「そっと見守る受験」S.Mさん(都立日比谷高校 進学)保護者様より

S.Mさん(都立日比谷高校 進学)保護者様より
娘が将来の夢に一歩近づけたのは、娘のたゆまぬ努力と、娘を熟知したSAPIXの先生方の支え、綿密に計算されたSAPIXの学習カリキュラムがあったからだと思います。

2月のはじめ、リビングで勉強する娘をそっと見守るように、少し季節外れのシャコバサボテンが一つの小さなつぼみを付けました。それはとてもか弱く、今にもポロッと開花することなく落ちてしまいそうでした。私はそのつぼみを毎日眺め、無事に見事な花を咲かせてほしいと娘の姿を重ねていました。

兄の背中を追うように娘がSAPIXに入塾したのは、小学6年生の6月、初夏の風が薫り始めた頃でした。私はまずSAPIXの先生に、娘の性格を伝えました。第一に、親の干渉を嫌い、自分で勉強のやり方を考え、管理するのが好きであるということ。第二に、引っ込み思案でおとなしく、自分から質問したり発言したりするのが苦手であるということ。そして第三に、とにかく負けず嫌いであること。この三点を伝え、私は娘とSAPIXの先生にすべてを任せました。

月日は流れ、気がつけば中学3年生の春になっていました。さすがの私も少し心配になり、志望校の話を娘に持ちかけました。すると娘は淡々と自分の将来の夢を語りだし、それを実現するために行きたい高校をいくつか挙げました。SAPIXの先生にも相談し、現状で何が足りないのかアドバイスをいただいて、志望校についてはあっけなく決まりました。

受験勉強も本番までスムーズに進むかと思いましたが、現実はそんなに甘いものではなく、お正月が明けた頃、娘に異変が起きたのでした。涙もろくなり、表情はいつも不安に満ちていました。無理もないことでした。周りを見渡せばもう進学先が決まった人ばかり、自分だけ取り残された気分になったのでしょう。不安ばかりが渦を巻いていたように思われます。そんな時私は、娘の性格をとことん理解してくださっていたSAPIXの先生に相談し、娘に直接、的確なアドバイスをしていただきました。本人も不安をかき消すためにテキストをとにかく見直し、結局受験当日の高校に向かう電車の中まで、教材とにらめっこをしていました。

今思えば私のしたことは、先生へのしつこいくらいの電話での相談、体調管理、そして送迎くらいです。娘が将来の夢に一歩近づけたのは、娘のたゆまぬ努力と、娘を熟知したSAPIXの先生方の支え、綿密に計算されたSAPIXの学習カリキュラムがあったからだと思います。私とともに娘を見守ったシャコバサボテンも立派な花を咲かせ、役目を終えました。先生方、本当にありがとうございました。

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