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立教新座高校 2026年 教科別入試問題分析

英語

リスニング問題:小問数3

例年大問2題だったリスニングが、2026年は4題に増えました。大問Ⅰは英文が3つ読み上げられ、空欄に入る語句を書き取る問題でした。

リスニング問題:小問数4

英単語が4つ読み上げられ、その日本語の意味を選択肢の中から選ぶ問題でした。

リスニング問題:小問数4

対話文を4つ聞き、それぞれの会話の最後にあてはまる英単語を選択肢の中から選ぶ問題でした。

リスニング問題:小問数3

放送される運動についてのニュースを聞き、その内容について3つの問いに答える問題でした。

説明文の読解(約570語):小問数11

言語と文化の関係性についての説明文です。文章全体で筆者が伝えたい趣旨が繰り返し述べられていて、それを捉えながら読むことができたかどうかが重要な問題でした。

エッセイの読解(約900語):小問数9

摂食障害を乗り越えた筆者が自らの経験をつづったエッセイです。代名詞の使い方を扱う並べかえの問題と、本文の流れから空所に入る適語を推測する必要がある問題は難度の高いものでした。

脱落語の補充:小問数4

文中に抜けている語を入れて文を完成させる問題でした。関係代名詞を含む文の、正確な構造理解が求められました。

和文英訳:小問数2

与えられた日本文を英訳する問題です。仮定法と不定詞を用いて答える必要がありました。

並べかえ英作文:小問数4

与えられた日本語の意味を表す英文になるように語句を並べかえる問題です。不定詞や熟語表現を用いて答える必要がありました。

同意文完成:小問数3

大半は標準的なレベルですが、主語と動詞の省略が扱われた問題は注意して解く必要がありました。

長文読解 記述 文法 リスニング 発音・語彙
日本語 英語 大問 長文内
2026年 説明文 エッセイ    
2025年 説明文 エッセイ 説明文      
2024年 説明文 物語文 説明文    
2023年 説明文 物語文    
2022年 説明文 物語文      

数学

1 小問集合

(1)二次方程式(2)折り返し図形(3)空間図形(4)確率(5)二次関数についての問題でした。典型的な問題が多く解法に悩むことはないものの、どれも一手間かける必要があり、解答にかかる時間の差が得点差につながったものと思われます。

2 確率

正五角形の頂点上をサイコロの目に従って移動する点についての問題でした。調べるパターンがそれほど多くないので、書き出しによる処理が有効でした。サイコロの目が偶数か奇数かによって点の移動の仕方が変化することには注意が必要でしたが、丁寧に解き進めれば完答も難しくない大問でした。

3 平面図形

長方形と角の三等分線を題材とした問題でした。(1)(2)は特別角や相似を利用し、線分比や面積比を求めていく問題でした。(2)は2025年の大問5(4)の類題で、過去の入試問題の演習が活きる内容でした。(3)は円が重なる部分について考察する問題で、円の性質を用いればスムーズに解くことができたと思われます。

4 二次関数

放物線と直線についての問題でした。(1)から(4)までは典型問題なので、確実に点数を重ねたいところでした。(5)は内接円や外接円といった平面図形的な見方ができるかどうかがポイントです。

5 空間図形

立方体に内接する球と、その切断についての問題でした。(1)(2)は立体の体積を求める基本問題なので、確実に正解したいところです。(3)(4)は球を切断した際の断面積を求める問題でした。必要な平面を抜き出して考察していけば、十分に完答を狙える大問でした。

計算問題 整数 作図 証明 文章題 平面図形 関数 二次関数 場合の数 確率 データの活用 空間図形
2026年            
2025年            
2024年              
2023年            
2022年                

国語

1 松元雅和『政治哲学講義』

「不偏性」という視点から政治形態のあり方を記述した論説文からの出題です。論旨は明快で具体例も示されていますが、内容はやや高度で文章自体も難しく、読み取りづらさを感じた受験生が多かったかもしれません。文章内容の理解に関する設問は抜き出しと記号選択で構成され、本文に登場する概念の正確な把握が求められたため、総じて難度の高い大問だったと言えます。2022年以降見られなかった文学史の問題が出されましたが、基礎的なものなので手堅く得点したいところです。

2 古田徹也『いつもの言葉を哲学する』

カタカナ語の普及について考察した論説文からの出題です。約3ページ半と論説文にしては長めでしたが、身近なテーマであり文章も平易で、読み取りづらさはありません。設問も総じて標準的なものだったので、この大問は速やかに解き終えたいところでした。語彙にまつわる出題は例年通りです。

3 伊与原新『翠雨の人』

学問を志す女子学生を描いた小説文からの出題です。戦時中の日本が舞台となっていますが、展開は明快で登場人物の心情も分かりやすく、受験生にとって親しみやすい文章でした。設問にも判断に迷うものはほとんどありません。なお、近年の立教新座高は記述減少の傾向が見られ、2025年は全体で1問しか出されませんでしたが、2026年は大問2・3で計4問出され、記述量の増加が見られました。とはいえ、いずれも文中から適切な根拠を発見するという抜き出しに似た設問であり、過去の入試問題で対策してきた受験生であれば戸惑うこともなかったと思われます。

文章1 文章2 文章3 文章4
2026年 松元雅和『政治哲学講義』 古田徹也『いつもの言葉を哲学する』 伊与原新『翠雨の人』
2025年 美馬達哉『〈病〉のスペクタクル』 大前粟生『でも、だけどの身体』 原田マハ『板上に咲く』
2024年 福永真弓『弁当と野いちご』 大澤聡の文章 パウロ・コエーリョ『アルケミスト』
2023年 オリヴィエ・レイ『統計の歴史』 三木那由他『言葉の展望台』 綿矢りさ『手のひらの京』
2022年 伊与原新『新参者の富士』 五十嵐太郎の文章 山本貴光『記憶のデザイン』