【学校説明会報告書】埼玉県立浦和第一女子高等学校
基本情報
【学校名】
埼玉県立浦和第一女子高等学校
【所在地】
〒330-0064
埼玉県さいたま市浦和区岸町3-8-45
【交通アクセス】
JR浦和駅徒歩8分
JR南浦和駅徒歩12分
【ホームページ】
https://urawaichijo-h.spec.ed.jp/ichijo/
【創立】
1900年
【SAPIX偏差値】
50
地図
スクールライフ
【男女別】
女子校
【附属中学】
なし
【附属大学】
なし
【学年規模】
360名
【制服】
あり
【プール】
なし
※プール施設はあるが、老朽化のため授業・部活動は行われていない
【食堂】
なし
※施設はあるが定時制のためのもの
【購買】
あり
【寮】
なし
【帰国入試】
あり
【登校時間】
8:35(8:05から朝学習805を推奨)
各種データリンク
【入試結果】
https://www.pref.saitama.lg.jp/f2208/r8nyuushi-houhou.html
【進学実績】
https://urawaichijo-h.spec.ed.jp/ichijo/result
【募集要項】
https://www.pref.saitama.lg.jp/f2208/nyushi/r9nyushijyoho.html
※食堂はあるが定時制のためのもの
説明会内容
【説明会名称】
塾対象学校説明会
【説明会日時】
2026年6月26日(金) 10:35~12:30
【説明会実施会場】
図書室
- 浦和高等学校と双璧をなす公立トップ女子校。伝統と実績を誇る全国屈指の女子校。
- 県内全63市町村のうち45市町村から生徒が通学している。→約70%
- 目指す学校像。世界で活躍できる知性と教養、逞しさを備え、社会に貢献する高い志を持った魅力あるリーダーを育成する女子高校
- 「一女を志望校に決めたきっかけは?」というアンケート結果(複数回答)は、1位:学校の雰囲気(247票)、2位:女子校(139票)、3位:交通事情(99票)、4位:難易度(85票)→文化祭は9/5,6に開催、7/13から前売りチケットが販売されるが例年売り切れる
- 共学化のことが話題になっているが、少なくとも来春から入学する生徒は間違いなく女子校。当面は女子校を継続する予定。
- 体育館にエアコンを設置。
- 朝学習805の参加率はほぼ100%、7:40の段階で4割程度の生徒が登校している
一女の特色は【コア】&【オプション】
- コア…授業そのもの、大学受験を見据えた授業、補講はあるが目的はリカバリーよりも発展学習の意味合いが強い、受験は「団体戦」であり共に励まし合う雰囲気、第一志望はゆずらない
- オプション…「朝(朝学習805)、放課後(試験前は3時間勉強)、長期休養中(実力養成講座)」を推奨、「部活動、生徒会活動、学校行事」は公立高校なので盛ん、「SSHや探究活動」は教科書の学びを加速させるもの、「グローバル教育」として台湾の高校と姉妹校提携、ベトナムフィールドワークや海外研修プログラムを実施
【カリキュラム】
- 高1…非常に幅広い教科・科目を履修する。基礎を固める時期。高1から課題は多く、特に英数については大学受験に向けて進度も早めに設定している。
- 高2…文理別クラス編成を行い、3年の学習範囲も先行実施する。
- 高3…文理別に学びを深める。主要5教科だけで週29時間。受験に向けた学習。
【カリキュラムの土台】
- 授業日数が多い。例年4/4に入学式(おそらく県内で最速)が行われ、なるべく早く学校に来て学習をはじめてもらいたい。隔週土曜日授業。7時間授業が週2日。SSH履修者は更に2単位追加。
- 自習室2部屋を完備。授業がない土曜日は朝から利用可能。
- 図書館に英文蔵書1万冊。
- 生徒の文理比率傾向。例年文系:理系=1:1くらい。
【カリキュラムのより効果的な運用】
- 成果の出る時期を見据えた進度。国数英は高3早期に終了。課題も多い。中高一貫校に追いつく。高3の秋以降に模試成績にも結果が出てくる。
- 学力定着のための多様な取組。受験対策・知識定着に留まらない学習指導。
- 女子校ならではの視点による指導。総合的な探究の時間(高1)で自分にとってロールモデルとなる女性についての研究→自分の将来ビジョンを考える。
- SSH(文部科学省・認定枠校)。2004(平成16)年から20年に亘って指定されている。希望した生徒が2単位増加して取り組む。今年の入学時点でのSSH希望者は70名。基本的には定員(もともと60名)を設けないで行っている。高1はグループ、高2は個人orより少人数。
【進路実績】
- 大学入学共通テストで6教科(1000点満点)受験率8割超→84.0%
- 直近6年は120名以上が国公立大学または医学部医学科に現役合格→2026年は129名
- 国公立難関10大学(東京大学・一橋大学・東京科学大学・京都大学・大阪大学・名古屋大学・東北大学・北海道大学・九州大学)合格43名→現役32名
- 医学部医学科合格18名→現役6名
- 早慶上理現役合格のべ118名、MARCH現役合格のべ241名
【進路指導】
- 選択肢を狭めないよう科目数を安易に絞らないよう指導をしている。
- 進路ガイダンスノートや定期的に発行する進路通信を発行。生徒本人だけでなく保護者にも見てほしい。
- OG・PTAの団結・協力が強く、OGの合格体験記が常設され、キャリアガイダンスやPTAによる企画・イベントは盛況。医学部医学科志望者は高2からサポートを強化。
【女子校であること】
- 価値観の近しい生徒集団。人を傷つけない。誰とでも隔てなく、適切な距離感。上下関係がない。安心できる集団。
- 他校との連携。男子と一切関わらないということではない。男子校のセミナーに一女生が参加するようなことはある。
【入学者選抜の補足】
- 学力検査を重視しているので、調査書について過度に心配する必要はない。
- 学校選択問題(英数)の平均点は高くない。共通問題である国理社で高い点数を取る必要がある。英数に自信がある生徒には有利。
- 面接が加わるが、あくまで学力検査を重視。集団面接として実施する。高い目標を目指して頑張ってきた経験を語ってほしい。うまく話せなくてもよい。
前年からの変更点
【2027(令和9)年度入試以降の選抜基準】
- 趣旨:国公立大学の受験を見据え、5科すべてを学び学習習慣の基礎を固めてほしい。
- 第1次選抜について。2026(令和8)年度までは合格者の60%だったが、80%(288名)に引き上げる。2026年までは学力検査500点、調査書335点の計835点だったが、2027年以降は学力検査500点、調査書135点、面接30点の計665点で合否を決定する。学力検査は各科目100点。
- 第2次選抜について。第1次選抜で全合格者の80%を占めるので必然的に残り20%(72名)。2026年は学力検査500点、調査書215点の計715点だったが、2027以降は学力検査700点、調査書135点、面接30点の計865点。英数は200点、それ以外は100点の傾斜配点。
- 英数の傾斜配点導入のねらいについて。英語はグローバルリーダー育成の目標と現今の社会情勢(外国人居住者の増加)の観点から。数学は国公立大学現役進学を目指す観点から。私立大学においても早稲田大学政経学部などでは数学が必須になり、選択肢が広がる。
- 出題形式は、得点換算でマークシート9割、記述1割程度。
- 面接が加わることもあり、調査書の得点配分は以前より低めに設定し直す。各学年の学習の記録の比率(中1:中2:中3)は1:1:2を維持。
- 面接は集団面接として実施。学力重視の方針と面接の得点化の難しさから、ここに力を入れるつもりはない、とかなり強調していた。県が定める最小限の30点に設定。1~2分で粘り強く努力し続ける経験や意欲を「自分の言葉」で話してほしい。努力した経験は「受験勉強」でも構わない。特別な対策は不要。
参加者の着目ポイント
- 大学受験を前提とした学習システム。また、その後の活動の下支えとなる経験を積むことができる各種取り組み。いずれも好印象でした。公立トップ校として、生徒の能力を信じていてさらに高めるためのサポート体制も充実しています。雰囲気を志望理由に挙げる生徒が多いので、文化祭や説明会に実際に足を運んで「雰囲気」を肌で感じてみることをオススメします。
- 本ページ掲載の情報はSAPIX中学部の独自取材によるものです。受験など重要な情報は生徒募集要項や学校ホームページで必ず確認してください。
- SAPIX中学部では学校説明会に参加することを推奨しています。本ページはあくまで「参考」と捉え、実際に学校に足を運んでみましょう。