慶應志木高進学【保護者】2025受験体験記(匿名希望さん)
サピックスに住みたい母
慶應志木高 進学
併願合格校:市川高、昭和秀英高、立教新座高
匿名希望さん
●お子さまの名前 Tさん 西船校
息子がサピックス中学部に入塾したのは小学5年生の3月、塾仲間で一番長く在籍していたことになります。
軽い気持ちで始めたものの、レベルが高い授業について行けるかという不安もあり、初回の授業から家へ戻るのを待つ時間はとてもドキドキしました。玄関のドアを開けるなり「ただいまー、あー楽しかったー!」と嬉しそうに言った息子を見て、これはいけるかも!と小さな期待が生まれた瞬間でした。
入塾当初はクラスには息子一人しかおらず、贅沢にもマンツーマン授業が2ヶ月ほど続きましたが、その後、新しい仲間が一人、また一人と加わり、活気に満ちた魅力的なクラスが形成されていきました。先生方やクラスのメンバーに恵まれ、気がつくと息子にとってサピックスはとても居心地の良い居場所となっていました。
そして塾での楽しいエピソードを毎回聞く事が私の楽しみとなり、面識がないにも関わらずクラスメイト全員のキャラクターを想像できるまでになりました!
先生方の熱心なご指導のおかげで息子の成績は伸びて行き、入塾当初では考えられなかったレベルの学校を志望するまでとなったのですが、その一方で大変な時期もありました。
中3の前半に息子に起立性調整障害の症状が見られるようになり、起き上がった時に血圧が十分に上がらないため目眩や立ち眩みがひどく、毎朝遅刻せずに登校させる事に苦労しました。寝起きに足をマッサージしたり足湯をすると症状が緩和され、幸い秋以降は症状が軽くなり受験本番期は万全の体調で挑むことが出来ました。
子供達に分かりやすく面白い授業をするだけでなく、子供達を励まし、やる気にさせ、そして的確なアドバイスをして下さる先生方を息子は心から信頼し、そこには親が入る余地がない信頼関係が出来上がっていました。
本番初戦の手応えが悪く、お弁当もほとんど残す程に落胆して帰宅した息子。親がいくら励ましても全く効果ナシでしたが、そこへ室長先生からお電話を頂くと、強張っていた顔が徐々に緩んで行きました。
室長先生は「君が難しいと思った問題は他の子も同じように苦戦していると思うよ、明日に備えて今夜はもう寝てしまおう」という内容を穏やかな口調で息子が安心するように話してくださったそうです。それは、まさにプロの技でした!
結果的にその学校には合格しており、第一志望の学校からも合格を頂きました。あの日の小さな期待がまさかこんな未来に繋がるとは!
先生方には言葉では言い尽くせない感謝の気持ちで一杯です。本当にお世話になりました。
サピックスでの4年間は息子にとってかけがえのない時間となり、長い期間を共に頑張ってきた大切な仲間達を得ることが出来ました。皆で春休みにディズニーランドへ行くそうなので、思い切り楽しんできてほしいです!!