公開模試受験後の手引き「模試の解き直しで学習効果を高めよう!」

皆さん、公開模試を受験した後はどうしていますか? 模試はただ受けるだけではなく、その結果をどう生かすのかも大切です。ここでは、模試を受験した方にSAPIX中学部が提供する成績資料とその活用方法をご紹介します。ぜひ、参考にして学習効果を高めてください。

成績資料編

模試を受験した方には、主に二つの成績資料が提供されます。インターネットを通じて成績を確認できる「成績速報」と、より詳細なデータが記載された紙冊子の「総合成績表」。「成績資料編」ではそれらの概要と、活用方法をご紹介します。

成績資料1「成績速報〈マイページ〉」

模試を受験した後、3日以内にオンライン上のマイページで成績速報が公開されます。解き直しは、受験時の記憶が新鮮なうちに行うのが最も効果的。成績速報では得点以外に、自分の採点済み答案なども確認することができますので、解き直しの参考にしましょう。

マイページ成績速報【総合成績表】例

模試実施後3日以内にマイページで成績速報を公開

マイページ上の志望校判定 例

成績速報公開後は、マイページ上で何校でも志望校判定を行うことが可能

+α活用術
成績速報公開後は、志望校登録した学校を自分が実際に取った点数で判定することはもちろん、あと何点取れば合格可能性が上がったかという判定も可能です。この機能を使えば、どの問題は正解すべきだったか、そのためには時間配分をどうすべきだったかといった、受験における「作戦」を振り返ることもできますので、ぜひ、役立てましょう。

成績資料2「総合成績表」

さまざまな視点から自分の立ち位置を確認

総合成績表を見れば得点・偏差値・順位だけでなく、総合成績・科目別・男女別など、さまざまな視点から他の受験者と比較することが可能です。また、一つの科目の中でも、分野ごと、大問・小問ごとの正答率も見ることができるため、客観的な視点から自分の立ち位置を確認できます。科目別の学習アドバイスも付いているので参考にして、今後の勉強の方針を立てましょう。

小問別正答率 科目別の学習アドバイス

小問別正答率・科目別の学習アドバイス

+α活用術
成績を向上させるには偏差値を基準としましょう。偏差値とは、他の受験者と自分を比較し、数値化したものだからです。偏差値が上がればそれだけ、志望校合格の可能性も高めることができます。「自分の弱点は分かったけれども、どれから優先して克服すれば良いか分からない……」という方は、問題ごとの全体正答率に着目しましょう。もしあなたが全体正答率の高い問題を間違えてしまったとしたら、他の受験者はできていた問題をミスしてしまったということですので、周囲との差が生じて偏差値は下がります。一方で全体正答率の低い問題を間違えてしまっても、他の受験者もあまりできていないので、周囲との差は少なく、偏差値に大きな影響は出ません。 よって、間違えてしまった問題のうち全体正答率がより高いものを優先的に解き直していけば、効率良く成績を上げることができるでしょう。

模試を継続して受験することでより正確な分析が可能に

継続して模試を受験すると、データが蓄積されていき、自分の成績の推移が分かります。それを確認すれば、得意・不得意分野や科目ごとの得点バランスなどを調べることができます。自分の得意・不得意分野などをしっかりと把握し、より効率良く成績をアップさせましょう。

項目別蓄積

項目別蓄積

成績推移グラフ

成績推移グラフで見つめ直そう

+α活用術
年間を通じて実施されるSAPIXの模試は、その時期に必要な知識と学力が身に付いているかどうかを判定できる設問になっています。つまり、模試を受験すると、その時点での自分の学習到達度を確認できるのです。到達度を踏まえれば学習計画を立てやすくなるので、この点からも継続して模試を受験することがお勧めです。

SAPIXの偏差値の仕組みと活用方法

  1. 難関校の合格ラインが細かく明確に分かる
    一般的な模試で算出される偏差値に比べて、SAPIXの模試の偏差値は10から20程度低く出ます。これはSAPIXの模試を受験する生徒層の学力が高いからです。こうした特長によって、難関校の合格ラインが細かく明確に分かるので、志望校合格に必要な力がよりはっきりします。上手に活用して、志望校合格のための学習計画を立てる一助としましょう。
  2. 偏差値がぶれないので、過去の成績と比較できる
    模試の受験者が毎回大きく入れ替わると、全体の学力レベルにバラつきが出るため、偏差値にぶれが生じます。一方、SAPIXの模試は、ベースとなる母集団であるSAPIX生がある程度固定されています。そのため学力レベルが一定に保たれ、自分の過去の成績との正確な比較ができるのです。比較した結果を生かし、学習効果を高めましょう。

解き直し実践編

解き直しの意義

模試を受験するメリットは何でしょうか? その一つは、学習到達度をチェックできること、そしてもう一つは、間違えた問題を分析し、自分の弱点を補強できるということです。

そのために重要なのが「解き直し」です。解き直しをすることによって、その時点での学力を客観的に把握することができます。志望校に合格するためには、今後どのような学習が必要で、何を補強しなければならないか。それを明確にするために欠かせないのが、解き直しなのです。

こうして自分の穴を埋めるためにやらなければならないことをはっきりさせたら、次は中長期的な視野に立って学習計画を作成することになります。

解き直しの心構え

解き直しは、なるべく模試を受けた当日にするようにしましょう。設問に対して自分がどうアプローチをしたか、その感覚が残っているうちに取り組んだ方が効果的だからです。

さらに、今回間違えた問題と同じような問題が次に出たときに解けるようにするためにも解き直しは必要なものです。「よくあるミスだ」とか、「今回はたまたま間違えただけ」と放置していては先に進めません。解けなかった問題としっかり向き合い、「自分はこういうミスをする傾向がある」と自覚することが重要です。そうすれば、「この前は同じような問題をこう間違えたから、今度は気を付けよう」と意識できるようになります。

模試の結果については、どれだけ正答できたかよりも、どれだけ解けなかったかの方が重要です。どの問題を、なぜ間違えたのか。改善すべき点を明確にして、点数を上乗せするために何をしなければならないのかをあぶり出す。解き直しにはそんな心構えで臨みましょう。

解き直しの方法

解き直しをする際には、なぜ解けなかったのかを分析し、何を改善するべきかを明らかにする必要があります。いきなり解説を読むのではなく、まずはもう一度自分の力でじっくり解いてみて、どこでつまずいたのかをはっきりさせましょう。つまずいたところの解説と自分が考えた過程を照らし合わせて、どうして解けなかったのか、どのような力が足りなかったのかを把握します。計算間違いなどのケアレスミス、知識不足、考え方の理解不足、時間配分ミスなど、さまざまな理由があるはずです。

その対策として有効な方法の一つが、自分専用の解き直しノートを作り、繰り返し見返すこと。このノートはただ正答を書き写すだけでは意味がありません。覚えなければいけないこと、注意しなければいけないこと、自分がつまずきやすいポイントなどをノートにまとめます。そのノートを繰り返し見返して、苦手な部分を克服していきましょう。

模試申込者 限定コンテンツ
科目別 解き直しのこつ

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