スペシャル

中央大学附属高校 2026年 教科別入試問題分析

英語

リスニング問題:小問数10

二部構成で放送された内容についての選択問題でした。Part1は短い対話文のあとに質問が放送され、その答えを選ぶ問題、Part2は少し長めの放送を聞き、問題用紙に印刷されている質問に対して適切な答えを選ぶ問題でした。

説明文の読解(約390語):小問数12

映画鑑賞についての説明文でした。例年にはない形式で、主に本文中の空所に入る語句を選択肢から答える問題でした。独立した大問の文法問題として短文で似たような形式が出されていましたが、長文での形式になったことで、文脈を手がかりに解答する力が必要とされました。ただし、難度自体は高くないので冷静に対処したい大問です。また、長文問題が例年の2題から3題に増えたためか、文法問題の大問はありませんでした。

物語文の読解(約1080語):小問数11

奇妙な手紙を受け取った主人公の物語文でした。中大附属高で頻出の、本文の内容を表すように書き出しの英文に続くものを選ぶ問題が大半を占めています。本文と設問を交互に読み進めて、あまり時間をかけずに解くことが求められました。

説明文の読解(約660語):小問数13

企業の情報漏洩に関する説明文でした。2024年以降、資料の読み取りが説明文の中に取り込まれた形で出題されています。最後に本文および資料全体をふまえた内容一致が出題されることが多く、最初にこの問題を確認しておくと時間短縮が図れるでしょう。

自由英作文:小問数1

自身の宝物が何かについて簡潔に述べ、その理由を40~50語で記述する問題でした。2024年以降同じ形式の出題が続いています。

長文読解 記述 文法 リスニング 発音・語彙
日本語 英語 大問 長文内
2026年 説明文 物語文 説明文      
2025年 物語文 説明文    
2024年 物語文 説明文    
2023年 物語文 説明文 対話文    
2022年 物語文 説明文 対話文    

数学

1 小問集合

(1)文字式の計算、(2)平方根の計算、(3)因数分解、(4)二次方程式、(5)二次関数と変域、(6)確率、(7)円と角度、(8)平面図形、(9)円柱と球からなる小問集合でした。幅広い分野からの出題でしたが、難度は基礎~標準であり、落ち着いて解いて得点を積み重ねたい大問でした。

2

互いに接する3つの円についての問題でした。三角定規型の三角形の性質を利用しつつ、特に(2)は計算ミスに注意して、確実に正解したいところです。

3 食塩水の文章題

食塩水の文章題でした。問題文を注意深く読むことができれば、立式に苦労することはないと思われます。連立方程式を解く際に、係数がやや大きいため計算を工夫できたかどうかで差がついたことでしょう。

4 二次関数

二次関数と平行四辺形を組み合わせた問題でした。各小問のつながりや図形の性質を意識できれば、解法に困ることはないでしょう。手早く正答を導きたい大問です。

5 整数

素因数を利用した約束記号についての問題でした。方針が立ちにくいと感じた受験生も少なくないでしょう。解答の個数が指定され、例にならって丁寧に探すことになりますが、答えをすべて導くのは困難だったと思われます。

計算問題 整数 作図 証明 文章題 平面図形 関数 二次関数 場合の数 確率 データの活用 空間図形
2026年            
2025年            
2024年            
2023年            
2022年                

国語

1 市村弘正・杉田敦『社会の喪失』

薬物とそれを取り巻く社会について述べられた文章からの出題でした。4ページ程度と決して長くはありませんが、中学生にとってはなじみの薄い題材で読解に苦戦した受験生も多かったことでしょう。文中に示された事実や具体例をもとに粘り強く論旨を掴んでいく必要がありました。中大附属高では頻出の文章内容に関する説明文を空欄補充で完成させる問題は、問4・問10では記号選択形式、問7では抜き出し形式で出されています。説明文完成や内容合致問題などの例年通りの傾向に加え、文の並べかえや文字数の多い抜き出しなど近年見られない設問も見られました。受験生には冷静に問題に取り組む力が求められたと言えるでしょう。漢字は標準的な難度だったたので、堅実に得点したいところでした。

2 高瀬隼子『妖精の羽ばたき』

大学で清掃員として働く男性の心情を描いた文章からの出題でした。2024年以降、大問2が小説文となっています。8ページ超とかなりの長さでしたが、平易な言葉で述べられた文章で読み取りづらさは感じられません。設問はすべて記号選択で、約半数が空欄補充で説明文を完成させるものでした。それぞれの設問の難度は高くないので、確実に得点したいところでした。2026年は2025年に引き続き大問間で文章量に大きな差がみられました。解き始める前に問題用紙に一通り目を通し、時間配分を適切に調整できたかどうかが得点に影響したと考えられます。また、語彙の豊富さを前提にした設問が複数出されているため、受験生には日常から言葉の意味や熟語の成り立ちを意識して学習していくことが求められています。

文章1 文章2 文章3 文章4
2026年 市村弘正・杉田敦『社会の喪失』 高瀬隼子『妖精の羽ばたき』
2025年 柳宗悦『民藝とは何か』 安部公房『赤い繭』
2024年 鷲田清一『想像のレッスン』 滝口悠生『恐竜』
2023年 黒井千次『昼の星』 レベッカ・ソルニットの文章
2022年 冥王まさ子『天馬空を行く』 丸山真男『「現実」主義の陥穽』

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