早実高進学【保護者】2025受験体験記(匿名希望さん)
過眠症そして圏外からの復活
早実高 進学
併願合格校:芝浦工大柏高、早稲田佐賀高
匿名希望さん
●お子さまの名前 匿名希望さん 新浦安校
「やっぱりSAPIXは凄かった!」これが今の率直な感想です。
娘がSAPIXに入室したのは新中1の3月でした。SAPIXを選んだ理由は、高い合格実績を出しながらもアットホームな雰囲気であること、知識量よりも「考える力」を重視する教育方針、少数精鋭で意外と面度見が良さそう、といった点が娘に合っていると思ったためです。
入室してから中2の夏までは、サピックスオープンは偏差値60前後、学校の9科評定も42と順調でしたが、中2の秋に過眠症を発症してから苦難の日々が始まりました。
起床が午後になり、学校の授業にほとんど出席できないため、遅刻が急増する一方、成績は急降下。欠席や評定1といった調査書の「致命傷」を何とか避けるべく、学校の先生に何度も相談しました(ちなみに中3の9科評定は25でした)。
過眠症を発症してからもSAPIXの授業には出席していましたが(テストは朝から始まるためほぼ受験できず)、中3になると日数が増えて体力的に厳しくなったため出席できないことが多くなりました。
受験の天王山と言われる夏期講習も、入院と重なったこともあり、途中からほとんど参加できませんでした。
秋を迎えるにあたり、担任の先生から、学習の負担を考慮して3教科に絞ってみては、との提案がありました。当時の娘は国立や県立の高校も志望校としていましたが、私は娘の性格や体力面を考えると進学校より附属校が向いていると思っていたため、娘と話し合って、以前から志望校の一つだった早稲田本庄を第一志望とし、3教科に絞ることにしました。
11月頃からようやく症状が少しずつ改善し、最後の志望校診断サピックスオープンは何とか受験できましたが、3科偏差値は46。成績表の「志望校判定・志望校判定資料」では早慶附属各校の合格者最低偏差値を大幅に下回る「圏外」でした。
しかし授業やSS特訓で行っている各校の過去問では意外と出来が良く、特に早稲田系の高校とは相性が良かったため、「実はチャンスはあるかも」と思い始めました。
数学は以前から得意でしたが、国語がこの頃から急激に伸び、英語も苦手なりに得点できるようになりました。そして直前期には毎日のように個別のご指導を頂くなど、最後まで全力を尽くしていただきました。
結果としては、早稲田本庄は補欠でしたが、早稲田実業など他の受験校は全て合格!SAPIXの先生方の底力と執念を感じざるを得ませんでした。
過眠症のことを考えれば、予定通り全ての高校を受験できただけでも大成功と思っていましたが、完全に「圏外」だった志望校に合格できたのはSAPIXの先生方のご尽力の賜物と感謝しております。本当にありがとうございました。