明治大学付属中野高校 2026年 教科別入試問題分析
英語

Ⅰ 適語句選択:小問数6
英文の空所に補う適切な語句を4つの選択肢の中から答える問題でした。仮定法が出題され、2025年よりも求められる語彙や文法のレベルが高くなりました。
Ⅱ 語彙:小問数5
英語で書かれた定義に合う単語を、英文の空所内に正しい形で補う形式でした。頭文字は与えられていたものの、5問中3問は答えとなる単語のレベルが例年よりも少し上がったため、戸惑った受験生もいたと思われます。
Ⅲ 並べかえ英作文:小問数6
日本語の内容を表す英文になるように語句を並べかえる形式でした。標準的なレベルの問題で確実に得点しつつ、難度の高い熟語も押さえていることが求められました。
Ⅳ 説明文の読解(約550語):小問数5
日本でも有名な海外企業の創始者の社会活動についての説明文でした。例年通り、本文中の空所内に補う英文を選ぶ形式でした。空所付近の文脈を捉えられれば問題は解きやすく、時間をかけすぎずに得点したい大問でした。
Ⅴ 説明文の読解(約640語):小問数5
臓器移植についての説明文で、本文の内容に合うように、英語の質問文に対する答えを4つの選択肢の中から答える形式でした。高いレベルの語彙が本文にも選択肢にも用いられていたうえに、段落ごとに情報を整理しながら読む必要があり、差がついた大問だったと思われます。
Ⅵ 説明文の読解(約960語):小問数10
ある学者の体験と考えを通して、自己の本質について論じた説明文でした。2026年は下線部の内容を15字以内の日本語で具体的に説明する問題が新たに出されました。「自分らしさ」という抽象的な主旨を、具体例を手掛かりに短時間で把握するのに苦労した受験生も多かったと思われます。
| 年 | 長文読解 | 記述 | 文法 | リスニング | 発音・語彙 | |||||
| ① | ② | ③ | ④ | 日本語 | 英語 | 大問 | 長文内 | |||
| 2026年 | 説明文 | 説明文 | 説明文 | - | ● | ● | ● | ● | ||
| 2025年 | 物語文 | 説明文 | 説明文 | - | ● | ● | ● | |||
| 2024年 | 説明文 | 説明文 | 説明文 | - | ● | ● | ● | |||
| 2023年 | 説明文 | 説明文 | 説明文 | - | ● | ● | ||||
| 2022年 | 説明文 | 説明文 | 説明文 | - | ● | ● | ● | |||
数学

1 小問集合
(1)因数分解、(2)素因数分解、(3)円と角度、(4)式の値の4問からなる小問集合でした。いずれも計算の工夫が必要な問題です。標準的な難度なので、時間をかけずに正確に処理したい大問でした。
2 小問集合
(1)二次方程式、(2)変域、(3)円錐上の最短距離、(4)データの活用、(5)サイコロの確率、(6)半円の求積の6問からなる小問集合でした。2025年より1問増加し、幅広い分野から出題されました。特に(3)(4)は、類題を解いた経験の有無で差がついたものと思われます。
3 文章題
食塩水の入れ替えに関する文章題でした。明大中野高では頻出のテーマで、状況を整理して連立方程式を立てれば解ける標準的な問題でした。丁寧に処理をして正解を重ねたいところでした。
4 約束記号
定義された新しい演算記号を扱う問題でした。(1)を解く過程で、定義された式が因数分解できることに気づけるかどうかがポイントでした。(2)も(1)の考え方の流れに沿って、冷静に対処したい問題でした。
5 二次関数
放物線と直線の交点、および面積比から座標を決定する問題でした。解法の方針は立てやすいものの、計算過程で分数を含む式が多くなるため、正確に解ききる計算力が求められました。
6 空間図形
半球に内接する三角錐の問題でした。(1)(2)は底面での処理で対応可能でしたが、(3)の求積問題では適切な平面を取り出して考えることが必要でした。計算過程もやや煩雑であるため、制限時間内に解答できた受験生は多くなかったと思われます。
| 年 | 計算問題 | 整数 | 作図 | 証明 | 文章題 | 円 | 平面図形 | 関数 | 二次関数 | 場合の数 | 確率 | データの活用 | 空間図形 | 球 |
| 2026年 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ||||
| 2025年 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |||||
| 2024年 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |||||||
| 2023年 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ||||
| 2022年 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
国語

1 難波優輝『物語化批判の哲学』
「物語化」について述べた文章からの出題です。5ページ超と例年通り多めの文章量でしたが、明快な文章展開で具体例も複数あったので、本文の読解はしやすかったと言えます。設問は記号選択が中心で、そのほか抜き出しが6問、記述が2問出されています。記号選択は傍線部解釈のほか、空欄補充や語句の意味、段落分けに関するものなど多岐にわたります。抜き出しは文章の展開を把握できていれば根拠となる箇所を見つけやすいものが多く、ここでの失点はなるべく避けたいところです。また、記述はいずれも字数制限が設けられています。設問の条件をふまえ、解答の方向性を定める必要がありました。
2 国語の知識
故事成語の知識が5問出されました。空欄部に漢字一字を補充して故事成語を完成させたうえで、その意味として適切なものを記号で答える形式でした。受験生にはなじみの薄いものも含まれていたため、標準的な難度のものにどれだけ正解できたかが鍵となる大問であったと言えます。
3 国語の知識
敬語に関する知識が5問出されました。会話文に引かれた傍線部の語句を、指示に従って尊敬語や謙譲語に言い換える形式でした。動詞のほか、名詞も言い換える必要があり、敬語に対する幅広い知識が求められました。
4 漢字の書き取り・読み取り
例年通り、漢字の書き取りが7問、読み取りが3問出されています。難度の高いものが複数含まれていたため、思うように点数を積み上げることのできなかった受験生が多いと思われます。
| 年 | 文章1 | 文章2 | 文章3 | 文章4 |
| 2026年 | 難波優輝『物語化批判の哲学』 | - | - | - |
| 2025年 | 近内悠太『利他・ケア・傷の倫理学』 | - | - | - |
| 2024年 | 戸谷洋志『SNSの哲学』 | - | - | - |
| 2023年 | 平田オリザ『ともに生きるための演劇』 | - | - | - |
| 2022年 | 出口治明の文章 | - | - | - |