渋谷教育学園幕張高校 2019年出題傾向リサーチ

英語

渋谷教育学園幕張高等学校 2019出題傾向リサーチ 傾向分析 英語

1 正誤問題:小問数5

例年通り、語法・文法上の誤りのある箇所を指摘し、正しく書き直す問題でした。英文全体を見ながら、文法知識を正確に使いこなす力が求められていました。

2 並べかえ英作文(約300 語):小問数5

例年通り、長文中の空欄にあてはまる英文を、語句を並べかえて完成させる問題でした。どの設問も接続詞を中心に文法事項を正しく駆使する力とともに、文脈に即した英文を完成させる力も求められていて、例年に比べてやや難化したと言えます。

3 和文英訳:小問数4

出題傾向が変わり、与えられた日本文の中の下線部を英訳する問題でした。基本的な文法知識を用いて正確な英文を書く力が求められました。

4 説明文の読解(約600 語):小問数11

史実として伝えられていることの中には、真実だけでなく、もっともらしい作り話が起源となっているものもあるという趣旨の説明文です。文章の流れ、論理展開を正しく理解する力が必要でした。

5 エッセイの読解(約550 語):小問数8

日照り続きの中、筆者の周りに起こった出来事から、自然の不思議、奇跡の感動を伝える文章です。問1、問2の日本語による内容記述では、要点をおさえつつ簡潔に解答をまとめる必要がありました。

LISTENING COMPREHENSION 小問数8

Part1は対話文を聞き、最後の台詞を選択肢から選ぶ問題でした。Part2はまとまりのある文章を聞き、問題用紙に書かれている質問文の答えを選択肢から選ぶ問題でした。2019 年はPart1の放送回数が1回になりました。

数学

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1 小問集合

(1) 文字式の計算、(2) 連立方程式、(3) 平方根の小数部分、(4) 円と相似の4問構成でした。頻出分野ですが、煩雑な計算を要するものが多く、戸惑った受験生も少なくなかったと思われます。

2 二次関数

平行四辺形の面積分割に関する出題でした。図がないので与えられた条件から適切な図を描けたかどうかで、(1) から差がついたと思われます。平行四辺形の性質に関する知識の差が得点差につながったことでしょう。

3 場合の数

1から9まで書かれた正方形内の9つのマスについて、与えられたルールに基づいた場合の数を求める問題でした。題意をきちんと読み取ることができれば、正解にたどり着くことができますが、自信を持って完答できた受験生は少なかったと思われます。問題の本質を見抜き、漏れなく数え上げる(計算する)ことが重要でした。

4

三角形の内接円に関する問題でした。(1)(2) ともに渋谷幕張高の受験生であれば、一度は解いたことがある問題であったと思われます。落ち着いて確実に正解したいところです。

5 空間図形

六角錐の容器に水を入れて傾ける問題でした。(1)は確実に正解したい問題です。(2) は方針を立てることは容易ですが、図が不正確であったため、答えに自信が持てなかった受験生も多かったと思われます。

国語

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1 清水哲郎の文章

なぜ人は死後の世界があることを前提に語るのかという問題提起から、共同性の構築について論じた文章でした。具体例を織り交ぜて論じられているため、受験生にとって読みやすい文章だったと言えますが、問題を解くうえで、あわてずに精読することが必要でした。漢字の書き取りや知識問題には難しいものもありましたが、合格のためには全問正解を目指したいところです。記号選択は選択肢自体が長く、また消去法を使っても残り2つで迷うものが出されていました。文章と対照して正解を見定める必要がありました。

2 堀江敏幸『スタンス・ドット』

店じまい当日のボウリング場における人間模様を描写した小説文から出題されました。視点人物は老境にさしかかった男性で、受験生とは年齢も離れていますが、会話も多く読みやすい文章でした。記号選択問題は文章全体の内容を把握したうえで選択肢を吟味しなければならず、文章を読み誤らないよう注意が必要でした。また、記述問題は書くべき言葉が文中に明示されていないため、ヒントとなる箇所をしっかり見定めなければいけませんでした。

3 『沙石集』

鎌倉時代の説話集からの文章でした。文章が長いわけではありませんが、動作主を特定することが難しく、また挿入されている和歌も意味が取りにくいため、かなりの難問と言えます。設問の選択肢をヒントとして再読しつつ解くことが正答につながりました。また、脚注が数多くつけられていて、その説明に文章の要点となる事柄が書かれていました。古文は、文章を読み始める前に必ず注釈を読む、という基本を守ることが大切です。

理科

渋谷教育学園幕張高等学校 2019出題傾向リサーチ 傾向分析 理科

1 微生物(生物)

生物が生きるためのエネルギーの取り出し方をテーマにした問題です。記述問題が中心で、与えられた文章を読み解き記述する力が試されました。解答に必要な知識は基礎レベルの内容でしたが、多くの受験生が知らないと思われることも文章に書かれていたため、高度な分析力も必要でした。ただし、合格者の多くはほとんど取りこぼすことなく正答したと考えられます。

2 イオン(化学)

前半はイオンの知識問題、後半はイオンを題材にした考察問題です。前半は発展的な知識も一部含まれましたが、失点は最小限に抑えたい内容です。後半は見慣れない単位や考え方が示されていて、高度な思考力が問われました。後半に時間を取られすぎないよう時間配分にも注意を必要とする大問でした。

3 天体(地学)

前半は食現象についての基本問題、後半は太陽系外惑星に関する考察問題です。前半は基礎レベルの内容でしたが、受験生の多くが習熟度に不安を抱える単元から出題されていて、得点差がついたと考えられます。一方、後半は問題文が長く、見慣れないグラフが取り上げられましたが、過去の入試問題で傾向を掴んでいればさほど驚くことなく対応できたと思われます。

4 力(物理)

力の考え方と矢印の表し方からの出題でした。内容は極めて基礎的なものでした。取りこぼしは避けたいところです。

社会

渋谷教育学園幕張高等学校 2019出題傾向リサーチ 傾向分析 社会

1 歴史総合

古代から現代に至る世界と日本の交通や貿易に関する2つの文章を題材とした歴史の総合問題でした。語句記述問題は、例年に比べると難度が低く、確実に得点することが求められました。また、正誤問題や資料の読み取りについても基本的な年号や同時期の社会の様子を理解していれば正解できるもので、いかに日頃から着実な学習をしているかが試された大問と言えます。ヨーロッパ各国が求めたアジアの産品の変化に関する小問はやや難度が高く、正しい年代の把握とどれだけ過去の入試問題に取り組んでいたかが問われました。

2 公民総合

国際問題とその取り組みに関する文章を題材とした公民の総合問題でした。渋谷幕張高で特徴的な2つの選択肢の正誤を正確に判定しなければならない問題が2019 年も大半を占めました。論点は基本的なものでしたが、出題範囲が多岐にわたるため、あらゆる分野の知識を地道に整理できていたかどうかが、正答へのポイントでした。貿易に関する記述問題では、表面的に語句を暗記するだけでなく、その内容を自分の言葉で丁寧に説明する力が試されました。

3 地理総合

広島市に関するさまざまな地形図や関係資料を題材とした地理の総合問題でした。2018 年に続いて2019 年も自然災害に関する理科的な視点を要する問題が出されています。多くの問題で、問題文を慎重に吟味しつつ、地形図や写真といった複数の資料を同時に分析することが求められました。知識・観察力・分析力・思考力・記述力などが総合的に求められる難度の高い大問でした。時間配分に注意しながら、優先順位をつけて取り組むことも必要でした。

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