開成高進学【保護者】2025受験体験記(A•Sさん)
超マイペース息子、やればできる
開成高 進学
併願合格校:市川高、慶應志木高、渋谷幕張高、専修大松戸高
A•Sさん
●お子さまの名前 Kさん 松戸校 松戸市・第一中学校
一人っ子でマイペース、幼稚園では「やめて」と言えず、私と一緒に練習するような子供でした。
公立中高一貫校の受験塾に通いましたが、親も本人も受験への覚悟が足りず、小学5年の終わりにYouTubeを長時間視聴していたことが発覚。中学受験はしないと決め、塾を辞めました。この経験を活かしてほしいと先生から言われました。
高校受験に向けSAPIXの説明会へ。私立トップを目指せば公立トップも狙えると聞き、私立高校も視野に入れました。
1年生の時は志望校は特になく、開成高校はとても畏れ多いと感じていました。
親への忖度なのか、塾には嫌がらずに通っていましたが「塾へ行く・授業を受ける・帰る」のみ。スポーツに苦手意識があったようですが、友達が入った陸上部に入り、ラグビー観戦が好きな夫に連れていかれたラグビーを始め、体力がつきました。ただ、塾のクラスメートと会話もなく、塾が楽しくないと言い出しました。
2年生になると少しだらけ始め、志望校も未定。塾の先生に勧められ、開成高校の説明会へ一人で参加。感想は「いろいろ話してた」のみ。
塾の授業の進度が速く復習が追いつかなくなることも。時々先生に質問はしていましたが、早めに行くことは少なく、2年生を終えました。
3年生になると学校の調査書が気になり、遅刻を減らすよう話しましたが、自力で起きたのは数えるほど。塾の先生へ通報し(笑)、見事な指導を受けました。スピードが課題でしたが、理解を優先する今までのやり方で行こうと、塾の面談で話しました。
転機は中3の夏。国語の先生の働きかけで、ついに塾のクラスメートと話すように。同じ志を持つ仲間ができ、大きな力となりました。
生活面では、食事と睡眠の管理が課題。理想とは異なり、帰宅後にしっかり夕食を食べていました。
受験に向け親ができる事はWeb願書の準備や受験料の支払い。弱気になった事、模試的な受験も含め9校に出願(実際に6校受験)。夫が作成したExcelの受験スケジュール表は非常に役立ちました。
冬期講習、正月特訓を経て受験本番。初めて行く学校もありましたが、試験前に集中したいので一人で行きたいとのこと、付き添いませんでした。合格発表は息子が自分で確認し、私たちに知らせました。
開成高校に合格し、他校の結果が出揃った際、「開成高校に通いたい、いいですか」と改まって聞かれ、この3年間の成長を感じ、とても嬉しく感じました。そして、「あの時の経験を活かせたかな」と、小5で辞めた塾の先生のことを話していました。
高校受験を通じ、知識・精神面ともに成長できたのは、息子の性格を理解し、学習面だけでなく精神的にも支えてくださったSAPIXの先生方や事務の方々のおかげです。
そして、切磋琢磨しながら共に頑張ったクラスメイトにも心から感謝しております。