都立国立高進学【生徒】2025受験体験記(H・Tさん)

アンナナイーシン

都立国立高 進学
併願合格校:巣鴨高、西大和学園高、早大学院

H・Tさん 国立校

内申。私の宿敵だったものだ。そして都立高校の受験で約3割を占めているものでもある。

私はサピに入った瞬間から都立一本に絞っていたが通っていた中学は内申に対する評価が厳しかった。私の内申で都立に受かるには他の人たちよりも少なくとも50点はとらなくてはならなかった。

そして私は自分の未来を想像してみた。このままの内申でこのままの実力なら確実に落ちる。自分は散々馬鹿にされた人々にまた笑われる。

そこで火が付いた。SS特訓のテキストを何度もやり直し時代をさかのぼるような徹夜勉強で様々な問題集など馬車馬のように勉強した。

しかしそれでもなかなか50点の壁は高かった。胸に絶望と化した黒い感情を抱えサピの面談に行くと意外と内申のことにはさらりと触れられただけだった。それを上回るだけの実力をつけろといった態度であった。(あるいは腫物とされていたのかもしれない。)胸が軽くなった気がした。

私はそんなサピの姿勢が好きだった。そして背中を押されるように実力が上がっていった。

そして最後には開成高校を受けることができるまで伸びた。受験テクニックなどよりも実力主義といった雰囲気を私は好きだった。礼賛したい。ありがとうございました。