ごあいさつ

SAPIX YOZEMI GROUP 共同代表 髙宮 敏郎

最近の四半世紀で、日本を取り巻く環境は一変しました。戦後続いてきた右肩上がりの経済成長の夢ははじけ、「失われた二十年」とも言われる長期間の景気低迷が続き、デフレ脱却を目指した昨今の金融・経済政策の効果にもさまざまな意見があります。広く世界に目を転じると、「ベルリンの壁」崩壊以後、交通手段や情報通信の飛躍的な技術革新を背景に、経済・政治・文化などの諸活動が、国家を超えて地球規模で行われるようになり、社会構造そのものも劇的に変わりつつあります。

グローバリゼーションの進展に伴って、将来を担う子どもたちには、多様なバックグラウンドや考え方を持つ世界の人々との対話がこれまで以上に求められるようになりました。入学試験において、特に難関大学では、コミュニケーションの基礎となる論理的思考力と記述表現力が重視されるようになっています。さらに、さまざまなイノベーションがこれまでの知識を一気に時代遅れにしてしまう社会では、知識の活用力に加えて、創造的で主体的な学びの能力も重要になってきます。

子どもたちは、すでに確立した知を学ぶだけではなく、直面する現実を自分の目で観察し、そこに問いを見出し、その課題を自ら解決する力を養う必要があります。そのためには、何よりも学ぶことを好きになることが大切です。楽しく学ぶことを通して身につけた能力は、社会という、より高いステージで実力を発揮するための根幹をなす一生の財産となります。SAPIXでともに学び、未来を切り拓いていきましょう。

SAPIX YOZEMI GROUP 共同代表
株式会社日本入試センター代表取締役
髙宮 敏郎

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