各校のこだわりがより顕著に。日比谷は英作文に変化あり。西の長文は総単語数3000超え。
- チャートの見方
- ①思考力
- ②スピード
- ③知識
- ④記述力
都立日比谷高

都立西高

都立国立高

都立八王子東高

都立戸山高

都立青山高

都立立川高

共通問題

総評
共通問題は、形式・内容ともに2018年から大きな変更はありませんでした。リスニング問題は3年連続で同じ形式でした。日比谷は2018年と比べて長文の総単語数が減りました。また、英作文の出題に変化があり、より実用的な記述力が試されました。西は総単語数3000を超え、内容をすばやく理解して解答する力が求められたので、苦戦した受検生も多かったと思われます。国立は2018年に引き続き、難度の高い理科系の内容を含む対話文が出題されました。八王子東は、英単語の意味を説明する英作文が出題されました。その語が用いられる状況を、具体例を交えて説明する必要があり、複数の条件を満たしながら英文を記述する力が試されました。戸山は英作文で写真を用いた特徴的な出題がありました。青山は長文の総単語数が増え、難度がやや上がりました。立川は2018年と同じ形式で、難度もほぼ変化はありませんでした。全体として、英作文の出題形式や長文の内容、大問数などで、各校の特徴がより顕著になったと言えます。
出題分析表
高校名 | 大問構成 | 英作文 | 長文総語数 |
---|---|---|---|
日比谷 | 1 リスニング、2 対話文読解、3 説明文読解、4 自由英作文 | 15語以上 30語以上 50語以上 |
約2070語 |
西 | 1 リスニング、2 対話文読解、3 説明文読解、4 物語文読解 | 40語~50語程度 | 約3070語 |
国立 | 1 リスニング、2 対話文読解、3 物語文読解 | 30語~40語程度 | 約2175語 |
八王子東 | 1 リスニング、2 対話文読解、3 エッセイ読解 | 40語~50語程度 | 約2710語 |
戸山 | 1 リスニング、2 対話文読解、3 説明文読解 | 40語~50語程度 | 約2490語 |
青山 | 1 リスニング、2 対話文読解、3 説明文読解 | 40語~50語 | 約2610語 |
立川 | 1 リスニング、2 対話文読解、3 物語文読解 | 40語~50語程度 | 約2605語 |
共通 | 1 リスニング、2 読解総合、3 対話文読解、4 物語文読解 | 3文 | 約1775語 |
- リスニングはすべての都立高校で共通です(都立国際高校は除く)