スペシャル

東京都立八王子東高校 2026年 教科別入試問題分析

英語

1 リスニング問題:小問数5

問題Aと問題Bの二部構成です。問題Aは設問ごとの対話文と質問を聞いて、与えられた選択肢から答えを選ぶ形式が3つあります。問題Bはある外国人の先生のスピーチと質問を聞いて適切な答えを選ぶ問題と、英語で答えを記述する問題が1つずつあります。形式は2017年から変わっていないため、日頃から英語の発音に耳を慣らしておくとともに、質問に対する答えを英語で簡潔に書く練習を数多く行うことが全問正解の鍵です。

2 対話文の読解(約1750語):小問数10

高校の英語の授業で、日本への観光とその影響について議論しているシーンから始まる対話文です。留学生と日本の学生たちが、国に対する先入観や過剰観光、そして持続可能な観光について話し合っています。長文全体の語数が例年より約500語増えたため、内容一致問題で選択肢を十分に吟味できなかった受検生も多かったと思われます。また、2024年までは登場人物が3人でしたが、2026年は5人が登場したため、英文補充の問題ではそれぞれのセリフが誰によるものかをしっかり整理する必要がありました。英作文のテーマは「外国から来た人を日本のどこへ案内したいか」でした。50語程度の英作文を日頃から練習し、5分程度で仕上げられるようにするとよいでしょう。

3 エッセイの読解(約1520語):小問数13

スマートフォンやデジタル技術が私たちの記憶や経験の仕方に与える影響をふまえ、リアルな体験の重要性を再認識させるエッセイです。本文内の空所補充問題が多く出題されることが、都立八王子東高の特徴の一つです。文章の読解自体は難しくないため、焦らず内容を理解し、選択肢を吟味することが正答への鍵です。本文内にある整序英作文は頻出の形式で、関係代名詞や間接疑問文など中学校範囲の文法を定着させることで、素早く正確に正解を導き出すことができます。

長文読解 記述 文法 リスニング 発音・語彙
日本語 英語 大問 長文内
2026年 対話文 エッセイ      
2025年 対話文 エッセイ      
2024年 対話文 エッセイ      
2023年 対話文 エッセイ      
2022年 対話文 エッセイ      

数学

1 小問集合

2025年に引き続き、平方根の計算、二次方程式、確率、作図の4問からなる小問集合でした。いずれも基本問題なので、ミスなく確実に完答を目指したいところです。

2 反比例と二次関数

双曲線と放物線に関する問題でした。〔問1〕は変域、〔問2〕は2つの三角形の面積が等しくなるときの座標、〔問3〕は双曲線上と放物線上の2本の線分についての内容でした。双曲線が絡んだ出題でしたが、標準レベルの難度なので、落ち着いて正解を積み重ねておきたい大問と言えます。

3 平面図形

長方形を題材にした大問で、〔問1〕は三角形の面積、〔問2〕(1)は三角形の相似の証明問題、(2)は線分の長さを求める問題でした。〔問2〕(1)は与えられた条件から角度に注目することがポイントでしたが、書き方に戸惑った受検生もいたことでしょう。(2)も(1)と同様、角度に注目することができれば十分対応できたと思われます。

4 空間図形

正六角柱についての問題で、小問ごとに高さが異なる設定でした。〔問1〕は立体の体積、〔問2〕は立体の表面を通る最短距離、〔問3〕は立体の内部に作られる角度に関する小問でした。〔問2〕は展開図を描いて考察すること、〔問3〕は適切な平面を取り出して処理することが鍵でした。難度は決して高くないので、丁寧に解き進めて正解を導きたい大問でした。

計算問題 整数 作図 証明 文章題 平面図形 関数 二次関数 場合の数 確率 データの活用 空間図形
2026年            
2025年              
2024年              
2023年              
2022年              

国語

1 漢字の読み取り

四字熟語1問を含む5問が出されました。受検生にとってなじみの薄い語句も出されています。

2 漢字の書き取り

大問1と同様に、四字熟語1問を含む5問が出されました。一部なじみの薄い語句も含まれていますが、全体としては標準的な難度です。

3 名取佐和子『銀河の図書室』

宮沢賢治を研究する部で活動している高校生を主人公とした小説文からの出題です。平易な言葉で書かれていて、会話文も多く使用されているので、読みにくさはなかったと思われます。登場人物の心情を問う制限字数50字以内の記述が出されましたが、傍線部の前後を丁寧に読むことで解答が可能でした。そのほか記号選択が4問出されましたが、いずれも標準的な難度でした。

4 佐藤卓『塑する思考』

自己表現とデザインの関係について述べた論説文からの出題でした。2025年は、図表を含んだ文章が出されましたが、2026年は文章のみの出題でした。多少難解な語句がありますが、全体として論旨は明快であり、読解に苦労した受検生は少なかったと思われます。例年通り記号選択4問と制限字数240字の課題作文が出されました。記号選択の難度は大問3と同様に標準的でした。

5 川合康三『偏愛的漢詩雑記帖』

白居易の漢詩を引用しながら、ムクゲの花のイメージについて述べた論説文からの出題でした。記号選択が4問と、引用された漢詩からの抜き出しが1問出されました。いずれも解答の根拠をしっかり押さえれば正解ができるもので、高得点につなげたいところです。

文章1 文章2 文章3 文章4
2026年 名取佐和子『銀河の図書室』 佐藤卓『塑する思考』 川合康三『偏愛的漢詩雑記帖』
2025年 青山美智子『リカバリー・カバヒコ』 見田宗介『社会学入門』 谷知子『古典のすすめ』
2024年 恩田陸『なんとかしなくちゃ。青雲編』 多木浩二『生きられた家』 復本一郎『俳句と川柳』
2023年 蓮見恭子『襷を、君に。』 養老孟司『考えるヒト』 上野誠『万葉集講義』
2022年 原田マハ『斉唱』 バトラー後藤裕子の文章 鉄野昌弘『歌謡の仕組み』

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