千葉県公立高校 2026年 教科別入試問題分析
英語

1 リスニング問題:小問数3
放送された対話を聞き、後に続く受け答えを選択する問題です。
2 リスニング問題:小問数2
放送された対話と文章の内容に関する質問の答えとしてイラストを選択する問題です。
3 リスニング問題:小問数2
放送された対話と文章の内容に関する質問の答えを選択する問題です。
4 リスニング問題:小問数2
放送内容をまとめた英文の空所に入る英語を選ぶ問題です。
5 並べかえ英作文:小問数3
語形変化の問題がなくなり、並べかえ英作文のみの出題でした。分詞や間接疑問文など、基本的な文法の理解が求められました。
6 自由英作文:小問数1
学校紹介のウェブページを描いたイラストの空所に、20~30語程度の英語を記述する問題です。記述内容には2つの条件が与えられ、条件を満たすように注意して書く必要がありました。
7 図表の読み取り(約510語):小問数6
2つの問題に分かれていて(1)は「自転車の歴史」に関するプレゼン、(2)は「アース・アワー」の参加を促すチラシの読み取り問題です。(1)では本文で登場した順に自転車のイラストを並べかえる問題が出ていて、それぞれの自転車の特徴を丁寧に読み取る必要がありました。
8 読解総合(約490語):小問数4
スピーチの読解です。4年続いた英語での記述問題がなくなり、すべて記号選択の問題でした。こちらも本文で登場した順にイラストを選ぶ問題が出ていて、同じ記号を2度使ってもよいという指示に戸惑った受検生もいたかもしれませんが、落ち着いて対処できる難度の問題です。
9 対話文の読解(約220語):小問数4
対話文中の空所に入るセリフを選択する問題です。全体的に平易な表現で、全問正解したい大問でした。
| 年 | 長文読解 | 記述 | 文法 | リスニング | 発音・語彙 | |||||
| ① | ② | ③ | ④ | 日本語 | 英語 | 大問 | 長文内 | |||
| 2026年 | 図表読解 | 読解総合 | 対話文 | - | ● | ● | ● | ● | ||
| 2025年 | 図表読解 | 読解総合 | 対話文 | - | ● | ● | ● | ● | ||
| 2024年 | 図表読解 | 読解総合 | 対話文 | - | ● | ● | ● | ● | ||
| 2023年 | 短文集合 | 読解総合 | 対話文 | - | ● | ● | ● | ● | ||
| 2022年 | 短文集合 | 読解総合 | 対話文 | - | ● | ● | ● | ● | ||
数学

1 小問集合
基本的な内容が出題される小問集合でした。計算と小問集合が同じ大問で出題されるようになった2022年以降、データの活用と確率、作図は毎年出題されているため、対策は必須と言えましょう。データの活用はやや難度が高かったため、ここで時間をかけ過ぎないよう気をつけたいところです。
2 二次関数
二次関数と直線に関する問題で、基本的な内容のため、多くの受検生が類題を解いた経験があったことでしょう。(3)では条件を満たす点が複数あり、状況に応じて必要な立式ができたかどうかがポイントでした。
3 平面図形(内接円)
三角形の内接円についての問題でした。ここでは証明が出題されましたが、誘導もあり解きやすかったと思われます。(3)で急に難度が上がるため、戸惑った受検生もいたことでしょう。解答欄から複雑な値であることが想像できるため、計算ミスに注意して慎重に取り組む必要のあった問題です。
4 平面図形(折り返し)
正方形の紙を均等な幅に折るための方法に関する問題で、例年通り会話文形式となっていました。(1)から(3)は同じ値を求めるために、図形的な解法と、関数的な解法で複数の解法を示し、会話文の空欄を埋める問題でした。(4)からは難度が上がりますが、千葉県立の難関校を目指す受検生は最後の小問まで正解したいところです。
| 年 | 計算問題 | 整数 | 作図 | 証明 | 文章題 | 円 | 平面図形 | 関数 | 二次関数 | 場合の数 | 確率 | データの活用 | 空間図形 | 球 |
| 2026年 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ||
| 2025年 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ||
| 2024年 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |||
| 2023年 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | |||
| 2022年 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
国語

1 放送による聞き取り検査
「スマホとの付き合い方」について、学生の会話と問いが放送されました。メモをとる時間的な余裕もあり、失点はできるだけ避けたいところです。
2 漢字の読み取り
一部、見慣れない漢字もありますが、基礎から標準難度のものが中心です。
3 漢字の書き取り
トメハネまで丁寧に書き、大問2と同様に確実に得点したいところです。
4 光嶋裕介『つくるをひらく』
建築物と写真の関係について論じた文章からの出題でした。例年通り、同じ著書の別の箇所を読んで解答する設問があり、時間を要した受検生も多かったと思われます。高得点を取るには、設問の指示や解答根拠を素早く正確に把握する必要があります。この大問は受検生の得点に差がついたと考えられます。
5 今村翔吾『ひゃっか!』
生け花の大会に出場する高校生2人が、大会に向けた対策を練る場面を描いた小説文からの出題でした。論説文と比べると読み取りにくさはなく、設問の難度も標準的でした。
6 『徒然草』
鎌倉時代成立の文章から出題されました。古文を読んだ生徒の話し合いをもとにした設問は例年通り出されましたが、難度は標準的なものでした。
7 条件作文
対照的な2つの考えのうちどちらかを選び、意見を答える作文でした。具体例も考えやすい題材なので、練習を重ねた受検生にとっては書きやすいものだったと思われます。
| 年 | 文章1 | 文章2 | 文章3 | 文章4 |
| 2026年 | 光嶋裕介『つくるをひらく』 | 今村翔吾『ひゃっか!』 | 『徒然草』 | - |
| 2025年 | 齋藤亜矢『ルビンのツボ』 | 三浦しをん『墨のゆらめき』 | 『正法眼蔵随聞記』 | - |
| 2024年 | 好井裕明の文章 | 山本一力『銀しゃり』 | 『輕口露がはなし』 | - |
| 2023年 | 鹿毛雅治『モチベーションの心理学』 | 逸木裕『風を彩る怪物』 | 『宇治拾遺物語』 | - |
| 2022年 | 枡野俊明の文章 | 藤岡陽子『手のひらの音符』 | 『ものくさ太郎』 | - |
理科

1 小問集合
基礎知識を確認する小問が各分野から1問ずつ出されました。いずれも取りこぼしは避けたい内容です。
2 地質(地学)
火山とマグマの性質についての問題です。基礎知識の確認が中心で、一部実験を考察する問題がありました。
3 電流(物理)
磁界に関する基本問題と計算問題でした。内容は基礎的ですが、単位や値に注意が必要でした。
4 人体(生物)
神経や刺激と行動についての知識問題と計算問題です。計算問題は実験の内容を読み取る力が求められました。
5 イオン(化学)
イオンや中和に関する典型問題でした。受検生の理解度にばらつきがみられるテーマで、差がついたと思われます。
6 植物(生物)
やや見慣れない植物も含めてさまざまな植物の分類について出題されました。問われている内容は基礎的なものでした。
7 化学変化(化学)
高校入試で頻出の実験について、基礎知識の確認に加えて、実験結果の分析力も試されました。
8 天体(地学)
恒星の見かけの動きについての問題です。基礎的なしくみの理解に加えて、この大問でも実験を分析する力が求められました。
9 力(物理)
物体にはたらく力をテーマにした問題です。力についての正確な理解と実験操作の分析力が試されました。受検生の得点に大きな差が生じたと考えられます。
| 年 | 物理分野 | 化学分野 | 生物分野 | 地学分野 |
| 2026年 | 電流、力 | イオン、化学変化 | 人体、植物 | 地質、天体 |
| 2025年 | 光、運動とエネルギー | 状態変化、イオン | 動物、植物 | 天気、天体 |
| 2024年 | 電流、力 | 物質の特徴、化学変化 | 植物、生態系 | 地質、天体 |
| 2023年 | 力、電流 | 化学変化、イオン | 進化、植物 | 地質、天体 |
| 2022年 | 電流、運動とエネルギー | 状態変化、イオン | 動物、人体 | 天気、天体 |
社会

1 総合問題
博物館に関する生徒のレポートを題材に、地理・歴史・公民それぞれの分野から出題されました。2025年と同様に資料の読み取りも出題されました。
2 日本史総合(前近代史)
日本の文化財をテーマに、幕末以前の歴史から出題されました。例年と出題順が異なりましたが、難度や形式は例年通りでした。
3 歴史総合(近・現代史)
平和についての会話文を題材に近現代史から出題されました。出来事の時期を特定するものが出題された一方で、例年見られる漢字指定の語句記述は出題されませんでした。
4 世界地理
緯度・経度に関する問題は、3つの空欄にあてはまるものをすべて正しく選べなければ得点できないもので、慎重に解答を導く必要がありました。
5 日本地理
地形図を用いた出題は例年通りでした。文章記述の問題は思考力と指定字数内にまとめる力が試される難度の高いものでした。
6 国際政治
多くの受検生が初見と思われる図表が用いられ、その図表が示す内容を注意深く読み取り解答を導く必要がありました。
7 経済
税や消費などをテーマにした出題でした。設問数に対して資料や文章が多いため、各資料を慎重に吟味して解答する必要がありました。
8 政治
人権に関する風刺画を見て解答するものや、国の政治と地方の政治に関して表を補って解答するものなどが出題されました。出題者の意図を汲み取って与えられた情報を適切に整理して解答することが大切でした。
| 年 | 日本地理 | 世界地理 | 日本史 | 世界史 | 政治 | 経済 |
| 2026年 | 自然・地形図 | 経緯度・工業・人口 | 古代~現代 | 近代~現代 | 人権・三権分立・地方自治 | 税・価格・消費者問題 |
| 2025年 | 地形・農業・地形図 | 地形・時差・気候・貿易 | 古代~現代 | 古代・現代 | 選挙・裁判所・地方自治 | 企業・金融・社会保障 |
| 2024年 | 自然・都道府県・地形図 | 図法・気候・言語 | 古代~現代 | 近代~現代 | 人権・司法 | 価格・財政・経済成長 |
| 2023年 | 都道府県・都市・地形図 | 経緯線・時差・農業 | 古代~現代 | 古代・近代 | 人権・国会 | 消費・金融・財政 |
| 2022年 | 都道府県・地形図 | 経緯線・時差・地誌 | 古代~現代 | 近世~現代 | 選挙・地方自治 | 経済主体・地域主義 |