スペシャル

明治大学付属明治高校 2026年 教科別入試問題分析

英語

1 適語選択・語形変化(約150語):小問数4

日本の「空気を読む」文化に関する英文の空所に、選んだ動詞を適切な形に変化させて答える問題です。内容と文構造を的確に捉える力が必要です。

2 正誤(約160語):小問数5

日本と海外の治安について比較した文章中の文法的な誤りを正しい形に直す形式です。文型や品詞などを理解できているかどうかがポイントでした。

3 並べかえ英作文(約230語):小問数4

寒冷地での生活にどう向き合うかについて書かれた英文中の語句を並べかえる問題です。文法力や内容把握力が必要ですが、問われている知識は標準的なレベルでした。

4 適語補充(約190語):小問数6

ある漫画家に関する英文の空所に入る語を、与えられた頭文字をヒントに答える問題です。これまであまり出題されていなかった形式で、文脈から正解を推測する力が求められます。

5 対話文の読解(約700語):小問数6

デジタルデトックスに関する対話文です。基礎レベルの対話文で、高得点を取りたいところです。

6 エッセイの読解(約590語):小問数5

「勝負に負けても怒らない人」についてのエッセイです。本文に下線や空所がなく、内容に関する設問に対し、答えを選ぶ形式です。素早く解答できた生徒は高得点につながったと思われます。

7 説明文の読解(約470語):小問数6

テレビの発明家についての説明文でした。2025年と比べて、入試問題全体で小問数が11問減って時間に余裕があったこと、また、長文全体で難度の高い語彙が減ったことにより、平均点も大幅に上昇しました。

811 リスニング問題:小問数17

リスニング問題は大問4題の構成で、小問が17問あります。1回しか放送されない問題が多く、事前に選択肢を見ておくと解きやすかったと思われます。

長文読解 記述 文法 リスニング 発音・語彙
日本語 英語 大問 長文内
2026年 説明文 対話文 エッセイ 説明文      
2025年 物語文 対話文 説明文 エッセイ      
2024年 対話文 説明文 エッセイ 説明文      
2023年 説明文 対話文 説明文 物語文      
2022年 説明文 対話文 説明文 物語文      

数学

1 小問集合

(1)分母に文字式を含む連立方程式、(2)式の値、(3)関数と変域、(4)平面図形、(5)場合の数の5問からなる小問集合でした。出題形式はこれまでと大きく変わりませんが、難度が高いものや手間を要する小問が多かったため、受験生はこの大問に時間をかけすぎないよう時間配分に注意する必要がありました。

2 方程式

分母に文字式を含む方程式に関する大問でした。(1)はすばやく対応したい問題です。(2)は類題演習の経験がなくても、(1)を手がかりに解き進めることができるので、完答を目指したいところです。

3 二次関数

放物線と2点で交わる直線に関する問題で、(1)は典型問題なので、確実に正解したいところです。(2)は「平行な直線」と面積比の条件が解法のポイントで、類題演習の経験の有無で差がついたことでしょう。

4

三角形の内接円と傍接円に関する大問でした。それぞれの小問が次の小問への手がかりになっていて、どの小問もこの単元における基本・典型問題なので、素早く確実に完答したいところです。

5 空間図形

正四面体の内部の線分や辺に関する大問でした。点Qの位置の把握に少し戸惑った受験生がいたかもしれませんが、いずれの小問も「適切な平面を取り出して考える」という空間図形の原則に則って、平面図形の問題として解き進めていけば十分対応可能でした。

計算問題 整数 作図 証明 文章題 平面図形 関数 二次関数 場合の数 確率 データの活用 空間図形
2026年            
2025年              
2024年              
2023年            
2022年        

国語

1 寺田寅彦『読書と人生』

旅行や学問における案内者や先達に対しての接し方について述べた文章からの出題です。明大明治高の国語は毎年かなりの長文が出題されるため、正確に読解していく力と速さが求められます。2026年は約9ページで、2025年よりも短い文章でしたが、具体例が多く、事実と意見の区別をしっかりしていく必要がありました。記述や記号選択をはじめとして、設問形式は例年通り多様でした。2025年に出されていた制限字数100字以内の要約の代わりに、2023年、2024年に出されていた〇×形式の内容合致問題が復活しました。例年通りの形式で指示語や接続語、語句に関する設問が出ている一方で、抜けている段落をもとに戻す問題といった、文書構成に関わる設問も出されていて、こちらは多くの受験生が苦戦したと思われます。記述に関しては例年の傾向と大きく変わっていないことから、対策してきた受験生であれば対応可能だったと言えます。2025年にも出された文法に関する問題は、大幅に難化したため戸惑った受験生も少なくなかったことでしょう。知識をしっかりと身につけたうえで、それをアウトプットできるかどうかが問われました。2026年は記述の時間配分に注意したうえで、知識問題や文章内容に関する問題をいかに正確に答えることができたかが得点のポイントになりました。

2 漢字の書き取り

漢字の書き取りが10問出されました。例年、中学生にとっては書き取りにくい熟語が出されますが、いずれも常用漢字に定められているものです。言葉の意味を推測しながら解答していく必要がありました。

文章1 文章2 文章3 文章4
2026年 寺田寅彦『読書と人生』
2025年 谷川嘉浩『スマホ時代の哲学』
2024年 松尾義之の文章
2023年 寺井美奈子『ひとつの日本文化論』
2022年 上田紀行『生きる意味』

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