体験記・エッセイ

ようこそ校舎へ! 田無校

地域に密着した校舎 西武新宿線・田無駅から徒歩4分の便利な場所に立地する田無校。商業施設や飲食店が並ぶ駅周辺はにぎやかですが、大通りから離れると閑静な住宅街が広がる、落ち着いた雰囲気の街です。 室長の大島晃先生は、田無校…

[受験歳時記] 第24回「年賀状」

毎年届く年賀状。「賀正」「謹賀新年」「笑顔万福」「吉祥招来」などなど赤くスタンプされたものが多いなか、ユニークなのはハガキの全面に「春賀喜多、春賀喜多」の八文字を大書しただけの賀状。そこには、挨拶の堅苦しさを取っ払った一種ぶっきらぼうな文字が躍り、送り主の変わらぬ人柄と息災ぶりを伝えています。

[受験歳時記] 第23回「カレンダー」

リビングのソファーに座ったまま、しばらく壁のほうを見ていた女の子。何か見つけた、と言わんばかりにうれしそうな表情をして近づいて来て、母親にこう報告したそうです。「ねえ、ママ。カレンダーって、毎月、席替えをしているね」

[受験歳時記] 第22回「読書の秋」

上がりかけた雨の中、片手に広げた傘を持ち、もう片方の手は母親とつないだまま前後に大きく振りながら「あめあめ・ふれふれ・かあさんが~」と元気よく保育園児が帰っていきます。赤信号で立ち止まり、ふと上を見上げて何やら叫んでいます。

[受験歳時記] 第21回「朝の公園」

ある中学校の生徒用昇降口。九月からの新学期が始まると、生徒の下駄箱の前に、細長い簀子(すのこ)がズラリと並べて置かれるようになりました。下履きの汚れを昇降口で食い止めたいのか、「上履きには地べたで直にではなく、簀子の上で履き替えること」という注意書きが貼られています。

[受験歳時記] 第20回「祭りばやし」

今年の夏の甲子園。特に準々決勝の第4試合は、100回目の記念大会にふさわしい劇的な幕切れでした。翌日のスポーツ紙は、連投の豪腕投手を「打者に応じた配球が実にていねい」と高く評価した後で「何でここまでやれるのか」と驚きのひと言を加えていました。

ようこそ校舎へ! 明大前校 リニューアル特別編

新宿、渋谷、吉祥寺という東京を代表するターミナル駅から交通至便の京王線明大前駅は、駅名のとおり大学生の街でもあり、日々多くの乗降客でにぎわっています。同駅から徒歩2分の場所に立地するSAPIX中学部 明大前校は、この8月にリニューアル工事が完了しました。同校室長・山路努先生に、周辺地域の特性や生徒の指導方法などについて話を伺いました。

[受験歳時記] 第19回「バックホーム」

二つの時間 駅前広場に丸い形の人だかりができています。輪の中心では山高帽をかぶった恰幅のいい男性が、大道芸の真っ最中。左右に架け渡したロープの上にお皿を一枚滑らせながら、手元で三枚の皿をくるくる回し、さらに白いボールでお…

[受験歳時記] 第18回「森の風景」

夏至は過ぎても半夏生は越すな。稲の正常な生育のためには田植えは半夏生までに済ますものとされ、田舎の小中学校はこの時期に5日間ほどの「農繁休業」に入り、一家あげて田植え作業をしたものでした。7月2日は半夏生(はんげしょう)。――農作業の区切りですが、半夏は植物の名前。耳で聞くだけならば、表の面の半分だけが突然白く変わる花の様子を文字にした「半化粧」とでも書き間違えてみたくなるような名前です。上品でいてしなやかな、折れそうでいてたおやかな響きをもった季節を表す言葉です。

ようこそ校舎へ! 国立校

東京西部の情報発信の拠点に JR国立駅の南口から真っすぐ伸びる「大学通り」。道沿いに木々が立ち並ぶ、落ち着いた雰囲気のこの通りに面しているSAPIX中学部国立校は、都内で最も西に位置する校舎です。 「国立周辺はもちろん、…

ようこそ校舎へ! 高田馬場校

広い地域から多様な生徒が集う 活気に満ちた学生街として知られ、JR山手線、西武新宿線、地下鉄メトロ東西線という3本の路線が乗り入れる高田馬場。SAPIX中学部高田馬場校は、そのいずれの駅からも徒歩でわずか1〜2分という便…

[受験歳時記] 第17回「薔薇」

ダイニングキッチンに置かれた白くて大きな冷蔵庫。そのすぐ横のベビーベッドの中で育った赤ちゃんが、最初に覚えた漢字は「目」だったそうです。なるほど、少し離れて眺めてみると、三段式の冷蔵庫は「目」という漢字に似ています。冷凍室・冷蔵室・野菜室、この三つが別々に飛び出してくる様子を毎日毎日見ているうちに、一画も二画も飛び越えて、いきなり画数が五画の「目」という漢字を覚えてしまったようです。

[受験歳時記] 第16回「ブランコ」

4月1日、店名が変わる百貨店、顔ぶれが変わる新銀行、新番組が始まるテレビ局、改編と刷新の4月のスタートです。ただ、今年の場合は、1日が日曜日ですから事実上2日が初日というところでしょうか。そして、カレンダーを3枚めくった7月も、末日を除けば4月とまったく同じ並びで31個の数字が並んでいます。まるで7月のカレンダーは4月と同じような数字の隊形を組みながら、暦の紙を3枚隔てたところから4月の様子をじっと見守っているかのようです。

[受験歳時記] 第15回「桜餅」

昨秋、ある男子校の学校説明会。会を終えた帰り、何気なくある教室に立ち寄ってみると、社会科担当の先生による「生徒の声」をまとめた1冊のノートが展示されていました。授業中などに聞きとめた生徒の言葉を集めたもので、書き写したくなるものもたくさんあったうち、最初のページの冒頭に載っていたのが ――「地理って現代史なんだな」という一言。

[受験歳時記] 第14回「チョコレート」

一日を終え、ようやく家に帰ります。そこで最初にすることは? 手洗い? うがい? いや、おそらくは多くの人がスマホの充電ではないでしょうか。バッテリー残量がほぼゼロのスマホは「お腹が空いたあ」と泣きだしています。大急ぎで電源プラグにつないであげると、ゴクリゴクリと、いかにもおいしそうに電気を飲み込んでいきます。しばらくすると、「満腹だあ」とでも言うように、自分でごろりと寝返りまで打ちました。どうやらねじれたままつながっていたケーブルが、たまたま反り返ったはずみで、裏返しにされてしまったようです。ケーブルを外して自由にしてあげると、母乳を飲み過ぎた赤ちゃんがかわいいゲップでもするように、小さく電子音を発しました。縦14・5センチ、横7センチ、厚さ0・6センチ。思えば何かにそっくりな大きさです。何だろうと考えているうちに、はたと思い当たりました。そうです、チョコレートです、板チョコです。

ようこそ校舎へ! 新浦安校

千葉から東京まで志望校はさまざま 多くの路線バスも乗り入れている、JR京葉線新浦安駅の南口から徒歩2分。20階建てオフィスビルの4階に、SAPIX中学部新浦安校はあります。 同校の通塾エリアは比較的狭く、遠くても新浦安駅…

ようこそ校舎へ! 成城校

目の前の課題に全力投球を 小田急小田原線「成城学園前駅」の北口から、徒歩でわずか1分。老舗の洋菓子店やおしゃれなカフェなどが軒を並べる、落ち着いた雰囲気の通りに面したオフィスビルの3階に、SAPIX中学部成城校はあります…

[受験歳時記] 第13回「新幹線」

犬がうずくまれば神奈川県、そして、海に向かってカニが歩き出せば愛知県――昔の地理の時間は、県の形を何かに見立てて県名を覚える、一種、図画の時間のようでもありました。そこからの応用で、たとえば鳥が翼を広げた形の長崎県から琵…

[受験歳時記] 第12回「リズム」

音から始まる1日 2階の部屋から下りてくる二人の息子。上の子はタタタン・タタタン~の変則的な拍子、下の子はタンタンタン・タンタンタン~と規則正しい三拍子。共通しているのは最後の10段目をドスンと大きな音で締めくくり、「行…

[受験歳時記] 第11回「渋谷駅」

スクランブル交差点 人差し指が道玄坂方面を、中指がセンター街方面を……右手のひらをいっぱいに広げたまま机の上に伏せてみると、目の前に渋谷駅前の地図ができあがるそうです。ドラマで、ニュースで、天気予報で、ほぼ毎日のようにテ…

ページトップへ