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【学校説明会報告書】学習院高等科

【学校説明会報告書】学習院高等科

基本情報


【学校名】
学習院高等科

【所在地】
〒171-0031
東京都豊島区目白1-5-1

【交通アクセス】
JR山手線「目白駅」徒歩約30秒
東京メトロ副都心線「雑司が谷駅」徒歩約7分

【ホームページ】
https://www.gakushuin.ac.jp/bsh/

【創立】
1877年

【SAPIX偏差値】
43

地図


スクールライフ


【男女別】
男子校

【附属中学】
あり

【附属大学】
あり

【学年規模】
200名

【制服】
あり

【プール】
あり

【食堂】
あり

【購買】
あり

【寮】
なし

【帰国入試】
なし

【登校時間】
8:30

各種データリンク


【入試結果】
https://www.gakushuin.ac.jp/bsh/admission/exam_2022.html

【進学実績】
https://www.gakushuin.ac.jp/bsh/admission/shingaku.html

【募集要項】
https://www.gakushuin.ac.jp/bsh/admission/outline.html

説明会内容


【説明会名称】
一般対象学校説明会

【説明会日時】
2026年9月26日(土) 14:00~16:00

【説明会実施会場】
創立百周年記念会館

  • 目白の杜と呼ばれ、かつては豊島区の緑の3分の1がこの学校にあると言われた。タヌキやハクビシンが出ることもある緑豊かな環境。
  • 1877年(明治10年)、東京・神田に開学。2027年に150周年を迎える。1908年に目白の地に移転。当時は官立(国立)だったため、国立のように広い敷地を所有している。1945年に私立になる道を選んだ。
  • 当時から自由を重んじる学校である。自由とは、自分自身への責任を果たす、自分で選んだものに対して責任を引き受けるということでもある。生徒だけでなく教員も、選択授業では各教員が自由にテーマ設定できるようになっている。
  • 自由だが放置しているわけではない。1学年200人ほどで、40人5クラス。A組の横に主管室(担任のいる職員室)があり、生徒と近い距離で目を配っている。
【カリキュラム】
  • 先が見えない今だからこそ、なんでも面白がる心(好奇心)が大事で、同時にいつでも動く軽いフットワークをもって、知的な「道草」をたくさんしてほしい。
  • 「入口は広く、探求は深く」がカリキュラムの基本姿勢。
  • コース制を布かない。文系理系もない。選択科目を40以上設置し、個々が時間割を作る形。
  • 学ばなければならないことはしっかり学ぶ。理系の生徒でも古文・漢文を学び、文系の生徒でも3年まで数学を学ぶ。社会は地理日本史世界史公共のほか倫理も必修。理科も1年次に生物化学地学物理すべてに触れる。それ以上やりたい生徒は2年以降選択していく。
  • いろいろな機会を提供することで「自分の知らない自分の発見」をしてほしい。
  • 総合的な探究の時間(高2必修選択)では18講座開講。国際協力入門、演劇入門、写真を撮る・見る、体脂肪を燃やそう、ミステリーと数論理学など。教員が自由にやっている。
  • 興味を持ったことを深く学んでいく。例としては、3年社会科演習①では19~20世紀の国際政治について英語の文献を読み解いてディスカッションする。3年古文②では、古事記、源氏物語などを選び、通読していく。3年生物②では実験とレポートの繰り返しで、バクテリアを使った遺伝子組み換え実験を行う。地学②では多摩川に化石を掘りに行くなど。
【学習院大学について】
  • 2026年6学部に統合。国際を冠する学部が2つあり、国際社会科学部はビジネスで、国際文化交流学部は外交で活躍する人材を目指す。
  • 理系は理学部しかなく、弱いと思われがちだが、充実した研究設備があり最新設備も揃っている。科研費採択率は国内で2位(総合大学、私大では一番)。少人数で物理学科は教員一人に対して学生三人の割合で、よく目が届く。
  • GMARCHのなかで最も規模が小さいので、教員が学生に近いのが特徴。
【進路について】
  • 卒業生約200名のうち、学習院大学内部推薦で進むのが6割、外部大学への進学が4割。広い選択肢から進路を選んでいる。
  • 内部推薦の基準はあるが、ある程度の緊張感をもって定期テストを受けていればクリアできるレベル。
  • 海外大学へ行く生徒は毎年必ずいる。稀に就職を選択する生徒もいる。
【学習院大学との連携】
  • 大学出張講義…学習院大学の全学部全学科の教授陣が高等科に来て、生徒へ講義
  • 大学授業聴講…冬に1週間、学習院大学の通常の講義に、大学生に交じって参加。218科目が開講。
  • 科目等履修生…3年次、学習院大学の授業に正式に参加。前期または後期、あるいは1年間出席。レポート提出やテストも受ける。大学の履修単位として認定。126科目開講。毎年数名が参加している。
【留学制度】
  • 公認留学制度として、1年間の留学をした場合に、元の学年に戻る(飛び級する)ことができる制度がある。
  • 過去10年間で165名が留学し、43名の留学生を受け入れた。受け入れは毎年4~5名ほど。
  • 学習院大学では、2016年国際社会科学部を開設。徐々にオールイングリッシュの授業が増え、全員4週間以上の海外研修が必修の学科。
  • また、法学部政治学科に特別選抜(FT…Fast Track)コースがあり、学部を3年間で修了し5年間で博士号を取得できるコース。英語を使い、データ分析のスペシャリストを目指せる。
【学校生活】
  • 一学年200名(A~E組の5クラス)高等科からの入学生約20名が、クラスに4~7名。主管の判断で5クラスに分けたり3クラスにまとめたりする年がある。約180名が中等科からの進学者。うち約60名は初等科出身、うち約20名は学習院幼稚園出身。中等科の生徒たちはどんな子がくるかワクワクして待っているので、心配する必要はない。なかには2、3日で馴染んでしまう子もいる。
  • 朝にHR等はない。8:30から授業開始。15:00に6限終了。部活動は18:00まで。18:30下校。
【学校行事】
  • 附属戦(6月)…学習院(高等科・女子高等科)と筑波大附高との伝統の定期戦。
  • ボート大会(2年7月)…1968年より実施。戸田漕艇場で行う。
  • 沖縄研修旅行(2年9月)…3泊4日。
  • 鳳櫻祭(11月)…文化祭。中等科と合同で実施。実行委員会が運営。人気があるのはマーメイドボーイズ。
  • 柔道納会(3年12月)…柔道の創始者で学習院元教頭の嘉納治五郎創立の講道館で、柔道の最後の授業を行う。試合も行う。
  • マラソン大会(1・2年2月)
  • スキー教室(1年3月)…3泊4日。
【部活動】
  • 珍しい部活動が多い。アーチェリー、ゴルフ、ボート、ホッケー、馬術など。学校に馬場があるのは珍しい。
  • 中等科にないクラブもある。中等科にあるクラブであっても、高入生が主将になることはよくある。
  • 運動部と文化部の兼任は結構いる。
【生徒指導】
  • 高等科生を大人扱いする。勉強面では半分大学生扱いをする。だから自由。
  • 制服はシャツやセーターなどの色指定はあるが、頭髪・アクセサリーは自由。自分の責任で個性を主張することを妨げない。ただし、TPOは弁えるように指導する。体育ではアクセサリーは外すなど、自分で考えて分別がつくようになってほしい。
  • スマートフォンも持ってきても構わない。TPOを弁えて、適切に使うということ。一人一台PCを持つので授業中は使う必要はなく電源を切る。自らの責任の負える範囲で使用する。
【入試について】
  • 募集人数は20名。中等科定員が200名、高等科定員も200名で、外部へ出た分を補充するような形なので小規模な入試。例年倍率は3倍前後。
  • 合否は3教科の合計点(300点満点)のみで決定される。足切り点なし。内申点なし。調査書も出してもらうが一切得点化はしない。
  • 記述問題が基本になるので少しとっつきにくいかもしれないが、中学校の学習範囲からしか出ない。
  • 例年合格最低点は200点/300点満点くらい。
【入試問題について】
■国語
  • 国語の基礎力をしっかりと身につけているかどうかを確かめる。基礎力とは読み・書く力。
  • 形式に変更あり。従来の大問2つの構成から漢字問題を独立させる。問題数15問程度には変わりない。読解の基礎は漢字の正確な知識から、という考えで、普段の定期テストから漢字の書き取りの比重は重い。すべて書き取りで、日常的なことば、現代の生活の中でよく見かける言葉を中心に出題する。
  • 文章題は小説・随筆と論説文の2つを出すことに変わりはない。
  • 一つ目の小説・随筆では鑑賞面の読解、二つ目の論説文は論理面の読解を見る。配点は全体の7割程度で、50%ずつを目安とする。
  • 設問の半分前後が記述式の説明問題。これが多いのが特徴。一問一問の配点も高いので、これを得点できるかどうかが合否を分けるポイント。部分点があり、どこまで理解しているのか段階をつけて判断している。
  • 解答のヒントは問題文のなかにある。ポイントは一か所とは限らない。過不足なく見つけ、また問題文そのままを使うのではなく、一度かみくだいて自分の言葉で説明した方が高得点になりやすい。
  • 記述式には文字数に制限のある問題もある。文章そのままでは長くなる場合はポイントを絞って答える必要があるし、そのままでは短くなる場合は、自分なりに解釈し、敷衍する必要がある。
  • 苦手であっても、自信がない人ほど少しでも書く、なるべくたくさん書く姿勢が大切。
  • ことば(ことわざ・慣用句・故事成語)の知識も読解の基礎。普通に生活したり、読書したりするなかでよく見かけるものを出している。普段からことばに敏感になって、辞書を引く習慣をつけておくとよい。
■数学
  • 一人一人の理解度を正確に把握するため、すべての問題で途中式や考え方を明確に記す記述式解答。
  • 小問集合・文章題・関数・図形の大問4問構成。
  • 最終的な答えに関わらず、かなり細かな部分点を与えている。たとえ答えが合っていても経過が間違っていれば減点の対象となる。
  • 原則、出題範囲は中学校の教科書で扱っている内容。中3範囲の標本調査は出題しない。
  • 通塾していないと知らないような公式を使用しないと解けない、中学範囲外の公式を用いることで簡単に解けてしまうような問題は出さない。
  • 難易度はおおむね公立高校入試問題程度。ただし、記述式なので難しく感じることもあるかもしれない。
  • 前半の小問集合・文章題については完答が十分可能。後半の関数・図形はやや発展的なレベルだが、問題ごとに大きな配点差はない。前半をしっかり解いた後に、落ち着いて後半の問題に取り組んでほしい。
  • 図などに書き込まれている数値なども採点の対象。解答に自信のない問題ほど、途中経過をはっきり残すようにするとよい。
  • 奇をてらった問題は出さない。いま受けている授業の内容をしっかり理解するように。
  • 都立・県立高校入試程度の難度を想定して作問しているので、都立・県立高校入試問題が十分な対策になる。ただし、高等科では記述式解答であることを忘れずに、採点者に考え方の意図が伝わるような答案作りを目指すこと。
  • 都立高校などの対策が進んだら、3年分の過去問は必ず解いてほしい。解答例と見比べて何が足りないかをみるのが一番の対策になるだろう。
■英語
  • 過去の問題構成は、リスニング、ライティング、リーディングそれぞれ2題ずつの3部構成。
  • リスニング①まとまった英文を聞き、そのあとの質問の答えを問題用紙に書かれた選択肢から選ぶ問題(200語前後)対話形式より、一人が話すものを聞くことが多い。
  • リスニング②ディクテーション。英文の意味を理解できること、正確なスペルで書くこと、語と語が繋がって聞こえるリエゾンを正確に聞き取る力も要求される。
  • ライティング①和文英訳。正確なスペルの知識や構文、文法の知識が要求される。
  • ライティング②自由英作文(50語程度)与えられたトピックについて自分の考えを書く。トピックから外れることなく、論理的に、正確な英語で書くことが求められる。
  • リーディング。長文読解2題。300~400語。配点は半分を占める。大意を読み取るだけでなく、細部を読み取る正確な読解力が求められる。英文和訳といった記述問題もある。
  • 中学校の学習指導要領の範囲を超えることはない。中学で習う知識をいかに正確に使えるかを問う。
  • 差がつく内容。合格のためには7割以上、できれば75%以上の得点を目指してほしい。
  • 記述問題が多いのが特徴。何も書かないのはよくないが、時間に追われるあまり的外れなことを書いても部分点ももらえない。問題量と比べて時間が短いと感じるかもしれないが、冷静にスピード感をもって問題を読み取る力も身につけてほしい。

前年からの変更点


  • 国語の出題形式について、従来の大問2つの構成から漢字問題を独立させる。問題数・配点などに変更はない。

参加者の着目ポイント


  • 明治時代の創立で、古くからの建築物と新しい建物が共存し、歴史と伝統を感じる落ち着いた雰囲気の学校でした。運動施設も充実していて、野球場と人工芝グラウンド、ハンドボール部が使う運動場、テニスコートなどが独立し、大学生と共有することもないということで、十分に部活動に打ち込める環境です。
  • 先生と生徒の距離が近いのは先生方の話しぶりからもよく伝わってきました。入試も小規模ですが、3教科の得点のみとはっきりしているので、ぜひ説明会に参加して3年分の過去問をもらうことをおすすめします。

  • 本ページ掲載の情報はSAPIX中学部の独自取材によるものです。受験など重要な情報は生徒募集要項や学校ホームページで必ず確認してください。
  • SAPIX中学部では学校説明会に参加することを推奨しています。本ページはあくまで「参考」と捉え、実際に学校に足を運んでみましょう。

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