授業を第一に、
一人一人と向き合う

生徒一人一人を知ることから SAPIXの授業は始まる

青木 茂樹 あおき しげき
SAPIX中学部 教務部長
『高校への数学』執筆者

私たちの使命は、生徒本人が第一志望と決めた高校への合格を勝ち取れるようサポートすることです。そのために最も大切にしているのが授業で、その出発点となるのは、何よりも「生徒一人一人を知ること」だと考えています。

SAPIXの授業では、講師の発問をきっかけに生徒が主体的に考えることで、難関校入試で求められる論理的思考力と応用力を養っています。授業中、ある生徒に対して講師が発問する言葉のニュアンス一つを取っても、エネルギッシュに声掛けすればよいのか、あるいは落ち着いたソフトな雰囲気で問い掛けるのが適しているのか、最適な方法は生徒ごとに異なります。そのため、生徒の個性をあらかじめ把握しておくことが大切です。

生徒の個性は、授業中はもちろん、授業外の質問対応や面談の機会なども活用して把握していきます。生徒個々の性格や勉強に関する得手・不得手をはじめ、生徒が話してくれた趣味や興味・関心、日常生活などの情報もしっかり押さえています。さらに、保護者面談でご家庭での様子やご意向などもお伺いした上で、学習指導を行うようにしています。

SAPIXの授業は講師と生徒が一緒につくり上げるものです。双方向によって組み立てていくスタイルの授業なので、生徒は理解を深めやすいだけでなく、クラスメートの発言を聞いて新たな気付きを得ることもあります。生徒一人一人に授業内での役割が必ずあり、全員がライブ感あふれる授業に参加する楽しさを感じられるはずです。

普段控えめな生徒でも、授業中の回答一つで、クラスを大いに盛り上げることも珍しくありません。こうした環境で仲間とともに学び合う中で、学ぶ楽しさと確かな自信を積み重ねていくことができると考えています。

保護者の方からは、受験結果に加えて、例えば「控えめだったお子さまに積極的な姿勢が見られるようになった」など、お子さまの成長や変化を実感いただけたことからも、SAPIXが一定の評価を得ているのではないかと感じます。授業や受験を通して、生徒が「大きく成長していくきっかけ」を提供できたのではないかと受け止めています。

テキストも大きな特長 論理的思考力、記述表現力を培う

SAPIXの授業を支えるのが、志望校合格から逆算して組んだカリキュラムと、それに合わせて作成したオリジナルテキストです。

全教科に共通しているのは、1教科専任で授業を担当している講師自らが、授業のためのテキストを作成していること。これは学習塾業界の中でも珍しい特徴の一つでしょう。テキストは授業での生徒の反応や問題の出来具合などに即して不断に改善・改良している他、難関校の入試問題を徹底分析しフィードバックしています。「授業内の出来事」と「入試問題の分析結果」の両方を的確に取り入れたアップデートは、授業を担当する講師とテキストの制作者が同じだからこそできることです。

SAPIXでは、志望校合格はもちろんのこと、生涯にわたり役立つ論理的思考力と記述表現力を培ってもらいたいと考えています。例えば私が担当する数学は、論理性を特に高度に求められる学問です。そのため、SAPIXの数学のテキストでは、答えだけではなく計算・思考過程も書けるスペースを必ず設けています。とことん考え、自分の手で記述すれば、理解が深まるからです。また、口頭でも記述でも他人に分かるよう説明できることを求めます。それができなければ、本人の理解も浅いと判断できるからです。

このように、単に問題を解けることだけを目指すのではなく、問題を解いていく過程を大切にしています。こうした思考の過程で培われた論理性や表現力は、世の中に出てからもその生徒を強く支える土台になっていくと信じています。

生徒一人一人と向き合い、論理的に考え、表現することを大切にする。
SAPIXはこれからも生徒の志望校合格とその先にも通じる学習体験を提供していきます。