インタビュー

【筑駒高 合格者インタビュー】
異なる学習スタイルを貫いた2人。4年超の切磋琢磨で、筑駒合格をつかむ

【筑駒高 合格者インタビュー】<br />異なる学習スタイルを貫いた2人。4年超の切磋琢磨で、筑駒合格をつかむ

筑波大学附属駒場高校進学

練馬校卒業 R.Eさん(練馬区立谷原中学校出身)※写真左
練馬校卒業 T.Sさん(練馬区立中村中学校出身)※写真右

併願合格校(Eさん):開成高、渋谷幕張高、慶應志木高、早大本庄学院、栄東高、西大和学園高
併願合格校(Sさん):開成高、渋谷幕張高、慶應志木高、早大本庄学院、栄東高、西大和学園高

双方向授業ならではの“ライブ感”
自分が思いつかない視点に触れる

──筑駒高合格、おめでとうございます。Eさん、SさんがSAPIXに入室されたきっかけを教えてください。
E 兄が中学受験のためにSAPIX小学部に通っていたので、SAPIXにはなじみがありました。僕も当初は中学受験をするつもりでしたが、小5の夏に高校受験に目標をシフトしました。その理由は、翌年に行われるバイオリンのコンクールに全力投球するためです。しかし、高校受験の準備は早めに始めようと思い、新小6の3月からSAPIX中学部に通い始めました。

S 僕は父がSAPIX中学部出身で、「受験するならSAPIXがいい」と勧められたのがきっかけです。週3回のサッカーの活動と両立できると思いました。「早めに勉強の貯蓄をしておこう」という気持ちで小5の9月から入室しましたが、当時はまだ“受験生”という意識は薄かったです。

──入室してみていかがでしたか。
S 授業中、自分の意見を積極的に発信できる雰囲気がありました。国語では先生が「添削してほしい人」と呼び掛けるとみんな一斉に手を挙げます。そこで珍解答が飛び出すと、先生がそれを面白く拾ってくれる。双方向授業ならではの“ライブ感”がありました。また、先生がそこから発展させた雑談もしてくれるので、とにかく授業が楽しかったです。

E 数学では先生が過去の生徒の多様な解法も紹介してくれます。自分では思いつかなかった視点に触れられたおかげで、解法の幅が広がりました。立体図形の授業では先生が模型を持ってきてくれて、視覚的に理解できたのも印象的でした。

好きを原動力にし、楽しんで伸ばす(Eさん)
こつこつ積み上げる安定感と自己調整力(Sさん)

──それぞれの学習法について教えてください。
E 家で集中するのが苦手だったので、できるだけSAPIXで課題を終わらせました。そして、帰宅後は机には向かわず早めに寝て、翌日以降にまとめてやりました。数学が好きだったので、自然と数学の学習量が増えていきました。

S サッカーが忙しかったので、中3からは学校の休み時間を使って課題を進めました。優先してやるべきものを先生に相談することはせず、出された課題を全部やるというスタンスだったので、どうしても終わらないときは睡眠時間を削ることもありました。

──同じクラスで学んでいて、お互いをどう見ていましたか。
E Sくんは次第にテキストをどんどん進めていくようになったのですが、力技で突き進む感じがして、「すごい!」と思っていました。特に数学では、平面図形を関数に落とし込むなど、独創的な解法に刺激を受けました。

S Eくんは数学の授業で、スマートに問題を解いていくのが印象的でした。「こんなにできる人がいるんだ」と驚いたのを覚えています。

Eさんは“危機感からの爆発力”
Sさんは“地道な反復”

──筑駒高を志望校に考え始めた時期と理由は?
E 中学に入学して間もなく、筑駒高を意識し始めました。文化祭には何度も行っていますが、生徒が作った出し物が本当に面白かったです。テレビ番組風の動画企画で、先生が審査員をするファッションショーがあり、特に印象に残っています。先生と生徒との距離感がすごく良くて、学校全体の雰囲気に魅力を感じました。開成高よりも生徒数が少なく、アットホームな空気感も自分に合いそうだと感じました。

S 初めのうちは開成高に入れれば十分だと思っていました。しかし、当初より成績が上がり、中3 5月のサピックスオープンの結果が非常に良く、「もっと上を目指せる」と感じました。また、Eくんと切磋琢磨する中で、筑駒高を目指したいという気持ちが強まりました。中3のときにEくんと一緒に文化祭を訪れ、校内に足を踏み入れた瞬間、髪の色が違う先輩の姿が目に飛び込んできて、強烈に自由さを感じました。

──スランプはありましたか。
E 直前期、中3 1月の筑駒テスト演習の英語で28点(100点満点)を取って危機感を覚え、そこから過去問20年分を徹底的に解きました。長文は、慣れるためにとにかく量をこなしました。リスニングは筑駒高の問題が公開されていないので、開成高の過去問の音声を何度も聞き、英作文は生成AIに類題を作ってもらって練習しました。

S 大きなスランプはありませんでしたが、数学の過去問で点数が取れず、“やばいな”と感じた時期がありました。そのときは簡単な問題を余裕で解いて、「自分はできるんだ」と確認して、精神的に立て直していきました。なお、実技4教科の内申が15点だったのですが、入試本番で頑張ればいいだけなので、全く気にしていませんでした。

※編集部注:2026年度入試で筑駒高に合格したSAPIX生の、実技4教科の内申点の平均は18.2点

E 僕も、Sくんなら内申のことは特に気にする必要はないと思っていました。

──筑駒高入試当日はいかがでしたか。
S 開門前に到着するように行ったところEくんと会い、一緒に入試会場に入りました。僕の席は後ろの方だったので、知り合いとは特に話をせず、自分の世界に入っていました。緊張というより、静かに集中していた感じです。

E SS特訓で顔見知りになった人と軽くあいさつしたら、少し安心しました。入試は全員が「オープンスペース」という場所に集められて受けますが、昼休みはいくつかの教室に散らばって食べるようになっていたので、声を掛けてくれた友達と一緒に食べました。

──先生からのアドバイスで印象に残っているものは?
E 理科の先生の「理科で稼ごうと思うな」という言葉です。得意教科ほど“難問で差をつけよう”としがちですが、筑駒高では基本問題を落とさないことが最重要。得意教科でも“冷静さ”が必要だと気付かされました。

S 理科のアドバイスが僕は数学につながり、文章を丁寧に読む姿勢が身に付きました。

──高校受験を通じて、成長したと感じることはありますか。
E 勉強を楽しむ姿勢が身に付きました。努力が結果につながることを実感できました。

S 精神的に落ち着いて取り組めるようになりました。勉強が楽しいと思えるようになったのも大きな変化です。

<R.Eさん>

後輩の受験生へ
好きな教科は学ぶことそのものを楽しんで、どんどん学力を伸ばしてください。一方で苦手教科は、どこができていないのかを分析し、解けなかった問題をノートにまとめて見返すことが大切です。
筑駒高は入試に上履きが必要です。僕は学校から持ち帰るのを忘れ、1月末に入試期間に入ってから登校していなかったので、わざわざ入試前日に学校まで取りに行きました。くれぐれも忘れないよう、気を付けてください。

<T.Sさん>

後輩の受験生へ
受験は特定の教科だけで勝負するのではなく、総合力で戦うことが重要です。得意教科に頼り過ぎず、全体をバランス良く伸ばしてください。僕はスランプに陥りそうなとき、簡単な問題を解いて、自分はできるんだと確認して、自分の気持ちを立て直してきました。それでもうまくいかなかったら先生に相談してください。教科の質問だけでなく、学習法や過去問スケジュール、受験の戦略なども質問すれば、適切なアドバイスをしてくれます。

練馬校室長 髙橋からのメッセージ

入試前日まで筑駒の数学を2人で競い合い、点数を報告に来るたび、「何勝何敗~」とお互いに楽しみながら学んでいた様子が頼もしかったです。お互いの優れたところを認め合い、足りないところを素直に吸収する、人としても尊敬できる存在でクラスを引っ張ってくれました。今後も2人で切磋琢磨しながら、新しい道を切り開いていってください!

髙橋
練馬校 室長/数学科教科長

気になる高校を探す

#ハッシュタグをクリック!

information

インフォメーション