慶應義塾高進学【保護者】2025受験体験記(M・Wさん)
SAPIX USAと息子の二人三脚
慶應義塾高 進学
併願合格校:市川高、慶應志木高、ICU高、立教新座高、早大本庄学院
M・Wさん
●お子さまの名前 Tさん 国際教育センター Syosset High School
「日本で楽しい高校生活を送りたい」。3年間アメリカで過ごした息子が発した最初で最後のSOSでした。
渡米以来、毎日現地校に通ってはいましたが、それはただの義務感であって、楽しさは見いだせず…。これ以上親の都合を押し付けられないと思い、高校受験を決意しました。
渡米当初からSAPIX USAにお世話になっていましたが、高校受験のことは全く考えておらず、あくまでも日本の勉強のサポート。授業は受けっぱなし、SAPIXオープンの勉強などしたこともない不良生徒でした。
それでも続けてこられたのは、授業がとても楽しかったから。現地校でどんなに疲れていても、SAPIXを休みたいと言ったことは一度もありませんでした。
2024年2月から、受験に向かっての授業がスタート。週8コマの授業はなかなかハードでしたが、「自分で決めたことだから」と、弱音を吐くことはありませんでした。好きなテニスも釣りもしばらくは封印。
母親の私も息子の勉強をサポートするべく、授業で間違えた問題を集めた復習ノートを作る日々。できなかった問題を徹底的になくせるよう手伝いました。
高校受験で親が子供の手伝いをするなんて…と思われる方もいらっしゃると思いますが、毎日たくさんの課題が出される現地校の勉強との両立はなかなか厳しかったので、私にできる最低限の手助けをしてあげたいと思ったのです。
しかしそれも夏まで。秋口には自ら進んで復習する習慣が身についていました。長期のお休みがとても長いアメリカですが、そのお休みもすべて勉強に費やしました。
とはいえ、少しは息抜きをと思い、近場への旅行はしましたが、その時も必ずパソコンとテキストを持参して1回も授業は休みませんでした。時には移動中の車の中から受講することもあり、車酔いしたことも今となれば良い想い出です。
そんな感じで勉強漬けの2024年を過ごし、いよいよ満を持しての一時帰国。それまでNYで受講していた授業とNYの冬期講習を、日本でも受講できる時間帯に調整して下さったおかげで、日本に帰国してからもすぐに勉強を開始。早朝から始まる授業のおかげで時差ぼけを自然に直すことができました。
そして1月からは国際教育センターで行われる帰国生入試直前講習に参加しました。
直前講習は、本当に入試ギリギリまでご指導いただき、とてもありがたかったです。特に面接の練習は、親子ではなかなかできなかったので、本番さながらの先生との練習はとても役に立ったようです。
早慶狙いの方は2月6日から15日まで、本当に気の抜けない日々を送ることになります。試験までの緊張感、そして合格発表までの不安感が途切れることなく続き、精神的にかなり追い込まれました。
その期間、SAPIX USAの先生方から頂いた励ましのお言葉にどれだけ救われたことか!本当に感謝してもしつくせません。本当にありがとうございました!