかりは私が英数を教えておりました。(先生に何を質問していいかわからないほど全部理解できてない状態)

中3になってからは英数の範囲が一周している事や、Xクラスに落ちた事もあり、宿題は膨大に増えても今までで一番楽だったようで、私が見るまでもなくほとんど宿題を提出できるようになっていました。

その結果5月に偏差値が57まで上がりましたが、夏休みは炎天下の中での部活が毎日あり、それが9月末まで続いた事で勉強時間が確保できず、再びクラス落ちとなりました。

10月からはようやく勉強に専念できるようになったのですが、なかなか成績は伸びず、12月になり偏差値は多少戻したものの48で、ずっと合格可能性80%だった立教新座でさえもこのままでは危ない状態でした。それでもただただ見守るしかできません。

1月以降は学校の担任が理解のある方で、受験期は休みやすく受験が終わるまで1ヶ月間休ませていただきました。そのおかげでラスト1ヶ月は指数関数的に英語力が毎日アップし続けていました。

息子は基礎が抜け落ちているので「Review series」と「Grammar pass」をやるようアドバイスをいただき、それをやる事で点と点が線になり一気に理解が深まったのだと思います。

第一志望の慶應義塾は残念ながら一次落ちでしたが、慶應志木は一次合格、早稲田本庄は合格をいただき、SAPIXの教材と過去問だけしっかりやっていれば合格できると実感しました。

又、SAPIXはクラスが変わってもテキストが変わらない為、下のクラスからでも早慶を最後まで諦めずに目指す事ができる塾です。

4年間本当にありがとうございます。