中央大学杉並高校 2026年 教科別入試問題分析
英語

Ⅰ リスニング問題:小問数10
例年通りの2部構成でした。第1部は、短い対話文を1回聞き、応答を選ぶ形式でした。第2部は、英文の内容理解に関する問題で、英文・設問とも2回ずつ放送されました。どちらも音声が流れる前に選択肢を確認しておくと得点しやすい問題でした。
Ⅱ 説明文の読解(約690語):小問数7
食虫植物について述べた説明文で、生息環境・捕食方法・共生関係など、段落ごとに情報が整理されていますが、やや専門的な語彙が含まれています。また、複数の具体例から本文の内容に合う文を選ぶ問題も出されました。
Ⅲ 説明文の読解(約840語):小問数18
睡眠時に見る「夢」に関する説明文でした。夢が自身の心理状態とどう関連しているのか、また、現代科学における研究や、動物の夢にまで話題は多岐にわたりました。内容一致では、本文に書かれていない因果関係に言及され、間違いを誘う選択肢も含まれました。文整序では、接続詞や代名詞を手がかりに論理の流れを追う必要がありました。
Ⅳ 適語句選択:小問数4
空所に入る適切な語句を選ぶ問題です。前置詞や動名詞など、基本的な文法単元の理解が問われました。読解に比べて難度は高くないので、ここでは全問正解したいところです。
Ⅴ 並べかえ英作文:小問数4
10個程度の語句を並べかえる問題でした。関係代名詞や比較、間接疑問などを使い、与えられた日本語をもとに作るべき文構造を見抜けるかどうかがポイントでした。
Ⅵ 和文英訳:小問数2
日本語を英訳する問題でした。文型や接続詞に注意して書くことが求められました。普段から、身近なことがらを英語で表現する練習を繰り返しておくと良いでしょう。
| 年 | 長文読解 | 記述 | 文法 | リスニング | 発音・語彙 | |||||
| ① | ② | ③ | ④ | 日本語 | 英語 | 大問 | 長文内 | |||
| 2026年 | 説明文 | 説明文 | - | - | ● | ● | ● | |||
| 2025年 | 説明文 | 説明文 | - | - | ● | ● | ● | |||
| 2024年 | 説明文 | 伝記文 | - | - | ● | ● | ● | |||
| 2023年 | 説明文 | 説明文 | - | - | ● | ● | ● | |||
| 2022年 | 説明文 | 説明文 | - | - | ● | ● | ● | ● | ● | |
数学

1 小問集合
(問1)式の値、(問2)二次方程式、(問3)円と角度、(問4)データの活用の4問からなる小問集合でした。(問4)のデータの活用が4年ぶりに出題されましたが、それ以外は頻出の分野であり、確実に得点を重ねたい大問でした。
2 二次関数
2つの関数のグラフと交わる直線について、座標や面積を求める問題でした。典型的な問題なので、一度は解いたことがある内容だったと思われます。ミスに気をつけて完答したい大問でした。
3 平面図形
四角形の中にできる線分の比や面積を求める問題でした。具体的な辺の長さが与えられていないため、比を丁寧に対処する必要がありました。
4 円
2人の会話の穴埋めをする形で、円に複数内接する円の半径を求めていく問題でした。会話の内容をふまえて解き進めていけば、解法に迷うことはなかったと思われます。
5 空間図形
直方体の側面に沿ってひもをかけるときの最短距離を求める問題でした。(問1)は典型的な問題でしたが、(問2)では見慣れない設定での最短距離が問われていて、どのように対処したらよいか戸惑う受験生も多かったかもしれません。
6 文章題
一定の割合で減少する異なる2つの数量について考察する問題でした。文章から正しく状況を読み取り、対応する力が求められました。文章題は2024年にも出題されていますが、やや複雑な文章から状況を正しく読み取り、対応する必要があるため、この問題に時間を取られた受験生も多かったことと思われます。
| 年 | 計算問題 | 整数 | 作図 | 証明 | 文章題 | 円 | 平面図形 | 関数 | 二次関数 | 場合の数 | 確率 | データの活用 | 空間図形 | 球 |
| 2026年 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |||||||
| 2025年 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ||||||||
| 2024年 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |||||||
| 2023年 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ||||||||
| 2022年 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
国語

1 漢字の読み取り・書き取り
例年と同様、文学作品などから引用された文章内の漢字について問われる形式でした。読み取り・書き取り合計で8問あり、やや難度の高いものも含まれていました。
2 資料の読み取り
短い文章の内容に合致しない説明を選択する問題と、図示された料理のレシピの空欄に入るものを選択する問題が出されました。どちらも難度は標準的でしたが、見慣れない出題形式に戸惑った受験生がいたかもしれません。
3 『曾呂利物語』
例年通り、江戸時代に成立した文章からの出題でした。基本的な古文単語や古典文法が身についていれば、文章内容の理解に苦しむことはなかったと思われます。問題の難度も標準的だったので、この大問は確実に得点したいところでした。
4 課題文の要約
理想を語ることの意義について述べた文章を80字以上100字以内で要約するという内容でした。例年通りの出題形式ではあったものの、文章内容がやや哲学的で、しっかりと対策をしてきた受験生でも文章内容の把握に苦しんだかもしれません。この大問に時間がかかった受験生もいたことでしょう。
5 池田賢市『学校で育むアナキズム』
道路の名前を題材にして民主主義の問題点について述べた文章からの出題でした。2025年は記号選択のみでしたが、2026年は記号選択と抜き出しが出されました。いずれも難度は標準的で、確実に得点を重ねたい大問でした。また、例年10問以上あった小問数が2026年は9問になりました。
| 年 | 文章1 | 文章2 | 文章3 | 文章4 |
| 2026年 | 『曾呂利物語』 | 池田賢市『学校で育むアナキズム』 | - | - |
| 2025年 | 『今昔拾遺物語』 | 村上陽一郎『科学教育と科学史』 | - | - |
| 2024年 | 『北遊記』 | 貫成人『哲学マップ』 | - | - |
| 2023年 | 『半日閑話』 | 筒井清輝『人権と国家』 | - | - |
| 2022年 | 『安斎随筆』 | 吉見俊哉『大学は何処へ』 | - | - |