学芸大附高(内部)進学【生徒】2025受験体験記(H・Tさん)

3年越しの体験記

学芸大附高(内部) 進学

H・Tさん 東京校 国立・東京学芸大学附属竹早中学校

「合格」。

第一志望校の合否結果画面に表示された赤文字は桜の背景と共に鮮やかさに満ちていて、私の心にも煌めく桜が咲き誇るようであった。

私の高校受験の契機は中学受験だ。第一、二志望校の受かる確率は低いと理解していたが、それでも「不合格」の青文字には心を余すことなく抉られた気がして、体験記など到底書く気力が無かった。

その後も合格した中学校から出る膨大な量の課題とSAPIXの勉強量に何度も心が折れそうになって受験をやめたいと思うこともあった。

そんな私が支えられたのは周囲の環境だった。友達から励ましを受け、親が学校見学に同伴してくれて、SAPIXの先生・受付の方は話しかけてくださり、親身に相談に乗ってくださった。

私は先生方の面白さが大好きだった。好きな教科の授業は永遠に受けたかった。苦手な教科でさえ授業のときなら苦に感じなかった。

先輩の体験記を読んで、先生に「みんなも体験記を書いてね!」と言われて、今度こそ体験記を書いてみたいという思いから頑張ろうと思えた。

皆さんにも頼れる仲間と大人たちがいる。ぜひそんな「環境」を大切にし、頼ってほしい。精神的に救われ、奮起する材料にもなる。

高校受験は1度きりだ。最後まで自分を見捨てることなく走り抜いて頂きたい。私は過去問で20点台だった数学と英語が、最後の2ヶ月の足掻きで本番では100点と70点にまで引き上がった。

「辛いけど峠を越せば花の里」。これは祖母から贈ってもらい大切にしていた言葉だ。

皆さんも明るい景色を見られるように応援しています!頑張れ!