早稲田大阪高進学【保護者】2025受験体験記(N・Kさん)

作戦変更する勇気も大切

早稲田大阪高 進学
併願合格校:足立学園高

N・Kさん
●お子さまの名前 Yさん
 我孫子市・白山中学校

塾には小6からお世話になっていました。学校の成績上位を目指して、地元の公立進学校に進んでもらえたら…との思いでの入塾でした。

いざ中学生になると部活との両立に悩む日々でした。バスケ部を選んだので、朝練、午後練、土日は練習試合など常に部活に振り回されて塾に行くだけでやっとでした。部活に疲弊し塾に行く気力も体力もなく休んでばかりで塾の宿題すらできていない状態でした。

塾と部活が重なる時には部活を優先する息子だったので、先生と相談し、部活引退までは部活優先で取り組み、引退後に勉強を頑張ると方針を変え、科目も5科から3科に絞り宿題もかなり少なく配慮をして下さいました。親としては心配しかなかったのですが、半分諦めながら(気持ちがもたないので)割り切って通塾させていました。

そして、中3になり部活引退をし、いざ勉強へ力を入れると思ったのですが、今度は切り替えが上手くいかず、夏休みもあまり勉強には力が入らない様子で、休み明けの模試の結果もいまいちでした。親としては不安しかなく、かと言って口出しすると途端に喧嘩するという悪循環の日々でした。

そんな状態だったので、成績も乱高下する息子の性格もわかって下さる先生方のアドバイスに何度も救われました。

ただ、時間はどんどん過ぎていき、志望校を絞らないといけない時期になっても、どこを選んだらいいのか全くわからず、ヒヤヒヤする日々でした。大学付属校の中で通いやすい青山学院、中央大や明治大の付属校等を候補にようやく決まりました。

今振り返ってみると、本気で勉強するスイッチが入ったのは、受験校を決めてからだったと思います。過去問を解くようになってから急に猛勉強をし始め、それに伴い毎日塾に自習で通うようになりました。

また、友達の存在もかなり大きかったと思います。友達にわからないことを教えてもらって解けるようになった喜びを報告してくれたときには、勉強を楽しんでいるんだなと親としても嬉しく感じました。

いざ臨んだ受験ですが、1月に併願のつもりで受けた学校の試験会場が早稲田大学だったことで、この大学に行きたいという気持ちが芽生えたようでした。そのまま2月に本番ということで追い込みをかけて受験勉強をしていたのですが、受験直前になって併願校で合格を頂いていた早稲田大阪の早稲田コースに行くことを決めました。このタイミングで初めて高校に入ってからの自分の姿を想像し、早稲田大学に行きたい気持ちが出てきたことでの決断でした。

最後までどうなるかわからない受験でしたが、今振り返ってみると、息子の気持ちを出来るだけ尊重し、行き詰まったらすぐに塾の先生方に相談していたことが、良い結果、良い決断に繋がったのだと思います。

学ぶことの楽しさ、さらにこれからも意欲的に学びたいという気持ちを育てて下さった先生方や友達に感謝でいっぱいです。