お茶の水女子大学附属高校 2020年出題傾向リサーチ

英語

お茶の水女子大学附属高校 2020年出題傾向リサーチ 傾向分析 英語

1 リスニング問題:小問数4

英文が2回読まれ、4つの質問に対して英語で答える形式でした。例年と異なり、質問文が書かれていませんでした。

2 リスニング問題:小問数4

例年通り、放送された英文の一部を書き取る問題でした。英文は3回放送され、2回目のみゆっくり読まれました。

3 説明文の読解(約720 語):小問数12

小学生から高校生の子どもに教師が与える影響についての説明文でした。例年通り、要約文の空所に適語を補充する問題でした。本文にない単語を答える問題が含まれていて、注意が必要でした。

4 物語文の読解(約535 語):小問数3

ある家族が夕食会の準備をした際の出来事についての物語でした。どの問題も、文脈を正確に理解したうえで簡潔に日本語でまとめる記述形式でした。

5 説明文の読解(約185 語):小問数5

ノートにメモを取ることと、コンピュータを使ってメモを取ることのそれぞれの利点を述べた説明文でした。設問はすべて適文選択で、空所を含む段落内容を捉えたうえで解答を選ぶ必要がありました。

6 条件英作文(約155 語):小問数5

与えられた語句を順に用いて、最低限必要な語を加えながら英文を完成させる問題で、例年通りの出題でした。

7 自由英作文:小問数1

コンビニエンスストアが年中無休で24 時間営業することについて、賛成か反対かを理由を含めて40語以上の英語で記述する問題でした。例年出されている日本の文化や習慣に関するテーマではなかったため、戸惑った受検生は多かったと思われます。

数学

お茶の水女子大学附属高校 2020年出題傾向リサーチ 傾向分析 数学

1 小問集合

3問構成の小問集合でした。(1) の計算は手早く処理したいところです。(2) 一次関数の変域、(3) 不定方程式の2問についても、受検生は何度も演習経験があったと思われます。すべて正解しておきたい大問でした。

2 二次方程式

未定係数を含む二次方程式について、係数と解を求める問題でした。(1)(2) 共に取り組みやすい難度です。落ち着いて処理すれば完答できたと思われます。

3 二次関数

放物線上の1点からもう1つの放物線に線分を伸ばしたときにできる、交点の座標や線分の長さを利用する問題でした。(3)(4) を解くための方法は(1)(2)に必要な方法とほぼ同じですが、文字が増えて計算がやや煩雑になり、抽象度が増したことで、解答に自信を持ちづらかったことでしょう。

4 平面図形

正六角形から角を削り取り作った、正十二角形の辺や面積についての問題でした。(1)(2) は確実に正解しておきたいところです。(3) は、二つの面積を文字式で効率的に求めることで、手早く正確に処理できます。

5 場合の数・確率

キャッチボールをしたときの経過や、終了までの回数や確率についての問題でした。(1) さえ解ければ残りも正解できる構成でしたが、最後の大問にあたるため時間的な余裕がなかった受検生もいたかもしれません。落ち着いて設定を読むことが大切でした。

国語

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1 眞嶋俊造『平和のために戦争を考える』

戦争について「考える」ことの重要性について論じた文章からの出題です。平易な言葉で書かれているため、読みにくさはありません。2018年は2問、2019年は5問だった記述が、2020年は7問に増えていることから、表現力重視の大問だったと言えます。特に字数制限のない記述では、自分で具体例を挙げながら文中の表現を説明する必要があり、文章内容の深い理解が求められました。制限字数80字のボリュームある記述も出されましたが、いずれも解答根拠は明確でまとめやすいものでした。

2 志賀直哉『或る朝』

法事の朝に寝坊した主人公と家族との関わりを描いた小説文からの出題です。例年の傾向通り、時代背景の古い文章だったため、慣れていない受検生にとってはやや読みにくさのあるものでした。記述3問と記号選択3問を中心とする構成で、登場人物の心情の変化や表現効果などが問われています。傍線部付近の精読とともに文章全体の正確な理解が求められた大問だったと言えるでしょう。知識分野では語句の意味と敬語の種類が問われましたが、いずれも標準的な難度でした。

3 『徒然草』

鎌倉時代の随筆文からの出題です。登場人物が少ないため、動作や発言の主体が掴みやすく、総じて読みやすい文章だったと言えます。記号選択では古文単語の意味に関する問題も出されましたが、文脈から内容が読み取れるものも多かったため、確実に得点につなげたいところです。記述では、2019年と同様に、短い字数で必要な内容をまとめる力が試されました。

理科

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1 小問集合(物理、化学、生物、地学)

すべての分野から幅広い知識が問われました。また、問題のレベルは基本的なものから応用レベルのものまで含まれています。選択肢が多いので、慎重に解く必要があり、特に正解をすべて選ぶ形式の問題は注意が必要でした。

2 小問集合(物理、化学、生物、地学)

大問1と同様に幅広い分野からの出題です。(1)(8)の計算問題は、問題の設定がやや複雑なので、丁寧に解く必要があります。

3 天体、岩石(地学)

天体についての知識や計算の問題です。基礎から標準レベルの知識に加えて天体に関する時事への関心も問われました。また、(6) の計算問題は難度が高く、戸惑った受検生も多かったと思われます。

4 イオン(化学)

電気分解についての知識と計算の問題です。知識問題は基本的で、失点は最小限にしたいところです。(7) の計算問題は、中和や電気分解の正しい理解と情報を整理する力が求められました。

5 力、磁界(物理)

力に関する計算問題と、電磁誘導に関する標準レベルの問題です。物体にはたらく力の向きと大きさを把握できるかどうかがポイントでした。また、後半は実験の条件と誘導電流の流れ方に注意しながら解く必要がありました。

6 植物(生物)

毎年出される茶実子さんの計算問題で、植物の光合成と呼吸を扱っています。誘導にしたがって解答していく形式で、立式はしやすいですが、計算に時間がかかるため、制限時間内にすべて解答するには計算を手早く行う力が求められました。

社会

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1 世界地理

南極を中心とした正距方位図法を用いた問題でした。緯度・経度に即して大陸の位置を把握していることや、南半球の国の基本的な地誌を理解していることが重要でした。

2 地理総合

世界と日本の自然や産業に関する問題でした。教科書に掲載されているレベルの知識で対応できるものがほとんどでしたが、記述問題は1つの事象をさまざまな視点でとらえる力が必要でした。

3 歴史総合

日本と中国・朝鮮との関わりを題材とした古代~近世史の問題でした。古代史に関するものは、その時代に日本がアジアの中でどのような立ち位置にあり、どのような政治改革を目指していたかという、根本的な理解を問うものでした。

4 歴史総合

郵便制度を題材とした歴史の問題でした。各出来事の年代を正確に把握しているかどうかが重要でした。

5 公民総合

日本の社会保障や選挙に関する問題でした。人口と経済成長率の関係を説明する記述問題は、指定語句の使い方が難しく、文章構成力が試されるものでした。

6 公民総合

NGOのウェブページから抜粋した文を題材とした問題でした。2つの記述問題は、いずれも社会で起きている問題を見つけ出す着眼点や発想力が試されるものでした。

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