早稲田大学本庄高等学院 2020年出題傾向リサーチ

英語

早稲田大学本庄高等学院 2020年出題傾向リサーチ 傾向分析 英語

1 適語句選択:小問数10

英文の空所に正しい語句を選んで補う形式です。英文全体の構造を捉えたうえで解答するもの、名詞の可算・不可算の用法や動詞の活用に関するものなど幅広く、高校範囲を含む高度な文法・語彙の知識が求められています。

2 説明文の読解(約690 語):小問数19

個人の自由なものの考え方が物価や教育に与える影響について述べられた説明文です。専門的な内容で、多くの受験生が読みにくく感じたと思われます。例年通り、本文の内容に関して正しいものを英文の選択肢から選ぶ問題が多く出されていて、高度な文脈把握力が求められています。さらにその中には正解を1つに絞るのが難しく、選択肢の吟味に時間がかかる問題もあります。また、問1や問3[1] では語彙の知識も求められています。問10 の文章中の日本語を英語にする問題は、what とtrue が指定語として与えられ、適切な前置詞や構文を考えて書く必要がある難問です。

3 対話文の読解(約480 語):小問数14

学校の歴史の試験に向けて勉強する3人の生徒たちの対話文です。大問Ⅱと比べ、大問Ⅲのほうが取り組みやすいと思われます。しかし、問1の本文に関して正しい選択肢を答える問題では、時間を取られた受験生が多いと思われます。大問Ⅱと同じく、単に本文を読解するだけではなく、選択肢を吟味する時間も取られるので、時間配分に注意が必要です。問3の本文中で話題となっている用語を地名、もしくは年代と結びつける問題は、本文の内容とよく照らし合わせて確実に得点にしたいところです。問5の対話文中の空所に2~3語を補う問題は、2019年度に引き続いて出されています。

数学

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1 小問集合

問1連立方程式、問2円と二次関数、問3平方根と式の値でした。問1は係数や定数項に分数や小数が入り混じっていて丁寧な計算が求められました。問3は適切な式変形に気づけるかどうかが鍵でした。

2 平面図形

円に外接する正方形の内部で四角形を回転させてできる図形に関する問題でした。あらかじめ特別角が与えられているので解法に困る受験生は少なかったことでしょう。

3 約束記号

与えられた数を絶対値に変える約束記号についての問題でした。複数解答を求められましたが、ルール自体は単純なので丁寧に場合分けをすれば完答も目指せたと思われます。

4 場合の数

さいころを5回投げたときの場合の数に関する問題でした。与えられた条件式を適切に変形させることで考えやすくなります。問3は自ら条件式を作らなければなりませんが、解法に戸惑うことはなかったと思われます。

国語

早稲田大学本庄高等学院 2020年出題傾向リサーチ 傾向分析 国語

1 諏訪部浩一『フォークナーはえらい』

歴史的な観点からアメリカ文学が抱える問題について論じた文章でした。受験生にはなじみの薄い表現も使われていますが、対比構造が明確であるため、文脈から意味を類推することも十分に可能です。設問の中には解答に時間を要するものも含まれていますが、大問全体の難度は例年並みだと言えます。文章の論旨は一貫しているものの、抜き出し3問で求められる観点はそれぞれ異なるため、設問の指示を的確に把握しなければなりません。また、解答にあたっては字数制限に留意することも大切です。文章構造を正確に理解したうえで、解答候補となるいくつかの表現を慎重に比較することが求められました。制限字数60字の記述は、傍線部付近の文脈をきちんととらえることで、素早く処理することが可能な内容です。また、漢字の書き取りが5問出されていますが、いずれも標準的な難度だったため、確実に得点したいところでした。設問数が少ないぶん1問あたりの配点が高くなるので、受験生には慎重さが求められます。

2 井波律子『幸田文と身体感覚』

明治時代の文豪・幸田露伴と、その娘である幸田文との関わりについて論じた文章でした。筆者の主張は明確で、具体例を織り交ぜた説明になっているので、読みにくさはありません。抜き出し2問についても、問われている内容を正確に掴んだうえで落ち着いて読み進めていけば、それほど時間をかけずに正解を見つけることができます。制限字数50字の記述では、傍線部前後の表現をうまく活かしながら、適切な換言説明ができたかどうかがポイントでした。知識事項としては文学史と漢字の読み取りが問われましたが、いずれも難度は標準的です。

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