明大世田谷高進学【保護者】2026受験体験記(匿名希望さん)

雨過天晴

明大世田谷高 進学

匿名希望
●お子さまの名前 匿名希望
 お茶の水校

娘の中学校生活は、当初思い描いていたような順風満帆なものではありませんでした。むしろ苦悩と葛藤の連続であり、その姿を見守る日々は、私たち親にとっても試練の連続であったと言えます。

体力的にハードな運動部に所属しながら、日々の課題、定期考査、幼少期からの習い事、そして塾の勉強。そのすべてを両立させようと娘なりに奮闘していましたが、マイペースな彼女にとってそのハードルは想像以上に高く、思春期特有の心身の不調も重なり、ある時期からは暗闇の中にいるかのような状態に陥りました。

私自身も焦りから厳しい言葉をぶつけ、衝突を繰り返してしまう時期もありました。

しかし、親としてここで諦めるわけにはいかないという強い思いがありました。私にできることは、娘を支え、励まし続けること、そして何とか最後まで走り切らせることでした。

他塾に通ってはいたものの、部活動との両立が立ち行かなくなったこともあり、中学二年生の冬期講習という時期に、意を決してサピックスへ転塾いたしました。

一般入試のほか、推薦入試の受験を決めてからは、娘がこれまで経験してきた「バラバラの点と点」を、一つの意味ある「線」へと結び合わせる作業を二人三脚で行いました。

対話を重ねる中で、苦しかった経験がどう未来に繋がるのかを具体化し、点と点を結び合わせていく過程では、本人の意外な嗜好が見えることもありました。

それらを踏まえ、自分に合う環境はどこかという学校とのマッチングも大切にしながら準備を進めました。対話を重ねるなかで自己理解も深まり、最終的には彼女自身の言葉で未来を描けるようになりました。

前述の通り、娘の中学校生活は決して順風満帆なものではありませんでした。当然、輝かしい経歴や誇れる実績があるわけではありません。

しかし、苦しみながらもがき、悩みながら歩んだ経験は、一つの物語を完成させるための大切なピースとして、彼女にしかない強みになりました。諦めず、手放さず、すべてをやり切って本当によかったです。

サピックスの先生方には、宿題の提出状況や成績の面で最後まで多大なるご心配をおかけしましたが、逃げ出そうとする娘の心を繋ぎ止め、諦めずに導いてくださったことに心より感謝申し上げます。

この三年間、親子で経験した試練の数々は、これからの長い人生において必ずや彼女を支える糧となると信じています。

苦難を乗り越えて掴み取ったこの合格を自信に変え、実り多き高校生活を謳歌してくれることを切に願っております。