筑駒高進学【保護者】2026受験体験記(匿名希望さん)

時差を超えて SAPIXを信じて

筑駒高 進学
併願合格校:開成高、慶應志木高、渋谷幕張高

匿名希望さん
●お子さまの名前 Rさん
 渋谷校

息子が中学1年生の時、親の都合でヨーロッパの非英語圏で生活することになりました。学校は、英語が第一言語、加えて現地語、第2・第3外国語の習得が必要という環境で、最初は慣らすことを優先していましたが、やがて「日本の学習内容も、ある程度は継続してインプットしなければ」と感じ始めました。

私自身、仕事に加えて下の子の育児もあり、息子の勉強を横でサポートするのは難しい状況でした。そこで、時差を考慮して、「週末の夕方に開講している」SAPIXのオンラインコースに決めました。

中学3年生になる頃には、日本の高校ならではの経験も息子に合っているのではないかと、進学を考えるようになりました。ただ、本人は海外の学校がすっかり気に入っており、週末はサッカーの試合でSAPIXの授業の欠席も多く、なかなか受験勉強に気持ちが向かない状況でした。

海外からのオンライン受講で特に有難かったのは、毎月欠かさず教材が自宅に届き、模試も自宅受験できる体制が整っていたことです。授業も楽しく、参加している時の息子は驚くほど集中していました。

3年生の9月からは社会・理科が平日開講に移行し、時差の関係で受講ができなくなりましたが、先生方が最低限のポイントを示してくださったことが支えになりました。それでも、学校の課題に追われてSAPIXの宿題が終わらない——受験勉強どころではない状態が続き、親としてヤキモキしながら見守りました。

3年生の12月末に帰国し、冬期講習から渋谷校に通い始めました。初日に、周りと比較して「理社の基礎知識がない」、2日目に「国語も」、3日目に「数学も英語も」と告白があり、「つまり全教科?」と思いつつ、「時間はまだまだあるよ」と伝えていました。

小論文を避けるために、帰国生受験ではなく全校一般受験で出願したものの、帰国生受験が一概に小論文というわけではなかったようで、結果的により険しい道を選ばせてしまい、リサーチ不足を親として反省するところです。

最終的に8校に出願し、4校を受験しました。息子はSAPIXの先生方がとても好きで、「〜先生を驚かせたい」などとよく話しており、先生方との距離の近さも力になっていたように思います。

最後の1か月、息子は見違えるほどの集中力を見せ、自習に毎日通い詰めていました。「目的さえ定まれば、自分で走れる子である」——それが今回の受験を通じて得た、何より嬉しい発見でした。

受験した4校すべてから合格をいただくことができました。受験直前まで海外に滞在できたのも、オンラインコースの先生方のご指導のおかげです。渋谷校の先生方とクラスメイトの温かさにも、心から感謝しております。

息子はこれから、私と離れて日本で高校生活を歩み始めます。海外生活でも今回の受験でも多くの方に支えていただいたことを胸に刻み、謙虚に自分らしく、充実した日々を送ってほしいと願っています。