学芸大附高(内部)進学【生徒】2026受験体験記(K・Tさん)

私ひとりの受験

学芸大附高(内部) 進学

K・Tさん 東京校 国立・東京学芸大学附属竹早中学校

中学3年の春からサピックス中学部に通い、模試では合格可能性80%超。学校の成績も安定し、年末年始には過去問で目標点を上回るようになっていた。

「あとは本番だけ」――そう思っていた受験前日、突然39度の発熱。体が動かず、「受験できなかったらどうしよう」「全部無駄になるの?」と不安で号泣した。

母に連れられて病院へ行くと、インフルエンザと診断された。受験当日、ベッドの上で試験開始の時間を迎えたときの心細さは、今でも忘れられない。そんな中、母は冷静に追検査の手続きを進めてくれた。

翌日、友達から合格の知らせが届いた。心から「おめでとう」と思えたし、「私も頑張ろう」と自然に前を向けた。

合格発表の次の日、追検査の内容を知る。試験時間は短く、面接もあると聞いて焦りはあったが、体調回復を最優先にし、ベッドの上で単語帳を開いた。

約1週間後、受験者は私ひとり。校門で両親と別れ、静かな校舎へ向かった。学力試験も面接も出し切れた感覚はあったが、判断基準が分からず不安は残った。

その日の夕方、画面に出た「合格おめでとうございます」。家族全員で叫び、泣いて、笑った。

そばで支えてくれた家族、励ましてくれた友人たち。忙しい中で対応してくれた中学校の先生、私一人のために追検査を実施してくれた附属高校、そして的確なアドバイスで直前まで導いてくれたサピックスの先生。

試験会場には私しかいなかった。でも合格は、たくさんの人の手を通って、ちゃんと私のところに届いた。