スペシャル

青山学院高等部 2026年 教科別入試問題分析

英語

リスニング問題:小問数9

大問Ⅰは、放送される英語を聞き、英語で書かれた3つの問いに対してそれぞれ答えを選ぶ例年通りの形式で、3つのセクションに分かれていました。

リスニング問題:小問数6

大問Ⅱは、あるインタビューの内容に関する6つの問いに対して答えを選ぶ形式でした。青山学院高のリスニングは試験開始約10分後から始まり、1回しか放送されないのが特徴です。事前に問題の英文に目を通し、1回の放送で答えを判断できるように準備しておく必要があります。

説明文の読解(約210語):小問数4

中世から現代までの貨幣の歴史についての説明文で、本文の空所に入る適切な語句の組み合わせを選ぶ問題でした。青山学院高ではあまり見慣れない形式で、戸惑った受験生もいたと思われます。前後の文脈から空所の内容を読み取る力が必要でした。

並べかえ英作文:小問数3

与えられた語を並べかえて対話文の一部を完成させる問題で、動詞の語法や比較など高校入試頻出の単元が問われました。日本語が書かれていないため、大問Ⅲと同様に文脈の把握が鍵でした。

説明文の読解(約620語):小問数12

ピグミーマーモセットという絶滅危惧種のサルについての説明文でした。代名詞が指し示すものを選ぶ問題や、難度の高い単語の意味を推測する問題など、青山学院高で頻出の形式でした。いずれも、本文の流れを追えていれば解答しやすい問題でした。

伝記文の読解(約860語):小問数10

NASAの「宇宙授業計画」に参加した教師クリスタ・マコーリフ氏についての伝記文でした。例年通り、本文中の出来事を正しい時系列に並べかえる問題が出されました。本文の空所に当てはまる文や語句を選ぶ問題は、正確な読解力と豊富な語彙が求められる難しいものでした。

長文読解 記述 文法 リスニング 発音・語彙
日本語 英語 大問 長文内
2026年 説明文 説明文 伝記文      
2025年 ブログ 説明文 説明文      
2024年 スピーチ 説明文 説明文      
2023年 説明文 説明文 説明文      
2022年 説明文 説明文 説明文      

数学

1 小問集合

(1)連立方程式、(2)平方根の2問構成でした。いずれも基本問題なので、落ち着いて確実に正解したいところです。

2 場合の数

積が6の倍数となるような2数の組み合わせの総数を求める問題でした。小問が多く、誘導形式になっているため、小問間のつながりを意識して取り組めたかどうかで差がついたと言えます。

3 速さの文章題

2人が湖の周りを1周するときの、すれ違う時間と速さを求める問題でした。条件を正しく読み取り、丁寧に解き進めたい問題でした。

4

円に内接する四角形がテーマの問題でした。(1)(2)は基本問題です。(3)では線分の積について問われていたため、解法に迷った受験生もいたと思われます。

5 二次関数

放物線と直線の交点によって作られる三角形に関する問題でした。(3)(4)では文字式と平方根を含む計算が求められるため、自信を持って解答できた受験生は少なかったかもしれません。

6 台形と線分比

台形と相似に関する問題でした。2025年の大問6と似たテーマであり、難度は高くなかったので、確実に得点を重ねたい大問でした。

7 内接球

円柱に内接する2つの球に関する問題でした。(1)(2)は適切な平面を抜き出して確実に正解しておきたいところです。(3)は文字式のまま答える形式だったため、解答に戸惑ったかもしれません。

計算問題 整数 作図 証明 文章題 平面図形 関数 二次関数 場合の数 確率 データの活用 空間図形
2026年            
2025年              
2024年                
2023年            
2022年                

国語

1 若林幹夫『社会学入門一歩前』

コミュニケーションについて、「主体」という概念に着目しながら述べた論説文からの出題でした。約3ページ半とほかの大問に比べると長めの文章で、具体例を参考にして論旨を把握することが求められました。設問はすべて記号選択です。大問が5つあるため、ほかの設問にかける時間とのバランスに注意が必要です。

2 内田樹『目標文化をもたない言語』

外国語教育と異文化理解について述べた文章からの出題でした。筆者独自の言い回しに注意しつつ、丁寧に論旨を掴むことが求められました。設問は記号選択のほか、抜き出しと慣用句に関する問題が出されています。

3 松村由利子『語りだすオブジェ』

心に響く短歌を読み解いていく随筆文からの出題です。平易な文章で、読解に苦労した受験生は少なかったと思われます。設問は知識に関するものが中心で、短時間で処理することが求められました。全体的に標準的な難度でした。

4 国語の知識

2024年から漢字が独立の大問として出題されています。2025年に続き、慣用表現の知識も問われました。標準的な難度のものが中心で、しっかりと漢字に取り組んできた受験生であれば高得点を狙うことが十分に可能でした。

5 『今昔物語集』

平安時代の説話集からの出題で、「誠の心」を起こした獣たちにまつわる出来事についての文章でした。設問は記号選択中心で、傍線部周辺の内容が掴めていれば対応可能なものでした。そのほか古典常識も出されています。

文章1 文章2 文章3 文章4
2026年 若林幹夫『社会学入門一歩前』 内田樹『目標文化をもたない言語』 松村由利子『語りだすオブジェ』 『今昔物語集』
2025年 山極寿一 『森の声、ゴリラの目』 平松洋子『野蛮な読書』 『かなめいし』
2024年 池上高志・石黒浩の文章 下重暁子『人生という作文』 『唐物語』
2023年 中村桂子『科学者が人間であること』 白洲正子『私の百人一首』 『うつほ物語』 向田邦子『霊長類ヒト科動物図鑑』
2022年 佐伯啓思『日本の思想史』 岩田慶治『アニミズム時代』 『伽婢子』

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