スペシャル

東京都立西高校 2026年 教科別入試問題分析

英語

1 リスニング問題:小問数5

問題Aと問題Bの二部構成です。問題Aは設問ごとの対話文と質問を聞いて、与えられた選択肢から答えを選ぶ形式が3つあります。問題Bはある外国人の先生のスピーチと質問を聞いて適切な答えを選ぶ問題と、英語で答えを記述する問題が1つずつあります。形式は2017年から変わっていないため、日頃から英語の発音に耳を慣らしておくとともに、質問に対する答えを英語で簡潔に書く練習を数多く行うことが全問正解の鍵です。

2 対話文の読解(約1280語):小問数12

美術作品の保存や修復をする人と、学校の美術部の生徒たちによる対話文です。並べかえ英作文は動詞の候補となる語が4語~5語と多いため、主語-動詞の対応関係を考えながら解いていく必要があります。また、要約文中の空所補充問題では、対話全体の流れを理解することに加えて、空所に合う形で品詞や語形を考えることが求められます。

3 説明文の読解(約860語):小問数9

AIと人間の学習方法の違いについての説明文です。英作文が出題されましたが、限られた時間内で書き終えるためには、日頃からの練習が重要です。また、内容一致問題は例年通り、正解となる選択肢の数が分からない形式でしたが、あまり時間をかけすぎないようにしたいところです。

4 物語文の読解(約980語):小問数10

蚊などの生き物から、生活を豊かにするための知恵を学ぶという内容について発表している場面が描かれた物語文です。本文中の空所に入る英文や語句の組み合わせを選ぶ問題は都立西高で頻出で、本文の深い内容理解が求められます。また、本文中の英文を並べかえる問題は、文の順番を決めるうえでヒントとなる語句に注目することで素早く解くことができました。過去の入試問題を解き、都立西高で頻出の形式に慣れておくことが重要です。

長文読解 記述 文法 リスニング 発音・語彙
日本語 英語 大問 長文内
2026年 対話文 説明文 物語文      
2025年 対話文 説明文 説明文      
2024年 対話文 説明文 説明文      
2023年 対話文 説明文 説明文      
2022年 対話文 説明文 説明文      

数学

1 小問集合

平方根の計算、二次方程式、確率、データの活用、作図の5問からなる小問集合で、2022年から5年連続で同じ構成での出題でした。いずれも標準的な問題ですが、正確な処理が求められます。

2 二次関数

〔問1〕は変域、〔問2〕は平行線と交点の座標、〔問3〕は三角形の面積に関する問題でした。〔問2〕は解法を工夫できたかどうかで計算量に差がつきました。〔問3〕は与えられた情報をどのように活用するかが鍵でしたが、正答できた受検生は多くなかったものと思われます。

3

円と三角形に関する問題でした。〔問1〕は線分の長さ、〔問2〕は三角形の相似の証明、〔問3〕は三角形の面積を求める問題で、いずれも基本から標準レベルの難度でした。〔問3〕も解答に至るまでの計算量は多くないので、完答を目指したい大問でした。

4 文章題

正八角形の周りを点が移動する状況を考察していく問題でした。〔問1〕は基本的な出題です。〔問2〕は問題文から立式できれば解法の方針も立てやすかったことでしょう。〔問3〕は〔問2〕までと問題の設定内容が異なったうえに、やや煩雑な処理が求められるため、正答率は高くなかったと思われます。

計算問題 整数 作図 証明 文章題 平面図形 関数 二次関数 場合の数 確率 データの活用 空間図形
2026年          
2025年          
2024年        
2023年            
2022年          

国語

1 漢字の読み取り

三字熟語を1問含む4問が出されました。受検生になじみの薄い語句も出されています。

2 漢字の書き取り

こちらも三字熟語を1問含む4問が出されました。文脈から意味を推測することができ、標準的な難度のものでした。

3 樋口明雄『太陽を背にうけて』

南アルプスにある、とある山小屋を舞台とした小説文からの出題です。平易な言葉で書かれた文章だったので、内容の理解はしやすかったと言えます。制限字数75字の記述は、傍線部以降の内容を精読することで対応することができるものでした。記号選択5問は、登場人物の心情や表現の特徴について正確な把握が求められます。

4 森一郎『ニーチェ 哲学的生を生きる』

道徳と文学においての自由と強制について述べられた論説文からの出題です。中学生にとってなじみのないテーマで、難解な表現が多いことから、注釈も参照しながら丁寧に読解する必要がありました。記号選択では判断に迷う選択肢が含まれるため、丁寧に検討する必要があります。例年通り、自分の考えを述べる条件作文も出されているため、全体的に時間のかかる大問と言えます。

5 安田登『「うた」で読む日本のすごい古典』

「色」「空」というキーワードをもとに、世阿弥の和歌に対する考え方をまとめた文章からの出題です。文中に古典からの引用がありましたが、直後に現代語訳が書かれていたので、内容の理解はしやすかったと言えます。設問はすべて記号選択であり、いずれも根拠とすべき箇所が明確だったので、なるべく失点は避けたいところです。

文章1 文章2 文章3 文章4
2026年 樋口明雄『太陽を背にうけて』 森一郎『ニーチェ 哲学的生を生きる』 安田登の文章
2025年 砥上裕將『一線の湖』 朝倉友海『ことばと世界が変わるとき』 田渕句美子『百人一首』
2024年 上野歩『お菓子の船』 松村圭一郎『旋回する人類学』 揖斐高『江戸漢詩の情景』
2023年 碧野圭『凜として弓を引く』 千葉眞の文章 縄田雄二『モノと媒体の人文学』
2022年 鈴村ふみ『櫓太鼓がきこえる』 佐倉統『科学とは何か』 松原朗『漢詩の流儀』

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