慶應女子高進学【保護者】2025受験体験記(M・Kさん)

評価Dからの合格

慶應女子高 進学
併願合格校:お茶の水女子大附高

M・Kさん
●お子さまの名前 Rさん
 大宮校

「第一志望の高校に合格しました!」

何度か校舎に電話をする機会がありましたが、一番うれしい電話を掛けることが出来ました。

娘は、中学校入学とほぼ同時期に入塾しました。はじめは、一人で電車に乗って通塾出来るのだろうか、というところから心配が必要なレベルでしたが、なんとか最後まで休まずに通うことが出来ました。

娘はよく言えばおおらか、マイペースを貫く性格です。要するにガサツでいい加減、細かいところに全く気付かないタイプで、先生からは散々、途中式を書く!見直しをする!解答は丁寧に書く!等々基本事項から注意されていましたが、なかなか身に付かずご迷惑をお掛けしました。

三者面談の資料に「個性的な文字を書くので注意が必要」と書かれているのを見てしまい、ああ、字が汚いということですよね、申し訳ありません、と冷や汗が止まりませんでした。

また、課題については本当にこなすだけで精一杯。塾の無い日は全く勉強に対して食指が動かず、面談の際「自習は週休二日でやっています」と話してしまい、先生からは驚き呆れられ、しばらく授業中ネタにされたと娘から怒られました。

肝心の成績については乱高下を繰り返し、特に三年生になってからは低迷。12月に受けた学校別オープンでは、評価Dをたたき出すなど、頭を抱えたくなるような状況でした。

加えて、SAPIXオープンではうまくいかなかった科目があると、それに引きずられほかの科目もボロボロになってしまい、結果悲惨な偏差値になってしまうというメンタルの弱さにも苦しんでおりました。

挙げ句、志望校のランクを下げたいと先生に相談し、挑戦しないで後悔するより、挑戦してから考えた方が良い、と声を掛けていただいたことで吹っ切れたようです。

12月中旬ごろから面談の練習や、志望動機文章の添削をしていただき、あまりの低レベル加減に驚愕した先生から、何度も私の携帯電話に連絡がありました。

「学習面はお任せくださいと伝えましたが、もう時間がありません」「私のクラスでここまで叱った生徒はいません」と悲鳴のようなお言葉を聞くにつけ、申し訳ないやら、逃げ出したいやらで、携帯の受電画面に「SAPIX大宮校」の文字が出ると、気付かなかったことにしてしまおうかと毎回躊躇するほどでした。

それでも諦めず、先生方は娘の弱点克服にむけ、教科毎に丁寧に対策を指示してくださいました。娘も都度提示された課題を一つ一つこなしていき、また、一つの科目で失敗しても切り替えられる自分なりの方法を発見し、前向きに本番を迎える事が出来たと思います。

ここまで娘のポンコツぶりを強調してしまいましたが、それでも第一志望校に合格できたのは、同じ教室の仲間から良い刺激を受け続けられたこと、事務室の方にいつも優しく声を掛けていただいたこと、何より諸先生方のご指導の賜物だと実感しております。本当にありがとうございました。