西大和学園高校(本校) 2026年 教科別入試問題分析
英語

1 リスニング問題:小問数6
放送された対話文の内容に関する質問の答えを選択する問題が4問と、対話文の内容に合うグラフを2つ選ぶ問題でした。グラフに記載された英語表現や数値を正確に読み取る必要がありました。
2 適語句補充選択・並べかえ英作文:小問数8
例年通りの設問形式でした。英文の空所に入る適切な語句を選択する問題は、熟語、前置詞の用法などを細部まで学習しておく必要がありました。並べかえ英作文は日本文が与えられていない問題もあり、時制や文構造を意識して正しく理解する力が要求されました。
3 和文英訳:小問数3
例年通り、下線部の日本語を英語にする問題でした。下線部以外の内容が問題に影響しているものもあり、注意が必要です。自然な日本語をミスなく英語に直す必要のある難しい問題でした。
4 説明文の読解(約690語):小問数8
「心の健康」を保つための2つの要素について論じた説明文でした。英文和訳を除いたすべての設問が内容理解に関するものでした。前後関係を把握したうえで空所に入る語句を選ぶ問題、当該段落の内容を理解し、結論部分を完成させる問題では、正確な読解力が求められました。日頃から段落ごとの要約をするといった対策が有効です。
5 物語文の読解(約700語):小問数10
小説の一部からの出題で、読解の過程で登場人物の関係性や状況を掴むことができたかどうかがポイントです。英文中の空所に当てはまる語句を選ぶ問題においては、女性の発言、心情を把握したうえで男性が取った行動を推測する必要がありました。こうした物語文では、場面設定、登場人物の感情を表す行動や発言に注意しながら読み進める必要があります。
| 年 | 長文読解 | 記述 | 文法 | リスニング | 発音・語彙 | |||||
| ① | ② | ③ | ④ | 日本語 | 英語 | 大問 | 長文内 | |||
| 2026年 | 説明文 | 物語文 | - | - | ● | ● | ● | ● | ||
| 2025年 | 説明文 | 物語文 | - | - | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
| 2024年 | 説明文 | 物語文 | - | - | ● | ● | ● | ● | ● | |
| 2023年 | 説明文 | 物語文 | - | - | ● | ● | ● | ● | ||
| 2022年 | 説明文 | エッセイ | - | - | ● | ● | ● | ● | ||
数学

1 小問集合
二次方程式、式の値、確率、整数からなる小問集合でした。(1)から(3)までは基本的な問題だったので、ミスに注意しながら着実に点数を積み重ねたいところです。(4)の前半の設問も典型的な問題でしたが、後半の設問は丁寧に調べ上げる必要がありました。
2 平面図形
三角形が通過する部分の面積、正六角形の内部の線分、線分比に関する証明からなる、平面図形についての小問集合でした。いずれの小問も、問題の意図を的確にとらえれば手早く解くことも可能だったと思われます。
3 二次関数
放物線といくつかの直線に関する問題でした。(3)までは小問の流れに従って、行き詰まることなく解くことができたと思われます。(4)は平面図形の知識をうまく活用できたかどうかで計算量に差がついたことでしょう。また、大問を通して、平方根を含んだ計算にも注意して解き進めたいところです。
4 空間図形
立方体と正四角錐を1つの平面で切断する問題でした。(2)以降の空間図形の切断については、切断面はイメージしやすいものの、解法によってはやや煩雑な計算も必要でした。この大問に時間を残せたかどうかがポイントになったと思われます。
| 年 | 計算問題 | 整数 | 作図 | 証明 | 文章題 | 円 | 平面図形 | 関数 | 二次関数 | 場合の数 | 確率 | データの活用 | 空間図形 | 球 |
| 2026年 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ||||||
| 2025年 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |||||||
| 2024年 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ||||||
| 2023年 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |||||
| 2022年 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
国語

1 山口裕之『「みんな違ってみんないい」のか?』
「正しさは人それぞれ」という相対主義や、「感情の尊重」という近年の風潮に含まれる問題点について考察した論説文からの出題でした。漢字以外の設問は4問で、うち2問は制限字数70字以内、120字以内の記述でした。120字以内の記述は「本文全体をふまえて」という指示があり、要約の力が問われました。設問の難度は標準的でしたが、設問数が少なく一つ一つの配点が高いと考えられるため、慎重に答える必要がありました。
2 森絵都『テールライト』
主人公とタクシーの運転手との心の交流を描いた小説文からの出題でした。2人が置かれている具体的な境遇については示されていないため、心情の読み取りには想像力が必要でした。語句以外の設問は4問で、制限字数70字以内の記述が2問出されました。うち1問には「本文全体の内容をふまえて」という指示があり、全体のテーマを考える必要がある難しい問題でした。論説文と同様、設問数が少なく、それぞれが高配点であったと考えられます。
3 『源氏物語』
4年連続で『源氏物語』からの出題でした。男女の複雑な関係を描いた2ページを超える長文で、苦戦した受験生が多かったと思われます。大問1、大問2を手早く解き、大問3に十分時間を回したいところです。設問は、古文の知識を問うもの、人物の心情を問うもの、形式段落の要約文を並べかえるもの、複数の和歌に共通する主題を指摘するものなど、多彩な形式で合計14問出されました。本文は難解でしたが、設問中のヒントを活用すれば理解は可能です。古文の知識を問うものは例年通り標準的なレベルでした。
| 年 | 文章1 | 文章2 | 文章3 | 文章4 |
| 2026年 | 山口裕之 の文章 | 森絵都『テールライト』 | 『源氏物語』 | - |
| 2025年 | 池上嘉彦・山中桂一・唐須教光の文章 | 吉本ばなな『癒しの豆スープ』 | 『源氏物語』 | - |
| 2024年 | 谷川嘉浩『スマホ時代の哲学』 | 瀧羽麻子『虹にすわる』 | 『源氏物語』 | - |
| 2023年 | 楠木建『無料についての断章』 | 色川武大『百』 | 『源氏物語』 | - |
| 2022年 | 増田聡の文章 | 竹沢尚一郎の文章 | 『讃岐典侍日記』 | - |
理科

1 火山(地学)
火山に関する標準的な知識を確認する問題です。一部やや細かい知識問題と計算問題もありましたが、取りこぼしは最小限におさえたい大問です。
2 電流(物理)
(4)までは電流に関する基礎から標準レベルの典型的な問題で、グラフを丁寧に読み取り、活用する力が求められています。ここまでは、冷静に対処して全問正解を目指したいところです。(5)以降はLEDに関するやや細かな知識としくみの理解が問われています。前半と同様にグラフの読み取りが必要で、類題での演習経験がある受験生は解きやすかったと思われます。
3 人体(生物)
前半は人体に関する基礎的な知識問題と計算問題で、確実に正解したい典型的な問題です。後半は哺乳類の循環経路の変化に関する問題で、標準的な知識だけでなく読解力が必要です。見慣れない問題ですが、難関校に向けて準備をしてきた受験生ならば、落ち着いて考えることができれば対処できるレベルだと思われます。
4 化学変化、気体、物質の特徴(化学)
前半は気体反応に関する計算問題で、類題演習での理解度によって差が生じたと思われます。なるべく取りこぼしをおさえたいところです。後半は気体の性質に関する基礎レベルの知識問題と計算問題でした。見慣れない実験を読み解く力が必要です。
| 年 | 物理分野 | 化学分野 | 生物分野 | 地学分野 |
| 2026年 | 電流 | 化学変化、気体、物質の特徴 | 人体 | 火山 |
| 2025年 | 力、仕事 | 溶解度、水溶液 | 遺伝、植物 | 天気 |
| 2024年 | 力 | 中和、化学変化 | 人体、動物、植物、生態系 | 天体 |
| 2023年 | 電流 | 化学変化、電気分解 | 人体 | 天気 |
| 2022年 | 運動とエネルギー | イオン | 人体 | 天体 |
社会

1 世界地理総合
世界一周をテーマにした小説に関する総合問題でした。用いられている資料は写真や円グラフなど多岐にわたります。資料の分析が苦手な受験生は苦労したかもしれませんが、問われている内容は標準的なものが多かったため、最も得点差がついた大問だったと思われます。
2 日本地理総合
大問1と同様にさまざまな資料が用いられていました。与えられたものを丁寧に読み解き、正確に分析する必要がありました。
3 歴史総合(古代~現代)
古代から現代の歴史に関する5つの文章を題材とした問題でした。例年同様に5つの文章が各時代ごとに分かれていたので、年代の把握が容易であり、問われている知識も標準的なものがほとんどで、受験生にとっては解答しやすい大問だったと思われます。
4 歴史総合(古代~現代)
「日本の歴史における怪物・妖怪」がテーマのレポートをもとにした古代から現代までの日本史と世界史の総合問題でした。レポートを読み取って正誤を判断する問題は、資料と仮説、選択肢をすべて吟味して解答する必要がありました。
5 総合問題
2025年の時事に関連した公民中心の総合問題でした。例年この大問で多く出されている正誤形式のものではなく、語句記述や文章記述の問題が比較的多くみられましたが、解答は容易なものだったので、確実に得点したい大問でした。
| 年 | 日本地理 | 世界地理 | 日本史 | 世界史 | 政治 | 経済 |
| 2026年 | 日本地理総合 | 世界地理総合 | 古代~現代 | 中世~現代 | 憲法・国会 | 財政・労働 |
| 2025年 | 日本地理総合 | 世界地理総合 | 古代~現代 | 古代~現代 | 国際連合 | 環境問題 |
| 2024年 | 日本地理総合 | 世界地理総合 | 古代~現代 | 古代~現代 | 内閣・教育・難民 | 企業 |
| 2023年 | 文化・領土 | 世界地理総合 | 古代~現代 | 中世~近代 | 安全保障・裁判所 | 金融政策 |
| 2022年 | 地形図・産業 | 世界地理総合 | 古代~現代 | 中世~近代 | 人権・国会・国際政治 | - |