開成高進学【生徒】2024受験体験記(T・Kさん)

底辺から全勝するための秘訣

開成高 進学
併願合格校:栄東高、渋谷幕張高、学芸大附高、早大学院、早大本庄学院

T・Kさん(練馬区・谷原中学校)

僕は地頭があまり良くない上に努力もできないという、いわゆる底辺のような存在だった。しかし、サピで経験した二度の転機を経て、大きく成長することができた。

初めての転機は中3の夏期講習だった。以前とは比べ物にならない量の宿題が出され、僕は「電話帳」を見るだけで吐き気がするようにまでなった。しかし、それをサボらずこなしたため成績は面白いように伸びた。夏期講習での勉強量は、単なる学力の向上だけではなく、自信にも繋がる重要なものだと思う。

二つ目の転機はSS特訓だった。SS特訓には他の校舎からも優秀な生徒が集まるため、僕が夏期講習で得た自信は初回の授業で粉々に打ち砕かれ、僕はこの場所にいるべきではないとさえ思った。しかし、SS特訓ではより志望校に特化した授業を行うため、学力がぐんぐん伸びていく感触を得られ、通うのが徐々に楽しくなった。

そして、勢いづいた僕は、最後のサピックスオープンでは合格率75%、12月の開成プレでは80%、そして本番では結局全勝することができた。

受験を終えた今僕が伝えたいのは、本番までに最高の努力をするべきだということだ。最高の努力とは、受験を終えた時に合否にかかわらずやり切ったと思えるような努力のことだ。僕が本格的にその努力を始めたのはまさに直前期からだが、僕は開成で出そうな分野や自分の苦手分野に絞って効率よく勉強することで良い結果を収められた。今サピで勉強している皆も、最高の努力を愚直に続けることで自ずと良い結果はついてくると思うので、是非頑張ってほしい。