県立浦和高進学【保護者】2024受験体験記(T・Oさん)

最後までSAPIXを信頼して

県立浦和高 進学
併願合格校:川越東高

T・Oさん
●お子さまの名前 Kさん(国立・埼玉大学教育学部附属中学校)

息子がSAPIXに入室したのは、中学2年の5月です。東京のラグビークラブチームで土日祝日全てを練習に励む日々の中、進学先について、ラグビーの強豪であり、勉学にも励む慶應義塾高校を志望校のひとつに挙げました。それまで学習塾には通わず、その必要性も感じてはいませんでしたが、ハイレベルな慶應義塾高校を目指すのであれば、と入室を決めました。

入室してからは、授業進度に追いつくために先生方にフォローいただきながら、懸命に課題と授業に取り組んでいました。しかし、土日祝日のハードなラグビー練習をしながらプラスアルファの勉強をするまでの余裕はなく、成績は現状維持のまま3年生を迎えました。

3年生になり、SAPIXの仲間は勉強にスイッチを入れ成績が伸びる中(息子談)、自分はラグビーの全国大会予選があるためGWも全てラグビー漬け、もはやラグビーと受験勉強との両立は成り立たず、本人の焦りも募っていきました。それでも目指していた都大会での優勝を果たし、引退。夏休みはこれまでの分を取り戻そうと、図書館とSAPIXの自習に通い詰めました。でも、成績はすぐには伸びず、得意の数学はともかく、英語に不安を抱えていました。

2学期、ラグビーを離れ普通の中学生活を送る中、学校行事の体育祭に熱中することによって、息子は高校生活の在り方について考え直すようになりました。そして9月半ば過ぎ、仲間と勉強で切磋琢磨し、学校行事に熱中し、ラグビーにも打ち込める、埼玉県立浦和高校を第一志望と選択しました。

それからは、県立高校へ志望変更したことで、受験戦略を見直す必要がありました。埼玉県の場合、まずは納得のいく併願校をおさえる必要があり、息子はまずそれを目指しました。けれども、これまで英数国に重きを置いてきたので、理社の得点が伸びず、12月まで苦戦しました。一方、英数はSAPIXでしっかり鍛えてもらっていたので、県立の学校選択問題にも対応でき、特に数学は武器として闘える自信がついていました。それでも、先生方からは英数を更に伸ばすよう指導していただきました。

1月に入り、県立高校向けの他の模試を受けたり、同じ中学の県立志望の友達から様々な情報やデータを集めたりし、息子はより一層主体的に受験戦略を練って取り組むようになりました。先生方は、県立志望の息子の選択を尊重し、SAPIXのカリキュラムの中から息子に適した課題を示し導いてくださりました。理社の先生方も、入試日までに確実に得点が伸びるようきめ細かく対応してくださいました。

結果として、息子は第一志望の県立浦和高校に合格することができました。志望校を変えた後も、息子がSAPIXのカリキュラムと先生方を信頼し、信じ抜いて進んできた結果だと受け止めています。本人の意思を尊重し、最後まで寄り添ってくださった先生方に、心より感謝申し上げます。