早大学院進学【保護者】2025受験体験記(M・Eさん)

受験はフタを開けてみないと分からない!

早大学院 進学
併願合格校:青山学院高、慶應義塾高、立教新座高

M・Eさん
●お子さまの名前 Jさん
 三鷹校 三鷹市・第一中学校

2025年高校受験の結果は全勝、早稲田高等学院、慶應義塾、青山学院、立教新座、4校に合格。

2022年の中学受験の結果は1勝4連敗(学習院を帰国枠合格、海城帰国枠不合格、一般試験で早実不合格、明中不合格、都立武蔵不合格)まさに天国と地獄でした。

今回の受験で母親の役割は、勉強のマネージメント、受験校の選択、志望校の見学でした。息子がどうしたら合格を勝ち取れるかを地元の中学へ進学した時から、すべての受験校から合格をもらう時まで考えていました。

また、父親の存在は、1番は経済的なこと、「早慶以外の高校に進学した場合は内部進学を認めず大学受験をすること」と一言の意見、私が行けない学校説明会にも参加し、受験の日も学校まで送り届けることを手伝ってくれました。父親は一言の現実的な意見以外は優しい存在だったと思います。

勉強のマネージメントとは、中学受験でなぜ良い結果が出せなかったのか分析し、それをどう生かし、どう本人に伝えるかでした。

中学受験は塾の時間が圧倒的に長く、6年生は受験校対策の煽りもあり、本人がいっぱいいっぱいだったことが一番の問題点でした。成績も悪くはなかったものの、できないところに本人が向き合えていなかったことが、受験が終わった後に分かりました。本番のプレッシャーに弱かったことも反省点でした。

今回、息子を塾に行かせたのは中2の夏休み明けからです。中1からSAPIXと他塾の模試は受けていました。はじめは姉や私が数学と英語を見ていましたが、反抗期に入り英語と国語はオンライン(国語は中3から対面授業)で模試の単元を塾で使うテキストで勉強し、同時に漢検と英検Ⓡの対策をしました。漢検は中2で準2級、英検Ⓡは2級を取得しました。

本番に強くなることに対して有効だったのは、陸上部に入り中距離選手として大会に中1から出ることでした。また一緒にマラソン大会に参加して、私も本気で走るところを見せました。

中3のGW明けに転塾しSAPIXに入りました。少人数だったこと、ライバルがいたこと、先生の圧(プライド)が成績が上がり続けた理由だと本人は言っています。

最後は慶應の英語の過去問を繰り返し解いて、本番に臨みました。1月2月も追い詰められている様子はなく、明るく朗らかでした。

初回の立教新座の受験が終わった日の夜、息子は私に「ボクはもう本番に弱くないよ」と言い、寝に行きました。本人が自分の弱さと向き合い、中学受験のリベンジをするという信念を貫き通せたことが、今回の受験の良い結果につながったと思います。

それまで様々な紆余曲折がありましたし、私は中学受験の是非は最後まで疑問でしたが、今回の結果を踏まえて息子本人が中学受験はお勧めするということを言いましたので、結果がすべての経験を肯定することになりました。

息子を合格に導いてくださったSAPIXの先生方、本当にありがとうございました。