慶應義塾志木高校 2019年出題傾向リサーチ

英語

慶應義塾志木高等学校 2019出題傾向リサーチ 傾向分析 英語

物語文の読解( 約680 語):小問数20

失恋した少年の欧州旅行の物語です。主人公の心情を読み解く必要がある問2、省略を補い分かりやすい日本語に直す問5など、例年通り解答に際しては本文の精読が必須です。問6では与えられた日本文のみではなく、英単語群からも文の形を考える必要があります。問1の適語選択や、問8の日本文の内容一致は頻出の形式であり、場面や状況を正確にイメージする必要があります。

物語文の読解( 約460 語):小問数19

英国人の女性小説家についての物語です。問3では年号の読み方、問7では10 年ぶりに発音問題が出ているため、細かい知識も必須です。問9の内容一致は選択肢が英文です。一致しないものをすべて選ぶため、選択肢の吟味には注意が必要です。

物語文の読解( 約535 語):小問数10

英国王室のウィリアム王子とキャサリン妃の出会いについての物語です。設問はすべて本文の空所に補う語句を選ぶ形式です。文構造を見極めて解くエのような文法問題だけではなく、本文の時系列を整理しながら解くオのような問題もあります。本文を読み進めながら対処できたかどうかがポイントです。

正誤問題:小問数7

4つの英文から正しいものを選ぶ問題です。文法・
語法に関する内容が幅広く出されています。

適語補充:小問数8

2文の空欄に共通して入る単語を必要ならば形を変化させて答える問題です。答えはすべて身体の一部であると明示されています。頻出の形式ですが見慣れない慣用表現もあり、難度が高い問題でした。

数学

慶應義塾志木高等学校 2019出題傾向リサーチ 傾向分析 数学

1 小問集合

(1) 式の値、(2) 平方根の小数部分、(3) 場合の数、(4) 確率、(5) 不定方程式の文章題でした。どの小問も例年に比べて解きやすいものでしたが、後半の大問に比べやや時間のかかる問題が多いため時間をどれだけ使えたかがポイントでした。

2 動点問題

正六角形の辺上を動く点によって作られる三角形の面積を考える問題でした。(2) は複数解答でしたが、手早く完答したいところです。

3 証明

ここ2年間出されていなかった証明問題が再び出されました。円における有名な性質の問題で、解いたことがあるかどうかで差がついたと思われます。

4 二次関数

放物線と直線の問題でした。(1) から(3) は基本問題のため手早く処理し、(4) は(3) の出題の意図を掴んでミスなく正解したい大問でした。

5 平面図形

長方形の折り返し図形の問題でした。入試における典型問題であるため、解き方に悩むことなく時間をかけずに正解したいところです。

6 空間図形

直方体を分割した立体の体積比から長さを求める問題でした。慶應志木高の受験生であれば一度は解いたことのあるタイプの立体の切断なので容易に正解できたと思われます。

国語

慶應義塾志木高等学校 2019出題傾向リサーチ 傾向分析 国語

1 ライアル・ワトソン/内田美恵訳『ネオフィリア』

人類がどのように地球で繁栄したかを説明した論説文からの出題でした。文章量は慶應志木高の過去の入試問題と比較してもそれほど多くなかったので、各設問に丁寧に取り組むことのできた受験生が多かったと思われます。漢字の書き取りや慣用句の穴埋めといった知識が計15問出されましたが、基本的な語彙に関するものも多かったので、ここでの失点は最小限に抑えたいところでした。脱文挿入問題は、文中の5箇所の空欄に当てはまる一文をそれぞれ適切に選択するという内容で、前後の文脈から決めにくいものもあり、埋められるものから先に解いて選択肢を絞りこむ工夫が必要でした。また、制限字数50字以内の記述が2問出されましたが、どちらも傍線部中の内容を自分の言葉に置き換える力が問われるものでした。

2 井上靖『雪の面』

母親とその家族とのやりとりを描いた小説文からの出題でした。2018年の小説文に比べて表現が平易で読みやすく、文章量も少なめで、時間的制約に苦しんだ受験生は少なかったと思われます。登場人物の立場から見た親族の呼称を答える問題は、文中から的確に根拠を見つけなければならない難問でした。解説文の穴埋め問題では、文中のどの場面の内容を指しているかを正確にとらえたうえで選択肢を吟味する必要がありました。記述は制限字数10字以内が2問、35字以内、50字以内、80字以内が1問ずつの計5問出されました。問9と問11の記述は、設問意図をふまえて文章内容を把握したうえで、対比構造を解答に反映させる必要がありました。

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