典型問題が増加し、解きやすくなった。
2018年

2019年

1 小問集合(物理、化学、生物、地学)
例年と同じく、物理、化学、生物、地学の4分野について基本事項を確認する問題でした。すべて正解したい大問です。
2 小問集合(物理、化学、生物、地学)
例年通り、レポートの文章を読んで内容に関連する問いに答える形式で、2019年のテーマは防災でした。2018年に続き、レポートの内容がよく理解できなくても正解できる問題が多く、対処しやすくなっていました。
3 地震(地学)
地震の観測記録を用いて計算する問題と、地震が発生する仕組みについて答える問題でした。問3(2)は、例年とは異なり、文中の空欄を補充する形式で、2019年の入試問題の中では唯一の文章記述でした。
4 遺伝(生物)
問1は植物に関する基礎知識を確認する問題、問2、問3は遺伝に関する典型的な問題でした。問3は、2017年から生物分野の大問で出されている、仮説を検証する実験に関する問題でした。公立高校の入試でよく見られる定番の題材だったため、受検生にとって対処しやすい内容だったと言えます。
5 化学変化(化学)
銅に関連する実験についての知識と計算の問題でした。問4の計算は、式を立てるのに苦労した受検生もいたと思われます。
6 運動とエネルギー(物理)
実験の一つは、題材が見慣れないもので条件もやや複雑でしたが、問われている内容は公立高校の入試では頻出のものでした。実験の手順や結果から、必要な情報を抽出する力が求められました。
出題分析表
平均点 | 物理分野 | 化学分野 | 生物分野 | 地学分野 | |
---|---|---|---|---|---|
2019年 | ― | 電流、光、運動とエネルギー | イオン、物質の特徴、化学変化 | 植物、生態系、人体、遺伝 | 天体、岩石、天気、地震 |
2018年 | 61.5 | 光、運動とエネルギー、電流 | 物質の特徴、化学変化、イオン | 生殖、人体、生態系、植物 | 天体、天気、地質 |
2017年 | 55.9 | 電流、光、運動とエネルギー | イオン、状態変化、物質の特徴、 化学変化 |
遺伝、動物、人体 | 火山、天体、地質、天気 |
2016年 | 50.6 | 光、音、力、電流 | 物質の特徴、イオン | 人体、食物連鎖、遺伝 | 地質、地震、天気、天体 |
2015年 | 59.4 | 力、音、電流、運動 | 状態変化、イオン、化学変化 | 植物、動物、人体 | 地質、岩石、天気、天体 |