慶應義塾志木高校 2020年出題傾向リサーチ

英語

慶應義塾志木高校 2020年出題傾向リサーチ 傾向分析 英語

1 物語文の読解( 約750 語):小問数22

禁煙のために鍼治療を試した男の物語文でした。本文の空所に適切な動詞を入れる問1や、まぎらわしい日本文の選択肢から本文の内容と一致するものを答える問8などは例年通りで、本文を正確に読む力が求められました。問5の空所補充は語彙の知識があるだけでは解けない難問でした。分かりやすい日本語に直す問7は、下線部直前の単語に注目し、主人公の普段の習慣について考えることがヒントになりました。

2 物語文の読解( 約900 語):小問数12

社長の不正行為を知った投資会社に勤める男の物語文でした。設問は本文中の空所に当てはまるものを選択肢から答える形式でした。複雑な人間関係と状況を整理しながら読み進める必要があり、分かるところから解答を埋めていくことがポイントでした。

3 説明文の読解( 約480 語):小問数5

携帯用音楽機器の誕生とその影響を述べた説明文でした。設問は内容一致のみで、同形式は2017 年以来の出題です。1つの設問につき2つの英文の内容を本文と照合する必要があり、内容を正確に把握する力が求められました。

4 同意文完成:小問数8

2つの英文がほぼ同じ意味になるように適語を補う問題でした。高校入試で頻出の問題がほとんどでしたが、4は語彙と文法の知識両方が求めれられる難問でした。

5 適語選択:小問数8

短い英文の空所に当てはまる語を、2つの語群から1つずつ選び、組み合わせて答える問題でした。日常生活やニュースなどで耳にする英単語が中心に出されました。

数学

慶應義塾志木高校 2020年出題傾向リサーチ 傾向分析 数学

1 小問集合

(1) 場合の数、(2) 整数の2問構成でした。(1)(2)ともに目新しいものではなく、慶應志木高の受験生であれば、完答すべき大問でした。

2 一次関数

自分で図を描く必要はありますが、難度は高くありません。大問1同様、こちらも完答を目指したいところです。

3 文章題

商品の売買に関する文章題でした。問題文をきちんと読み、落ち着いて対処すれば、正解できたことでしょう。

4

円に内接する正三角形の問題でした。2019 年と構図が同じであるため、きちんと対策をしていれば短時間で処理できたものと思われます。

5 二次関数

二等辺三角形を含む二次関数の問題でした。典型問題ですが、複雑な値の計算を求められたので、処理するスピードによって差がついたものと思われます。

6 空間図形

正四角柱を切断した立体に関する問題でした。文字を利用して解き進めるため、丁寧な計算が要求されました。ミスなく正解したいところです。

7 整数

分数を小数で表し、題意を満たす位の数字を求める問題でした。各小問とも規則に気づくことができれば、正解することが可能です。どれだけじっくりとこの大問に時間をかけられたかが、ポイントでした。

国語

慶應義塾志木高校 2020年出題傾向リサーチ 傾向分析 国語

1 天野貞祐『学生と音楽』

音楽が人生にもたらす影響について触れながら、音楽に関わる学生たちへのメッセージをまとめた文章でした。論旨は明確で、2019年よりもさらに文章量が少なくなっているため、読みにくさはありません。例年通り、口語文法・文学史・語句の意味といった知識問題の割合が高く、こうした問題でどれだけ得点を重ねることができたかがポイントでした。また、2020年は漢字問題が大幅に増加していて、読み取りと書き取り合わせて計25問が出されている点も大きな特徴です。記述は、制限字数20字以内のものが1問と、50字以内のものが2問出されていましたが、いずれも「わかりやすく説明しなさい」という設問指示を伴うものだったので、文章の内容をふまえて詳しく記述することが必要でした。そのほか、空欄補充問題はいずれも標準的な難度です。

2 林芙美子『雨』

太平洋戦争後に中国から日本に帰還した主人公の姿を描く小説文でした。2019年より文章量は少なくなりましたが、戦争の過酷さを経験した主人公の心情を類推しながら読解する必要があり、読みにくさを感じた受験生も少なくなかったと考えられます。設問は、文章内容の解説文に対する空欄補充をはじめ、記号選択・抜き出し・脱文挿入など多岐にわたるため、あらゆる問題形式に対応できる力が求められました。2019年は記述を5問含む構成でしたが、2020年は制限字数70字以内のものが1問だけ出されています。大問1と同様に「わかりやすく説明しなさい」という設問指示を伴うものだったので、傍線部中の曖昧な表現を丁寧に具体化できたかどうかがポイントでした。

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