「親から見た娘の受験」U.Kさん(慶應義塾女子高校 進学)保護者様より

U.Kさん(慶應義塾女子高校 進学)保護者様より

結果はどうあれ人生の糧になる受験にしよう、と娘と常々話してきましたので、結果が出てから「これが良かった」と親目線でいうのは当てにならない気もしますが、何かの参考になればと思い書かせていただきます。

「高校進学は中学生活の延長線上にある」と基本的には考えてきましたので、学校のことはできるだけきちんとやり、中学校の内申で併願校をおさえたらあとは本人がやりたいように受験すれば良いと考えておりました。結果的に中学校から送り出していただく推薦というかたちで高校が決まり嬉しく思っています。

中3の冬期講習頃まで私は模試の結果もテキストもほとんど見たことがありませんでした。偏差値や順位を知れば過干渉になり親の存在が娘の負担になると思ったからです。娘には「結果の分析と対策を先生と確認してね」と伝えていました。娘がつらそうな時はSAPIXに電話してフォローをお願いしたり、娘に息抜きを促したりしました。

中3の冬期講習頃からは過去問の採点を私がしました(記述分は先生にお願いしました)。本人が採点すると正答を見た時点で理解したつもりになり、過去問を有効に生かせないと考えたからです。「ミスしないためには何をすべきだった?ミスだからいいとか思ってない?先生ならこの間違えに何て解説すると思う? それを常に考えて解こう」等を話し合いました。時には娘の性格や生活習慣から見直すことを求めました。必ず「ミスで落とした点数・よく考えれば解けたはずの点数・知識や力の不足で落とした点数」を出し、「本番までにあと何点あげる対策ができる?」と一緒に考えました。この一連の作業を終えると、娘は「本番までに○点位あげる努力ができる」とイメージでき安心したようです。合否は問わない、けれど一か八かの受験も避けようと考えての親子の取り組みでした。

文字にすると順調そうですが、娘はつらいことが重なりストレスで倒れ、中2の夏頃数カ月はSAPIXに行くこともままなりませんでした。「とにかく無理せず体を第一に」と先生から優しく言われた時には、「とうとう見捨てられた」と思いました(そういう意味でないことは分かっていたのですが、それくらい受験どころでなくなりました)。あの頃を思うと受験できただけで奇跡のようです。入室前、SAPIXは「マニュアル通り」の塾だと思っておりました。でも実際は温かく、程よい毒もあり、尊敬できる大人がたくさんいるところでした。娘の心の財産です。感謝申し上げます。

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