慶應義塾高進学【保護者】2025受験体験記(I・Tさん)

「SAPIXに支えていただいた3年間」

慶應義塾高 進学
併願合格校:栄東高、明大中野高、立教新座高、早稲田佐賀高

I・Tさん
●お子さまの名前 Tさん
 練馬校 国立・東京学芸大学附属竹早中学校

息子は小6の3月にSAPIX練馬校へ入塾しました。お友達と一緒に通いたいという理由で入塾し、塾から帰宅後30分のゲームは日課。勉強への意識は低く、なんとなく通っていました。

当初は附属高校への内部進学を考えていましたが、そのうちにお友達の影響もあり、息子が早慶に行きたいと言うようになりました。外部受験に方向性を定め、中2の秋に5科目から3科目に変更。苦手な英語に時間を割くつもりでしたが、好きな数学を中心に勉強していたため、英語がネックとなり、成績は伸び悩んでいました。

中3になると意識が変わってきたのか、ゲームをしなくなりました。2年間XクラスとYクラスを行き来し、中3の1学期に再度Yクラスになりました。このまま早慶を志望校にし続けるかどうかは、夏の勉強量で決まると思いました。

親が共働きで、夏休みの日中の様子は把握できず「SAPIXへ自習に行ってね!」と毎朝声掛けだけをしていました。勉強時間を確保できたことで、秋から成績は向上しましたが、二学期になるとまた勉強時間は減り、11月の模試は良くない結果に。

直前になってものんびりした息子に私も夫もきつい言葉もかけましたが、息子には響きませんでした。先生方に何度もご相談し、息子への声掛けをお願いし、四者面談もしていただきました。

先生の叱咤激励を受け、息子もようやく危機感を持ったようです。スマホを親に預け、苦手な英語の文法、熟語、過去問と取り組むようになりました。朝起きられなかった息子が、朝から机に向かう姿が見られるようになりました。

「勉強のことは一切言わないでください」という先生の言葉を信じ、色々と言いたい気持ちを抑え、前向きな声掛けをするようにしました。

第一志望校の一次試験の結果発表後、すぐに先生が面接の特訓をしてくださいました。口下手な息子でしたが、「これはいい試練になる」という先生の言葉に励まされました。

本番後、笑顔で戻ってきた息子を見て、結果はどうであれ頑張ったことが何よりだと感じました。

一ヶ月に及ぶ入試期間。息子は試験後は毎回SAPIXへ行き、先生方に話を聞いていただいたようです。そこで気持ちを落ち着け、次の試験に切り替えることができました。勉強面だけでなく、精神面も支えていただいたことに感謝しています。

結果として第一志望校に合格。素晴らしい経験をさせていただきました。

練馬校、荻窪校にお世話になった3年間を振り返ると、息子はSAPIXに行きたくないと言ったことは一度もなく、先生方の授業が楽しくて仕方がないようでした。

マイペースでエンジンがかかるまで時間がかかった息子。親子だけでは受験を乗り越えられませんでした。親子共に先生方に頼りっぱなしでしたが、3年間粘り強く息子を支え、合格まで導いていただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

3年前SAPIXに通う決断をして、先生を信じて、息子の受験をお任せして良かったです。本当にありがとうございました。