早大学院進学【保護者】2025受験体験記(T・Hさん)

スポーツと勉強の両立と親の関わり

早大学院 進学
併願合格校:国学院久我山高、西武文理高、桐朋高

T・Hさん
●お子さまの名前 Eさん
 三鷹校

SAPIXには小5の9月からお世話になりました。周りは中学受験をする友達が多く、何度か、本当に中学受験しなくていいのかを本人に確認していました。彼は毎回、「今は野球を頑張りたいから中学受験はしない。高校受験を頑張りたい。」と答えました。

であれば、今から高校受験対策の塾に行くのはどうかということで、家の近くの塾を調べていくつか候補を提示したところ、本人がSAPIXがいいと言ったので、SAPIXにお世話になることにしました。

中学時代は野球チームに所属し、大変忙しく過ごしていました。塾の宿題をやっていないことも多く、最初は私ががみがみと宿題をやるように言っていましたが、むしろ逆効果になると思い、途中から言わないようにしました。

野球を引退したのは中学三年生の七月末と、少し遅めでした。それまでは野球の為に模試を日曜日当日に受けるのが難しく、ほとんど代替受験をお願いしていました。

引退してやっと勉強に集中できると、本人はやる気になっていました。しかし、夏休み明けにクラスが落ちてしまいました。夏休みにあんなに頑張っていたのに落ちるということは、志望校の合格確率は相当低いと、夫と私は覚悟しました(本人には言いませんでしたが)。

秋の保護者面談では先生から、「第一志望を変えると本人のモチベーションを下げてしまうので、第一志望はそのまま行きましょう。」と言われ、さらに厳しさを痛感していました。

本人の中ではクラスが落ちたことでスイッチが入ったようでした。ゲームはやらないと決め、スマホのゲームのアプリを削除したりなどと自分で環境を整え、部屋にこもってずっと勉強していました。

私は逆にやりすぎてないか心配になったので、学校説明会や学校見学を口実に連れ出し、帰りにスイーツを食べたりドライブしたりと気分転換の時間を作るようにしました。

冬休みが終わり、3学期が始まりました。本人はラストスパートをかけたがり、夜遅くまで勉強しようとしました。

私は、「今から詰め込んで勉強するよりも、体調を万全にする方が点数が取れる。むしろこの時期はリラックスして規則正しい生活をしたほうがいい。」と言い続けました。

合格発表の時、彼はびっくりするくらい大きな声をだして全身で喜んでいました。よっぽど頑張ったんだなーと思いました。

私は勉強や志望校については本人と塾に任せていました。親がやったことは、本人の意向を聞くこと、(なるべく)がみがみ言わないようにすること、気分転換に誘うこと、早く寝るようにいうことくらいでした。

本人は入塾当時からずっとSAPIXが好きで、SAPIXの先生の事を信頼していました。だから、私も安心してお任せすることができました。

今回第一志望他に合格できたのは、うまく彼のスイッチを入れてご指導くださったSAPIXの先生方のおかげです。本当にありがとうございました。