慶應義塾高進学【保護者】2025受験体験記(Y・Yさん)
塾と子供を信じれば大丈夫
慶應義塾高 進学
併願合格校:慶應志木高、立教新座高
Y・Yさん
●お子さまの名前 Sさん 自由が丘校
まずはSAPIXの先生方、3年間楽しい授業をしていただき、そして根気強く息子を見てくださって本当にありがとうございました。
息子は小さな頃から字を書くのが嫌いで、毎日宿題をさせる事が大変でした。小学2年の学校公開でお母さん達が見守る授業中、先生に隠れて机の下で学習漫画を読んでいるような子でした。
中学に入り、初めての三者面談で「授業中寝ていることが多い、ノートもとらず提出物も出していない」ということが発覚。さらに塾の個人面談でも「寝ている事がある」と聞いて驚きました。
恥ずかしながら私はちゃんとした文章が書けるような人間ではないですが、こんなお子さんをお持ちで心配な保護者の皆様に少しでもどっしりかまえて安心していただけるように、と思い書いております。
息子は中学に上がるタイミングで入塾し、1年次は5教科を受講。1年間マイペースな息子を見ていると「大学受験しない、と言い始めるかもしれない。大学附属ならどこでも!」と思い、2年に上がるタイミングで3教科に絞りました。
そんな時、SAPIXで2年次の担任を担ってくださった先生に「彼は考える力と、人に教える力がある」「〇〇高校は彼の性格にあっていると思います」と言っていただき、その高校を視野に入れるため、3年生では5教科を再度選択し、好きな理科ができて息子はとても嬉しそうでした。
「怒られない程度にサボり、最低限の努力で平均点を取る」性格の息子でしたが、経験豊富な先生方のおかげで授業は楽しいらしく、疲れていても塾には行き、上のクラスに上がってからは更に魅力的だったようで、苦手な教科でも面白かったそうです。
塾で出されたテキストは良くまとまっており、受験に必要なものはすべてSAPIXのテキストに集約されておりました。
テストから得られるデータも素晴らしいもので、サボっている部分も一目瞭然ですが「ここをすれば点数あがる」という希望もしっかり持てました。
息子の意識が変わったのは3年次の11月に行われた筑駒SAPIXオープンの結果でした。今までは結果に対して、浮き沈みはしたものの次の朝には全てリセットされている状態でしたが、惨憺たる結果を見て「これはまずい」と本人は思ったのか、3教科にしぼり志望校を変更、先生からの課題をようやく行うようになりました。
結果として、その後のサピックスオープンでは振るわなかったのですが、着実に最低限の知識は蓄えられていったのではないかと思います。
14校もの学校調査書を中学校に依頼したものの、実際に試験を受けたのは4校。最短距離で慶應義塾の合格をつかみ取りました。
いろいろ書きましたが、今思えばこんな息子との受験は、胃が痛くなると同時に最高に面白いものでした。SAPIXで出会った友達にも感謝の気持ちでいっぱいです。