筑駒高進学【保護者】2026受験体験記(Y・Yさん)
リベンジの末につかんだ合格
筑駒高 進学
併願合格校:慶應志木高、栄東高、渋谷幕張高
Y・Yさん
●お子さまの名前 Nさん 渋谷校 目黒区・東山中学校
中学受験で第一志望校の筑駒に合格できなかったあの日から、息子の時間は少し止まったように感じました。中学1年生の前半、精神的に落ち込み朝になると体が重く不登校気味の時期が続きました。親としては、成績よりもまず心の回復を願う日々でした。
そんな風に落ち込んでいる息子でしたが、不合格の時からSAPIXへ行き高校受験に向けてしっかり勉強したいという強い意志がありました。
転機は一年生の夏期講習でした。どの教科の先生方の指導も面白いと感じ、特に数学の先生からは多大な影響を受け、引き込まれていったのです。その小さな成功体験が自信へとつながり前を向くきっかけになりました。
二年生になると、勉強に加えてプログラミングの大会にも挑戦しました。忙しい毎日でもどちらも手を抜かず、努力する姿に成長を感じました。
しかし、この時はまだ筑駒にリベンジすることは考えられない様子でした。ただ筑駒に行った同級生のことや筑駒文化祭のことを羨ましそうに話す姿にもどかしさを感じました。
三年生で受験校を選ぶ段階になったとき、息子の決意を聞いて驚きました。「もう一度、筑駒に挑戦してみる」というのです。失敗を経験し地道に基礎を固めたからこそ、挑戦する気持ちが湧き上がってきたのだと思いました。
そこからは必要な特訓や講習を自分から申し込み、主体的に動く姿がありました。ストイックに勉強に励む姿は頼もしく感じましたが、三年生の夏期講習頃から「昼食を食べると集中できない」と言って昼を抜く生活が続き体調が心配になりました。
塾の先生に相談すると、学習効率と体調管理の両立について具体的な助言をくださいました。先生方の支えで生活リズムを整えながら、何とか夏を乗り切ることができました。
第一志望の試験前日、開成高校は不合格でした。最も心配だったのは息子のメンタルです。それでも本人は「塾に報告してくる」と出かけ、先生方や友人に励まされて帰宅しました。周りの協力を得て自分で立て直す精神力がついていたことに大きな成長を感じました。
受験当日は緊張で眠れない様子でしたが、「行ってきます」と気持ちを切り替えて家を出る背中は、どこかたくましく見えました。私も夫もただ神頼みをしながら、ここまで努力してきたのだからきっと大丈夫だと信じました。
そして合格発表を自宅で聞いた瞬間、思わず息子と抱き合いました。久しぶりのハグでした。「本当によくここまで頑張ったね」と心から伝えました。合格はもちろん嬉しい結果でしたが、それ以上に、彼が精神的に一回りも二回りも成長したことが何よりの宝物です。
この場をお借りして、常に寄り添い支えてくださった塾の先生方へ感謝を申し上げます。また共に切磋琢磨してくれた仲間にもお礼を伝えたいと思います。