開成高進学【保護者】2025受験体験記(J・Kさん)

SAPIXで得た輝き

開成高 進学
併願合格校:栄東高、巣鴨高

J・Kさん
●お子さまの名前 Sさん
 調布校 調布市・神代中学校

小学生高学年の時は「塾は絶対、行きたくない!」と言っていた息子が、地元の公立中学入学直前のSAPIXの授業の後、目を輝かせて帰ってきたことは今でもよく覚えています。そして、苦しい時期もありましたが、最後まで学ぶ喜びを持ちながら高校へ進学できるのは、SAPIXの先生方のおかげだと思っています。

中学3年間で、保護者の立場から何ができたかを振り返ってみました。特に中学1年生から3年生の部活を引退するまでの間に、いくつかのポイントがあったように思えます。

ポイントは主に3つ、①3科目から5科目に切り替えたとき、②中学2年生で部活が忙しくなったとき、③中学3年生の1学期で、内申点、部活、SAPIXの授業の3つともが重くなる時期でした。

息子は中学受験をしていないため、理科と社会の知識量不足はありました。中学1年生の途中で3科目から5科目に切り替えたとき、家庭学習が消化できず、ずるずると宿題がたまる状況になっており、本人が自信を失っているように思えました。

そうしたときは、まずは息子と同じ目線に立って、「5科目になって今まで通りにはいかないのは当たり前で、一緒にやり方を考えよう」と励ましました。そして、「すべてを消化することがゴールではなく、一つ一つ取り組むことを目指そう」と話し、一緒にテキストの整理をし、宿題の優先順位づけをし、とにかく続けることを大切にしました。

次に中学2年生で部活が忙しくなってきたり、副部長として部員をまとめたりする立場になってきた時期です。さらに、SAPIXの授業と学校の授業のギャップが大きくなり、学校の授業を楽しめなくなってきた時期でもありました。本人としては、練習に取り組まない部員や学校の授業のことで、心の余裕を失っているようでした。

「副部長という立場に立つと、今までとは違うことに気づく」「それは、大変ではあるが新たな発見であり、チャレンジであること」といったことを話しました。学校の授業とのギャップについては、「学校の授業の中にも、学びはあること」「一方で、高いレベルでの授業を求めるなら、そうした先生や仲間に出会える高校を目指してはどうか」と話しました。

最後に、都立高校を意識した内申点、部活の総仕上げ、SAPIXの授業の3つが重くなる中学3年生の1学期でした。このとき、SAPIXの先生に相談したところ、「部活は最後までやりきってください。やりきった子は必ず伸びます。体力面・精神面での成長があれば大丈夫です」とはっきりと言われました。正直、意外でしたが、そのまま息子に伝えました。

本当にそのとおりでした。本当に暑い夏でしたが、夏以降は一心不乱に、でも入室したときのような目の輝きをそのままに勉強をしていました。