開成高進学【保護者】2024受験体験記(A・Sさん)
SAPIXと歩んだ一年間
開成高進学
併願合格校:西武文理高、筑駒高、西大和学園高、早大学院
A・Sさん
●お子さまの名前 Tさん
アットホームな授業風景に惹かれて中2の冬期講習より入室しました。志望校合格まで色んな事がありました。
辞めたい:楽しく通っていたのに入室して早々3月に、いつも限界まで我慢してしまう息子が泣きながら辞めたいと訴えてきました。このような状態では身に付くものも付かないだろう、ここで辞めてしまうなら、例え目指せる高校が目指せなくなってもそれは本人にその勉強をする力がないと思い、後ろ髪を引かれる思いがありましたが、辞めたい旨を連絡しました。先生からのご助言と課題の調整をしてくださり、辞めずに通い続けられました。
睡眠不足が心配:部活動と両立の不安がありましたが、先生からの勧めもあり、息子とよく話して6月から5科のクラスに変更しました。睡眠不足の状態がとても心配でしたが、息子の様子を見ていると汗と頭をかきながら頑張って取り組んでいたので何も言わずに見守ることに徹しました。
志望校が決まらない:3月頃から私は説明会や見学会の募集がされていないか、高校のホームページをマメに確認しました。夏休みが終わるまでに多くの説明会に参加しましたが、息子はビビッとこず志望校が決まりませんでした。このままなんとなく志望校を決める事になるのか、でもそれも仕方がないのかと複雑な気持ちになると共に、勉強をするモチベーションを保てるのか心配になりました。10月筑駒と開成の説明会に参加し息子は初めて目をキラキラ輝かせて、どちらかの高校に行きたい!と具体的に目標が決まり、あとは応援するのみ、一先ずホッとしました。
部屋がどんどん散らかっていく、ゴロゴロしてなかなか課題をし始めない:片付けよりも他にしたい事がある、本人には必要な時間だと思い、何も言わずにひたすら息子を信じて見守りました。息子の考えをよく聞き話し合い、心身共に健康かどうかの様子見だけは気を配っていました。自分の受験の時よりも我が子の受験の時の方が、ソワソワし心配にもなり苦しくもなり、早く終わって欲しいと度々思いました。
SAPIXの先生には、入室して間もない頃に息子の「石橋を叩いて叩いて叩き壊す性格」を見抜かれており、日頃から本当によく子どものことを見て考えてくださっている事を感じました。塾を辞めたい事件の時、3科から5科に変更する時等その都度SAPIXの先生は私の考えを聞いてくださり、的確なアドバイスをくださりました。息子が努力し続けられたのも、優秀な生徒の皆さんの存在とやる気をうまく引き出し導いてくださったSAPIXの先生方のご指導があったからこそです。SAPIXに入室していなかったら、あの時辞めていたら、開成は縁のない高校のままで、ただなんとなく決めた高校へ通う事になっていたと思います。子どもの事を支えていただいただけでなく、保護者の私達の不安な気持ちも支えていただきました。親子共々大変お世話になり、誠にありがとうございました。