【学校説明会報告書】淑徳高等学校
基本情報
【学校名】
淑徳高等学校
【所在地】
〒174-8643
東京都板橋区前野町5-14-1
【交通アクセス】
東武東上線「ときわ台駅」徒歩約15分
都営三田線「志村三丁目駅」徒歩約15分
JR「赤羽駅」よりバス約20分
【ホームページ】
https://www.shukutoku.ed.jp/
【創立】
1892年
【SAPIX偏差値】
スーパー特進コース42
地図
スクールライフ
【男女別】
共学校
【附属中学】
あり
【附属大学】
あり
【学年規模】
380名
【制服】
あり
【プール】
なし
【食堂】
あり
【購買】
あり
【寮】
なし
【帰国入試】
あり
【登校時間】
8:40
各種データリンク
【入試結果】
https://www.shukutoku.ed.jp/achievement/result
【進学実績】
https://www.shukutoku.ed.jp/achievement/result
【募集要項】
https://drive.google.com/drive/folders/15L_Vx5Upp-3TuvamgSzYZh_B22RH509V
説明会内容
【説明会名称】
塾対象学校説明会
【説明会日時】
2026年6月29日(月) 11:30~12:30
【説明会実施会場】
淑徳高等学校講堂
【学校紹介】
- 私学独特の学び舎としての雰囲気、友人、施設、生業など、ぜひ直接来校して見てほしい。女子校から共学校になり、受験校になり、今や進学校としてがんばろうという、その雰囲気を感じてほしい。
- 歴史ある学校で、その歴史が「自分たちの代でそれを終わらせられない」とあらゆる面で生徒の成長に繋がっている。2026年春に東大現役合格者が2名出たことで、大学受験の面でもチャレンジ指向が高まっているとのこと。
- 創立者は尼僧の輪島聞声(わじまもんじょう)先生。教育理念「進みゆく世におくれるな、有為な人間になれよ」乗り遅れるなということではなく、20年後どういう世の中になっているか、そこで役に立つ人間はどういう人間なのかを考えろ、ということ。
- 「利他共生」(他者に生かされ、他者を生かし、共に生きる)という理念のもと、そういうことが当たり前の、社会のために尽くすことが生きがいと思って社会に出ていける人間が、「有為な人間」ということだと考えている。
- 留学コースは1年間海外へ留学する。提携校は40校ほど。そのほかにもサマーキャンプや、海外大学進学支援制度を2023年から実施。海外大学進学を考える生徒が増えたため。ぜひ高校の間に一回は海外に行き、人と人とのつながりを感じる機会を得てほしい。
- 受験は自分で目標を立て、友達同士支え合い、保護者や教員も力を寄せ、最後みんなで手を取り合って分かち合うことができる。そういう経験が社会に出た時にも役に立つのではないか。なお学校としては現役合格がよいと言っている。
- 海外大学への推薦枠や、高3の評定とIELTS/TOEFL®などの資格試験を活用して国内大学の併願先として海外大学をおさえるシステムが存在し、2026年春はワシントン大・北京大などに32名が合格。現役合格率は30/30。
- 淑徳大学も存在するが、出口での高大連携は特に行われていない。ただ、淑徳大学から出張授業を行ってもらうなど、高校内部での学習に関して提携する場面はある。
【コース編成】
- 3コース制。
- 留学コースは1年間クラス全員が留学するコース。休学することなく3年間で卒業できる。高い英語力はもちろん、自立心を養い、世界で活躍する人材を育成する。
- スーパー特進コースと特進選抜コースはどちらも国公立大学に対応したカリキュラム。最後まで5教科を学ぶ。どんな仕事でも文系理系にきっちり分かれるということはない。どちらの力も必要とされる。大学進学だけでなく、社会に出てどう活躍できるのかを考えて育成している。
- 高2からスーパー特進コースと特進選抜コースはそれぞれ英文類型と理数類型に分かれる。
- 高1は高入生のみのクラス編成。学年の過半数が高入生だから安心。
- 授業は週6日34時間。45分授業。高3は入試演習中心となる。
- 入学後もコース変更は可能。
【学習指導】
- 8:40HR。8:30から10分間の朝読書。8:55から授業開始。ゆっくりなので遠方から通っている生徒もいる。
- HR・清掃を終えた15:15から放課後。授業のフォローアップとしての放課後ゼミ(無料)と、予備校講師を呼んだ淑徳アドバンスという校内予備校(有料)がある。基礎から応用まで豊富。集団授業と個別授業とがある。
- 3学期制。定期試験は年5回。
- 長期休業の際には講習が用意されている。夏期講習は高1でも約100コマある。高3は入試問題演習もある。主体性をもって選んでいく必要がある。
- 毎週、英語と国語の確認テストがある。
- 英検®・数検・漢検は校内で受験が可能。
- 小論文指導も校内で行っている。
【進路指導体制】
- 高1・2で担任との面談を頻繁に行う。
- 講演会も多数。自分の将来について真剣に考えてもらう。
- 高3は共通テスト説明会、大学説明会など、学校全体で受験に向かっていく。
- 自己発見から自己実現まで、学校が最後までサポートする。
【学校生活】
- 近年活躍が目覚ましいのは、高校野球部や吹奏楽部など。
- 1学期体育祭、2学期文化祭、3学期合唱コンクールなど、生徒がすべて主体的に企画運営を行う。
- 「朝のおつとめ」がある。仏教儀式。般若心経の読経。各クラスの日直は参加必須。
- 淑徳の時間(宗教探求)のほか、週1時間探求の時間ができた。グループで発表を行う。
- 週2回程度、帰りのHRの時間に確認小テストが実施される。
- iPadを文房具の一つとして使用。特に使用の制限はなく、学習の幅を広げるために使用している。
- 職員室前にガラス黒板のスペースあり。ホワイトボードより景観に馴染む。質問対応に使われる。卒業前には先輩へのメッセージでいっぱいになることも。
- 昼食は弁当か食堂利用。
【留学コースについて】
- 1クラス40名全員が留学する。
- 留学先は5か国。イギリス、カナダ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド。
- 留学中の単位を認定。留年することなく、3年間で卒業することができる。
他の学校との違い
- 留学先は約30校。いずれも淑徳生の受け入れ実績がある名門私立高校。
- 学校の規模や部活動など希望を聞いて相談するので、ぴったりの学校が見つかる。
- 約30年の実績があるので、現地でのアドバイザー、担任、ご家庭とで連携してバックアップする。ホストファミリーとうまくいかない、ホームシックがひどいなど、悩みやトラブルは情報を共有しながらしっかり生徒を支える。
- クラス全員が留学するので、カリキュラムのずれを感じない。3年間クラス替えがないので友人関係も充実させられる。
留学先
- 基本的にはホームステイ。イギリスだけは寮がメイン。
- 各校定員があるので、必ずしも希望の学校に行けるとは限らない。希望者が多い場合は選抜を行う。中学校の成績や英検®の実力などで総合的に判断する。
- 留学前に英検®準2級取得を推奨。留学先ではもちろん現地クラスに編入。
日本でのカリキュラム
- 1年次から週10時間の英語の授業。
- 帰国後は集大成とも言える比較文化の発表会を行う。
- 現役合格主義。帰国後には夏休み、冬休みにみっちり講習を行い、海外であまりできなかった科目などをフォロー。
- 留学コース専用のカリキュラム(文系特化)を組んでいる。
- 留学コースの生徒は思い入れを持って留学へ向かうので自分から学び、コミュニケーション能力を磨き、また多角的な視野や異なる価値観・文化を受け入れて帰ってくる。人に支えられて生きているという実感を得られる。また、1年間という長い時間の中で、海の向こうに家族や親友ができる。
- 留学費用以外に、淑徳高校の費用が3年間で約250万円かかる。安いものではないが、費用以上のプログラムを用意している。
【入試について】
<個別相談会>
- 日程は10/12・11/3・11/23の全日、11/28午後のみ。後半の日程はかなり混みあうため、前半推奨。
- 単願受験、帰国生入試の受験者は個別相談会への参加が必須。(留学コースはこの限りではない)
- 帰国生で海外在住の場合はメールでも対応する。
- 中学3年の通知表を持っていく。コピー可。1学期または前期で構わない。1・2年次のも持っていくと出席状況の確認ができる。その他アピールできる資料は何でも持っていくとよい。一度相談会に参加すれば、追加資料は後日郵送でも受け付ける。
<併願優遇>
- 東京都・神奈川県の公立中学校に在学している生徒対象。
- 中学校の先生に淑徳を併願受験する旨を必ず伝えて、12月の入試相談に提出してもらう必要がある。
- 内申基準:スーパー特進コースは基準なし。当日得点次第。特進選抜コースは、単願(推薦)9科41以上または5科23以上 併願(推薦/優遇)9科43以上または5科24以上。留学コース は、単願のみ 9科36以上
- 英検®・数検・漢検2級は各2点加点(重複なし)。また、単願の場合は英検®・数検・漢検準2級は各1点加点(重複なし)。その他生徒会・委員会・部活動などで本校が特に認めた場合優遇措置あり。
- 9科に「1」があると不可。「2」は要相談。
- 出席状況も重視。欠席日数は各学年5日以内、遅刻・早退は各学年各5回以内。怪我や入院など多少であれば認められることもある。要相談。
- 毎年、基準に満たない生徒からも多数合格者が出ている。まずは個別相談で相談してほしい。
- 留学コースは「意欲」を重視。基準に満たない場合も、意欲があればぜひ個別相談を受けてほしい。英検®(準2級以上)を重視する。
<帰国生入試>
- 出願資格 ①保護者の海外勤務に伴い1年以上在留 ②帰国後3年以内(入試日から起算)出願資格に当てはまらないと思っても、海外経験がある場合はぜひ気軽に問い合わせてほしい。
- 試験日は4回のうち、どれでも選択可能。
<留学コース>
- 1/22単願推薦のみ。
- 中学3年の8月~10月実施留学コース説明会個別質問会、留学コース個別相談会には必ず参加。成績とアピールできる資料を持ってくること。そこで教員から出願準備の話があった場合は、11月以降高校から資料を郵送するのでそれを待てばよい。
- 入学手続き後、2月~3月中旬に、留学先を決める説明会を実施するので保護者と共に必ず参加すること。提出された留学先希望校をもとに個別面談を行い、入学前に留学先を決定する。日程については入学手続きの来校窓口にて配布する予定。
【入試対策】
<英語>
- 日本語と英語の表現方法の違いを理解できる力、英語で書かれた文章の概要をつかむことができる力を身につけてきてほしい。
- 整序問題では、日本語の意味だけにとらわれるのではなく、与えられた語句を吟味して正しい語順にできるかどうかが問われる。
- 長文読解問題では、さまざまな形式が出される。正誤問題や、タイトルを考える問題、英文挿入など。
- 解答を覚えるのではなく、日本語と英語の表現の違いがどこか、単語の意味だけではなく使い方も理解できる学習を心掛けること。
- 長文読解の問題は、答え合わせをして終わりではなく、段落ごとにタイトルをつけたり、全体の要約をしたりする学習をするとよい。
<数学>
- 正確な計算ができる力、文章を読み取り、数式で表すことができる力、平面や空間図形の特徴を把握し、数式で特定の特徴を求めることができる力を求めている。
- 計算問題では、工夫することで初めて答えが出る、簡単に答えが出る問題がある。やみくもに解き始めるのではなく、まずは工夫できないか考えてほしい。日頃から様々な工夫を考えてみることが大切。
- 図形問題では、補助線を引きながら、どんな図形的な性質が使えるかを考える必要がある。図形に関する知識と、どの性質が使えるか見定める経験が必要になる。
- 数学は、解法を暗記して作業的に解くのではなく、一問一問にじっくりと時間をかけて思考を楽しむ学問。受験本番が近づくと焦りも出てくると思うが、解けなかった問題にこそ時間をかけて思考を楽しんでほしいと思っている。
<国語>
- 語彙を豊かにすること。慣用句や四字熟語、和語、漢語、外来語などに関する問題が出される。日頃から本を読むことや、問題演習の際には知らない単語は調べ、慣用句などの語句の問題を解くことが対策になる。
- 文章の内容や要旨を的確にとらえること。筆者が読者に伝えたいことを選択肢から答える問題がよく出される。傍線部はなく全体からなので、形式段落や意味段落で筆者の主張を意識的に読み取りながら読み進めていくのがよい。過去問や市販の問題集を解き、よく解説を読んでどこで読み間違えたのかを整理するとよい。
- 日常的に読書に親しむことが重要。問題を解く際も「今回はどんな文章かな?」という感覚を持ちながら取り組めると自然と結果に繋がる。全学年で朝読書を実施している。入学した際にはぜひこの時間で読書に親しんでほしい。
前年からの変更点
- スーパー特進コースの合格者のうち、特に優れた成績を残した特待生については入学金・施設費・3年間の維持費が免除となる。学費支援制度と組み合わせるとほぼ金銭負担がなくなる仕組み。
- 特進コースの推薦・併願優遇の内申基準が単願で9科39→41/5科21→23、併願で9科42→43/5科23→24に引き上げ。学力の安定のため。
- 単願の場合のみ、数検・漢検・英検®のいずれかで準2級を取得していれば評定に+1点(重複なし)。併願の場合はいずれかで2級を取得していれば+2点。また、クラブ活動で全国大会に出た、なども加点対象になった。昨年は単願・併願問わず数検・英検®のどちらかで2級を取得していれば評定に+2点というシステムで、対象に漢検が加わり、かつ単願の加点条件が緩和された形。
参加者の着目ポイント
- 留学コース・海外大学との提携といった、海外志向の高まりに合わせた取り組みに代表されるように、「進みゆく世におくれるな」の合言葉通りの変革を恐れない学校という印象を受けました。今年から新設された特待生の維持費免除制度も問い合わせを受けて設立されたものとのことで、そうした柔軟性が発揮された好例といえそうです。夏期講習・集中ゼミ・淑徳アドバンスなど学習のフォロー体制も手厚く、安心感があります。
- 本ページ掲載の情報はSAPIX中学部の独自取材によるものです。受験など重要な情報は生徒募集要項や学校ホームページで必ず確認してください。
- SAPIX中学部では学校説明会に参加することを推奨しています。本ページはあくまで「参考」と捉え、実際に学校に足を運んでみましょう。
- 英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
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